九州神社紀行-ブログ

北九州近郊を中心に神社および周辺風景の撮影日記です。

大麻比古神社(徳島県鳴門市)

2008-10-08 08:24:43 | 神社参拝ー四国
 大麻比古神社(徳島県鳴門市)を掲載しました。

 大麻比古神社(おおあさひこじんじゃ)
<通称>大麻はん(おおあさはん)
【鎮座地】〒779-0230 徳島県鳴門市大麻町板東字広塚13 旧阿波国 板野郡
【御祭神】大麻比古神 (配祀)猿田彦神
【例祭】 11月1日 例祭
【旧社格等】国幣中社(現別表神社)
      阿波国一の宮
      式内社 阿波國板野郡 大麻比古神社 名神大
【御由緒】
阿波一宮 大麻比古(おおあさひこ)神社御由緒
御祭神 大麻比古大神(おおあさひこ)・猿田彦大神(さるたひこ)
由 緒
 神武天皇の御代、天太玉命(あめのふとたまのみこと)の御孫天富命(あめのとみのみこと)勅命を奉じて洽く肥沃の地を求め、阿波国に到りまして、麻楮の種を播殖し、麻布木綿を製して殖産興業の基を開き、国利民福を進め給い、その守護神として太祖天太玉命を此の地に斎き祀る。大麻比古神社は、太祖天太玉命と猿田彦大神の御神徳を称えて奉った御社名と伝えられる。
 猿田彦大神は、昔大麻(おおあさ)山の峯に鎮まり坐しが後世に至り、本社に合せ祀ると伝えられる。
 延喜の制名神大社に列し、阿波国一宮と称え、阿波、淡路両国の総産土神として崇め奉る。清和天皇貞観元年従五位上を授け奉り、順次進階して中御門天皇享保四年正一位に進み給う。斯く朝廷の崇敬厚く、又代々の国司領主の尊崇深く、神田山林を寄進、藩費を以って社殿の造営を行い、年々祭費を奉らる。
 明治六年国幣中社に列す。明治十三年国費をもって本殿以下の造営が行われた。現在の祝詞殿、内拝殿、外拝殿は昭和四十五年氏子崇敬者の寄進によって造営された。
 大麻比古神社は、古来方除、厄除、交通安全の神として霊験を授け給い県内外の氏子崇敬者から「大麻(おおあさ)さま」「大麻(おおあさ)さん」「大麻(おおあさ)はん」と親しみをこめた御名で崇められ、厚い信仰が寄せられている。

祭礼及び特殊神事
例祭   
 十一月一日 氏子崇敬者の奉仕によって神輿の渡御及び獅子舞の奉納などの神賑がある。
奥宮例祭
 旧七月十八日 麻山頂に鎮座する奥宮峯神社の例祭が行われ、氏子崇敬者の奉仕によって神幸祭が行われる。旧七月十七日宵宮から十八日早暁にかけて三回氏子崇敬者の安全を祈念する大祈祷祭が行われる。
神迎祭  
 旧正月元旦、二日、三日、本殿に於て旧正月の神事が行われる。
湯立神楽
 旧三月十二日社務所前庭に湯竈を築き、忌火によって湯を立て、湯花を本殿に奉り、無病息災と五穀豊穣を祈念する。
神火大祭
 二月節分当日 氏子崇敬者が願旨を記して奉納した祈祷木を神火によって焚き上げ、除災招福を祈願する。
 (社頭由緒掲示板より)

徳島県鳴門市にあります。高松自動車道「板野IC」から東に4km、大麻山の南麓に位置する大麻町板東の坂東谷川沿いに鎮座しています。

 境内入口の鳥居
坂東谷川に架かる祓川橋を渡ると、境内は鬱蒼とした樹木に覆われ、駐車場から階段を上がり社殿への参道と続きます。
 大鳥居を撮影するのをすっかり忘れていました。こころは次の淡路島に移っていたようです。

 御神木の大楠 
階段を上がると広場の中央に聳えていて、樹齢千年といわれ、根元の太さに圧倒されます。目通り8.3m、樹高22mあります。

 拝殿 
 参道の注連柱をすぎると左に授与所、右には神庫、正面に荘厳な社殿です。
拝殿は、昭和45年氏子崇敬者の寄進によって造営されました。

 本殿 
創始は神武天皇の御代、阿波国に麻楮の種を播殖し開拓した天太玉命の御孫天富命が、守護神として天太玉命を祀ったことによると伝えられています。
 明治6年国弊中社に列し、明治13年国費を以て本殿以下の造営されました。

 境内社、豊受社
 本殿裏右にあります、伊勢神宮外宮の御祭神「豊受大神」です。境内入ってすぐの左奥には天照皇大神を祀る西宮社があります。
 本殿裏にはこのほか、山神社(大山祇神)、中宮社があります。

 奥宮峯神社遥拝所
大麻山山頂に鎮座の奥宮の遥拝所です。めがね橋の傍にあります、すがすがしい空気の中、神官が朝の神事を行われていました。

   ドイツ橋
 第一次世界大戦当時、捕虜となったドイツ兵がすぐれた土木技術を活かして造った橋で、日独両国民を友情の架け橋としての役割を果たしています。

 心願の鏡池とめがね橋
大正6~9年に当地で過ごしたドイツ兵捕虜が故国を偲び、池を掘りこのミニチュアのめがね橋を架けた。平成4年整備し「心願の鏡池」と名付けました。

  境内裏山
 境内裏山には「四国のみち」と名付けられた遊歩道が整備されています。大麻山頂の奥宮への参道入口もあります。
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