二十歳の誕生日

　今日は姉ちゃんの二十歳の誕生日。
元気なら家族で誕生日を祝ったかな？
それとも友達に誘われて何処かで祝ってもらったかな？
どちらにしても姉ちゃんにとって楽しい一日だったと思います。

姉ちゃんが二十歳って事は、私も親になって２０年。
あっと言う間に月日が経ちました。
結婚してなかなか子宝に恵まれず、やっと授かった子どもです。
それも私にそっくりな娘でした。

親なら子どもの将来を考えますよね。
私も自分なりに考えて、幼稚園はピアノを習わせ
小学校低学年は、それに加えて公文に習字で４年生からは塾と習字。
時々、文句を言ってましたが頑張り屋さんでした。
中学、高校は塾だけでしたが大学進学目指して、よくやってました。

そんな姿を見て、親として自慢の娘でしたし
姉ちゃんの希望が一つでも叶うように私も頑張っていました。
大学に入ったら、車の免許を取らせて横に乗ってみたいし
作った料理も食べたいし、たまには二人でお酒を飲んでみたい。
私にもいろいろな夢がありました。

その夢が一つも実現出来ないのは悲しいですね。
でも、一番悲しい思いをしてるのは姉ちゃんです。
「苦労は必ず報われる」
この言葉だけは、私には嘘に聞こえます。

すいません。何だか話が段々暗くなっていきますね。
こんな事では姉ちゃんにケリを入れられそうです。
姉ちゃんへの一番のプレゼントは、私が笑顔でいる事かな？
梅雨で空が泣いてる分、明るく元気な私でいます。


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