秋葉山本宮秋葉神社/上社(静岡県浜松市)を掲載しました。
秋葉山本宮秋葉神社(あきはさんほんぐうあきはじんじゃ)
<通称>秋葉山(あきはさん)
【鎮座地】〒437-0626 静岡県浜松市天竜区春野町領家841 旧遠江国 周智郡
【御祭神】火之迦具土大神(ひのかぐつちのおおかみ)
【例祭】
【旧社格等】県社(現別表神社)
【御由緒】
秋葉山本宮秋葉神社縁起
秋葉山は、赤石山脈の遠州平野に突出した最南端で、天竜川の上流に位置し、標高八六六米の山頂には千古の老杉がうっ蒼と繁っています。
この山は上古より神様の鎮ります御神体山として崇敬され、初めて社殿が建ったのは和銅二年(西暦七〇九年)元明天皇の御製によるものと伝えられます。
「あなたふと秋葉の 山にましましませる この日の本の 火防ぎの神」
御祭神は
火之迦具土大神(ひのかぐつちのおおかみ)と申し上げ、火を司り給う神様であります。
御神徳は
広大無辺で、火の幸を恵み給い、悪火を鎮め、もろもろの災いを祓い給うて、貞観十六年(西暦八七四年)には神階(神の位)を賜った記録が史書に出ていますが、のち更に「秋葉の神の御神徳は海内に広く行きわたっている、愈々御神威を発揚なさるように正一位を奉れ」と宣旨を朝廷から賜って正一位秋葉神社と申し上げ、火防の神の本宮として全国津々浦々から信仰されてまいりました。
御社号は、
中世両部神道の影響を受けて秋葉大権現と申し上げたが、明治五年神仏分離が行われ、教部省の達しで権現の号を改めて秋葉神社と申すようになりましたが、全国の秋葉神社の総本宮であるところから昭和二十七年秋葉山本宮秋葉神社と改称しました。
大祭日は
十二月十五日、十六日の両日で火災消除の特別大祈祷が終日厳修され、特に十六日の夜半には世に名高い火祭り(防火祭)が斎行され、当社古伝の弓、剣、火の三舞の神事が古式豊かに神秘壮厳のうちに執り行われます。
(社頭案内板より)
静岡県浜松市天竜区にあります。赤石山脈の遠州平野に突出した最南端で天竜川の上流に位置する、標高866mの秋葉山の山頂に鎮座しています。
大鳥居
国道152号線から天竜川に架かる雲名橋を渡り、県道285号線を抜けて天竜スーパー林道を数km上ると広い駐車場です。大鳥居と青銅の狛犬は共に御大典記念平成2年10月吉日の奉献です。
鳥居をくぐると綺麗に整備された階段が続きます。参道の脇には杉などの巨木が繁茂し、カタクリ、シュンランなど山野草やメジロ、ホオジロなど野鳥も観察できるようで案内板があります。
参道から神門
両脇に常夜灯の並ぶ参道を上るとはるか上に神門が見えてきます。
神門参道途中に荘厳な真新しい神門です。
平成17年10月30日竣工、扁額には「正一位秋葉神社 九條家三十五代 道弘書」とあります。氏は平成3年平安神宮宮司に就任されています。
秋葉杉樹齢650年、神門左前にあります
秋葉杉
遠江(とおつおうみ)を見霽(はる)かす秋葉山(海抜八六六メートル)は、千古の杉・桧がうっ蒼と生い寵リ、上古より俗塵
を離れ、神の鎮ります霊山と崇められてきました。
この神域の大杉は、天然林を始め、古くは文明年間(一四六九~一四八七年)より植林により育てられたものであり、秋葉杉と呼ばれています。
(参道案内板より)
神門から参道神門を入っても階段はまだまだ続きます。
参道から社殿
階段を上りきった所、左に社務所、右に荘厳な手水舎、正面に階段が続き社殿のある山頂の境内です。
幸福の鳥居平成5年12月吉日、皇太子殿下御成婚記念の建立。
扁額には「正一位秋葉神社 従一位勲一等源朝臣建通八十翁謹書」とあります。金色に輝く鳥居で「幸福の鳥居」と呼ばれています。正面に授与所があります。
幸福の鳥居
昔秋葉山に正一位の勅額を掲げた金銅の鳥居が建っていた。
秋葉大神は火難を始め諸厄諸病の難を免れて幸福を恵む厄除開運の神徳がある。神徳は神意に沿った行為に依って授かると信ぜられた。幸福を象徴する黄金で達った鳥居を奉納して神にあやかり人々に幸福が与えられるよう冀ったのである。
混迷の世に、人々の幸福を望み、昔に傚い黄金の幸福の鳥居を建てたのである。
(案内板より)
階段から拝殿社殿のある境内へはさらに階段を上ります。
階段下には一対の狛犬と灯篭あり、左右に境内社が並んでいます。
拝殿
秋葉山の南東麓の下社と山頂の当社(上社)をあわせて「秋葉山本宮秋葉神社」と呼ばれ、東京秋葉原の地名にもなった全国の秋葉神社の総本宮です。
創始年代は不詳ですが、和銅2年(709)社殿を創建と伝えられています。「三代実録」貞観16年(874)5月従五位下に昇叙された遠江国岐気火神は当社を指すと考えられています。
社殿全景
現在の御社殿は昭和59年5月地鎮祭を行い、昭和61年10月に遷座祭が行われています。建坪130坪、総桧の入母屋流れ造りです。
御祭神は古事記の伊邪那岐・伊邪那美二神の神生みの最後の場面に登場する火の神・火之迦具土大神、自身の誕生が母伊邪那美が死の原因となり、父伊邪那岐に切り殺されてしまいます。
神楽殿幸福の鳥居をくぐって右奥にあります。
先頃、ゴン中山の戦力外通告で話題となったジュビロ磐田の巨大な絵馬が掲げてあります。
境内末社社殿への階段右に並んであります。
平成祭データには天神社、水神社、山姥社、安座石社、小国社、風神社、白山社、山神社等が記載されています。
階段左には内宮社、外宮社、祓戸社の3社が並んであります。
幸福の鳥居から階段
眼下に見事な景観が広がる綺麗な石段は平成3年竣工しました。
参道から神門
当地では文明年間(1469~1487)より育林事業が行われており、神門はこの秋葉杉を用いて造営されました。
参道からの景観
社殿のある山頂からは浜名湖、太平洋から天竜川まで見渡せ、素晴らしい景色が楽しめます。写真は参道の木立の間から天竜川の秋葉ダム?です。
秋葉山本宮秋葉神社(あきはさんほんぐうあきはじんじゃ)
<通称>秋葉山(あきはさん)
【鎮座地】〒437-0626 静岡県浜松市天竜区春野町領家841 旧遠江国 周智郡
【御祭神】火之迦具土大神(ひのかぐつちのおおかみ)
【例祭】
【旧社格等】県社(現別表神社)
【御由緒】
秋葉山本宮秋葉神社縁起
秋葉山は、赤石山脈の遠州平野に突出した最南端で、天竜川の上流に位置し、標高八六六米の山頂には千古の老杉がうっ蒼と繁っています。
この山は上古より神様の鎮ります御神体山として崇敬され、初めて社殿が建ったのは和銅二年(西暦七〇九年)元明天皇の御製によるものと伝えられます。
「あなたふと秋葉の 山にましましませる この日の本の 火防ぎの神」
御祭神は
火之迦具土大神(ひのかぐつちのおおかみ)と申し上げ、火を司り給う神様であります。
御神徳は
広大無辺で、火の幸を恵み給い、悪火を鎮め、もろもろの災いを祓い給うて、貞観十六年(西暦八七四年)には神階(神の位)を賜った記録が史書に出ていますが、のち更に「秋葉の神の御神徳は海内に広く行きわたっている、愈々御神威を発揚なさるように正一位を奉れ」と宣旨を朝廷から賜って正一位秋葉神社と申し上げ、火防の神の本宮として全国津々浦々から信仰されてまいりました。
御社号は、
中世両部神道の影響を受けて秋葉大権現と申し上げたが、明治五年神仏分離が行われ、教部省の達しで権現の号を改めて秋葉神社と申すようになりましたが、全国の秋葉神社の総本宮であるところから昭和二十七年秋葉山本宮秋葉神社と改称しました。
大祭日は
十二月十五日、十六日の両日で火災消除の特別大祈祷が終日厳修され、特に十六日の夜半には世に名高い火祭り(防火祭)が斎行され、当社古伝の弓、剣、火の三舞の神事が古式豊かに神秘壮厳のうちに執り行われます。
(社頭案内板より)
静岡県浜松市天竜区にあります。赤石山脈の遠州平野に突出した最南端で天竜川の上流に位置する、標高866mの秋葉山の山頂に鎮座しています。
大鳥居
国道152号線から天竜川に架かる雲名橋を渡り、県道285号線を抜けて天竜スーパー林道を数km上ると広い駐車場です。大鳥居と青銅の狛犬は共に御大典記念平成2年10月吉日の奉献です。
鳥居をくぐると綺麗に整備された階段が続きます。参道の脇には杉などの巨木が繁茂し、カタクリ、シュンランなど山野草やメジロ、ホオジロなど野鳥も観察できるようで案内板があります。
参道から神門
両脇に常夜灯の並ぶ参道を上るとはるか上に神門が見えてきます。
神門参道途中に荘厳な真新しい神門です。
平成17年10月30日竣工、扁額には「正一位秋葉神社 九條家三十五代 道弘書」とあります。氏は平成3年平安神宮宮司に就任されています。
秋葉杉樹齢650年、神門左前にあります
秋葉杉
遠江(とおつおうみ)を見霽(はる)かす秋葉山(海抜八六六メートル)は、千古の杉・桧がうっ蒼と生い寵リ、上古より俗塵
を離れ、神の鎮ります霊山と崇められてきました。
この神域の大杉は、天然林を始め、古くは文明年間(一四六九~一四八七年)より植林により育てられたものであり、秋葉杉と呼ばれています。
(参道案内板より)
神門から参道神門を入っても階段はまだまだ続きます。
参道から社殿
階段を上りきった所、左に社務所、右に荘厳な手水舎、正面に階段が続き社殿のある山頂の境内です。
幸福の鳥居平成5年12月吉日、皇太子殿下御成婚記念の建立。
扁額には「正一位秋葉神社 従一位勲一等源朝臣建通八十翁謹書」とあります。金色に輝く鳥居で「幸福の鳥居」と呼ばれています。正面に授与所があります。
幸福の鳥居
昔秋葉山に正一位の勅額を掲げた金銅の鳥居が建っていた。
秋葉大神は火難を始め諸厄諸病の難を免れて幸福を恵む厄除開運の神徳がある。神徳は神意に沿った行為に依って授かると信ぜられた。幸福を象徴する黄金で達った鳥居を奉納して神にあやかり人々に幸福が与えられるよう冀ったのである。
混迷の世に、人々の幸福を望み、昔に傚い黄金の幸福の鳥居を建てたのである。
(案内板より)
階段から拝殿社殿のある境内へはさらに階段を上ります。
階段下には一対の狛犬と灯篭あり、左右に境内社が並んでいます。
拝殿
秋葉山の南東麓の下社と山頂の当社(上社)をあわせて「秋葉山本宮秋葉神社」と呼ばれ、東京秋葉原の地名にもなった全国の秋葉神社の総本宮です。
創始年代は不詳ですが、和銅2年(709)社殿を創建と伝えられています。「三代実録」貞観16年(874)5月従五位下に昇叙された遠江国岐気火神は当社を指すと考えられています。
社殿全景
現在の御社殿は昭和59年5月地鎮祭を行い、昭和61年10月に遷座祭が行われています。建坪130坪、総桧の入母屋流れ造りです。
御祭神は古事記の伊邪那岐・伊邪那美二神の神生みの最後の場面に登場する火の神・火之迦具土大神、自身の誕生が母伊邪那美が死の原因となり、父伊邪那岐に切り殺されてしまいます。
神楽殿幸福の鳥居をくぐって右奥にあります。
先頃、ゴン中山の戦力外通告で話題となったジュビロ磐田の巨大な絵馬が掲げてあります。
境内末社社殿への階段右に並んであります。
平成祭データには天神社、水神社、山姥社、安座石社、小国社、風神社、白山社、山神社等が記載されています。
階段左には内宮社、外宮社、祓戸社の3社が並んであります。
幸福の鳥居から階段
眼下に見事な景観が広がる綺麗な石段は平成3年竣工しました。
参道から神門
当地では文明年間(1469~1487)より育林事業が行われており、神門はこの秋葉杉を用いて造営されました。
参道からの景観
社殿のある山頂からは浜名湖、太平洋から天竜川まで見渡せ、素晴らしい景色が楽しめます。写真は参道の木立の間から天竜川の秋葉ダム?です。
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