家族が脳腫瘍になったら読むブログ!

約8年前夫が突然悪性脳腫瘍に倒れ、それからずっと脳腫瘍患者の妻をやっています。家族のためのブログです。

この先…

2013-08-29 08:18:30 | 日記
なかなか更新できなくてごめんなさい。

仕事が忙しくて、帰ったらバタンキューな日々を過ごしています〓


近況報告です。

先週夫のリハビリを担当している心理療法士さんと面談をしてきました。

今行っているリハビリは機能回復と言うよりも、高次脳機能障害の程度を判定するため、いわばテストのようなものです。

夫は自分の「できない」を認められないらしく、問題や、テストをするにあたっての条件に文句をつけ、なかなかやらないそうです…

例えば、
「時間をはかるのはおかしい。」
とか、
「この設問は質問の仕方がおかしい。」
とか…

「わからない。」
「できない。」
とは決して言わず、そういう場合、自分以外の何かを攻撃することで、その問題をやらないようにする。
という傾向があるそうです。


作業のレベルはかなり低く、3つ以上条件がつくとできません。


最初、作業を中心とした活動センターへの参加を希望していましたが、
「細かい作業が苦手な上に、できなかった場合、周りの人や物のせいにして、攻撃する可能性がありそうで…
トラブルになりそうだから作業所は難しいのではないか…」
ということでした。

まずは区でやっているリハビリ教室から、そして中途障害者地域活動センターに通うのがよいのではないか…
ということでした。


「就労は無理です。」

とも言われました。


彼の
「自分のせいじゃない。周りが悪い。」
という攻撃性は、
「自閉症スペクトラム障害」
という、生まれつきの障害かもしれない…
とも言われました。

自閉症スペクトラム障害の特徴は、
「臨機応変な対人関係が苦手で、自分の関心、やり方、ペースの維持を最優先させたいという本能的志向が強いこと。」
だそうです。


私がずーっと感じてきた苦しさはこの特徴によるものが大きいみたいです。

つまり…
彼は、自分以外に興味を持てない。
私の努力も気づかいも苦労も、感じることができない。
自分の苦労ではないから…

よって感謝することも、苦労をかけてすまないな。
という気持ちを持つこともない。


私は本当に無償の奉仕をするしかない。

ということらしいです。


彼の性格の悪さ故と思っていたことを、それも障害と言われ、若干の衝撃を受けましたが、ダメージはそれほどでもありません。

今後のこと、どうするか、考えなくちゃ…