家族が脳腫瘍になったら読むブログ!

約8年前夫が突然悪性脳腫瘍に倒れ、それからずっと脳腫瘍患者の妻をやっています。家族のためのブログです。

心屋先生の言葉

2013-07-31 22:53:38 | 日記
毒親を責めて問題が解決するのであればずっと責めていればいいさ


子供を愛せない親がいる。
・そんなはずはない
・そんな親がいるはずがない
・だから、それができない親はおかしい
と、言われます。
でも、そんな親もいます。
子供に嫉妬する親も
子供より男に走る親も
子供に構っていられないぐらい
仕事や苦しみに没頭する親も。
その親を責めるのは簡単です。
そんな親を切り捨てるのも簡単です。
そして、責めて切り捨てたとき
自分の人生を捨てることにもなるのです。
いい・わるい ではなく
「そういうもの」なのだと思います。
だからと言って
そんな親でも受け容れましょう
そんな親でも許しましょう
という話ではありません。
受け容れるかどうかは
その本人が決めることですが
受け容れることも難しいと思いますが
受け容れないことも
実は自分の気持ちにウソをついているのだということも
本人が一番よく知っているのだと思います。
ホントは、甘えたかった
ホントは、抱きしめて欲しかった
ホントは、遊んで欲しかった
ホントは、とても悲しかった
ホントは、大好きだった。
自分の親を、嫌いになれますか?自分のことを愛してくれない
望んでも望んでも叶わないとしたら
嫌いになって当然です。
自分の子供を、嫌いになれますか 。
自分の思い通りにならない
自分の人生を邪魔する
自分の自由を奪う存在
嫌いになれる親はいます。
嫌いになってしまう親もいます。
でも、「人道的に」言えない
でも、言っちゃいけない
そして、実は
嫌いになんてなりたくなかった。ホントは、甘えさせてあげたかった
ホントは、抱きしめてあげたかった
ホントは、遊んであげたかった
ホントは、とても悲しかった
ホントは、大好きだった。
だから、罪の意識でいっぱいで
子供が怖くて仕方なかった。
それは、自分の劣等感を突きつけてくるから
それは、愛せない自分の罪悪感を突きつけてくるから
それは、自分の大切なものを奪って行くからほんとうは、
嫌いになんてなりたくなかった。
毒親
こういう親は○○だ
そう分析して切り捨てることは
簡単です。
そして、切り捨ててきたのに
気がつけばその親と同じようにしか生きられない
自分に気づく。
「あなたにも、こんな汚いところがあるんだよ」
そんな
一番認めたくないものを
認めるために
認めたくないと言っても
その事実があるんだよと認めるために
それぞれが存在している。
「あんな親は変わらない」
「なんで自分が許さないといけないの」
と、
被害者モード全開の人は
非難するでしょう。
それは
自分が受け容れたら
他人は簡単に変わる
ということを
ただ「知らない」から
それは
自分が受け容れることは
「負け」だから、それを認めたくなくて
意地を張っているだけだから。
毒親を責めて自分の人生が幸せになるのならば
いくらでも責めるがいいさ。
でも
そうじゃないやん。
いつも誰かに怒ってるやん
いつも自分を非難するひと(受け容れてくれない人)と
闘ってるやん。
いつも
身近な人こそ
非難するやん。
実は
心の中に
ぽっかり穴があいてるやん。
それを必死に
埋めようとしてるやん。
仕事や
ご飯や
愛情を求めて。
その一番認めたくないものを
認めたとき
一番欲しかったものが
手に入るのです。
ホントは、大好きだった
そんな親のようになってもいい。
そんな親の血を受け継いでいるのだ。
その
一番認めたくないものを
認めたとき
一番欲しかったものが
手に入るのです。
その
一番認めたくないものを
認めない限り
一番欲しかったものは
永遠に手に入らないのです。人生の中での
最高の大損でしょう。
でも
それが
一番の幸せを
連れてくるのに。
誰かを責める人生ではなく
責めたい誰かを「使って」
自分を知り変えていく人生に
切り替えてみませんか。

病気のおかげで見つけたこと

2013-07-31 22:53:22 | 日記
夫の病気がきっかけで一つだけ良かったこと。

私が自分の両親に愛されていたと気づけたこと。

私の両親は、頑張っても頑張っても私を認めてくれなくて、私はずーっと愛されてないと思い込んでいました。
そんな実家から早く出たくて結婚したから…
だからこんな事になったのかな?
そんな風に思ったりもしました。

でも、最近は、やっぱり私愛されてたんだな。
そう思うことも多くなりました。

大丈夫じゃない話をすると私より深刻になってしまう母は、今でも少し厄介だけど…

私の欲しい形の愛情はあまりたくさんはもらえないけど…
方向性の違う愛情はたくさん山のようにくれて、それはちっともありがたくなかったけど…
それでもそれも愛情だったんだと気づくことができました。

私は子供たちに彼等が望む形の愛情をあげられているのか…
やっぱり違うかもしれない。
そう思うとき悲しくなります。
夫は私よりもっと子供たちの欲しかった愛情をあげられてなかったと思います。

彼が子供たちに与えたのはただ仕事をしてお金を稼いでくるという、その形の愛情オンリーでしたから…

今日夫の退職日でした。



苦しいとき本に出会う。
最近出会ったのは、性格リフォームカウンセラーの心屋仁之助先生の本。
それからblog。

読んで心がほどけました。

いろんな意味で一番心が震えたお話を次の日記でアップします。
興味のある方はぜひ読んでくださいね。

本人が困らない障害

2013-07-31 11:35:43 | 日記
夫の脳腫瘍は今のところ落ち着いています。


高次脳機能障害はやはり私たち家族にとって、とても重くて…

自分の身の回りの事はできるけど、それ以外の事はまったくできない。

1人では生きていけません。食事の用意も洗濯も掃除もできません。

お金の管理もいろいろな手続きもできません。


私が一緒に暮らしている限り本人が困ることはありません。


私じゃなくても…
誰か世話をしてくれる人がいれば、困らないのでしょう。

私じゃなくてもいいんです。
誰でもいいんです。

誤算

2013-07-24 23:19:54 | 日記
私今月からフルタイム勤務になりました。

ちぇぶは大きなスーパーの酒売場で働いています。

フルタイムに切り替わる直前、かつて無いほど体調をくずしていました。

夫の再発と退職、それに付随するもろもろの手続きに追われ、休みの日は役所や病院に行き、実質
休み無しの日々が続いたこと、心労も重なっていたと思います。

絶えず心配事があり、休もうにも眠れず、食欲も激減し、生きるために食べ物を口に押し込み、睡眠導入剤の力を借りて眠る日々が続きました。

眠って起きても疲れがとれず、アレルギーも出て咳が止まらず微熱が続き、体は浮腫んでパンパン

脚の付け根が痛んで歩くのも辛い状況でした。

フルタイム勤務に切り替わる直前になっても体調はもどらず、仕事をきちんとやっていけるのか…
非常に不安でした。

フルタイムになって、9時から5時まで(休憩1時間)の肉体労働ですから、自由な時間は今までと比べて激減し、体力はこの暑さの中で急激に奪われます。
スーパーの酒売場だからね、品出しの時ビールのケース40箱積んだ台車を引っ張って売場まで持って行き、冷蔵庫に入れるんですけど、暑いからよく売れて、品出ししても品出ししても、冷蔵庫はすぐ空になります。
エンドレスです
冷蔵庫の前で汗だくになります
ピークタイムを過ぎれば在庫の片付け
スーパーのバックヤードは屋根はあるけど外とほぼ一緒の気温です〓
そんな中入荷したビールや缶チューハイのケースを分類して在庫室に積み直す作業は、はっきり言ってキツいです。
熱中症とはいつも隣り合わせです〓
冷蔵庫の冷気とバックヤードの気温差も大敵です
こんなに疲れる仕事してたら、倒れるんじゃないかと、私も周りの人も心配してたけど、結果は違いました〓

頭と心の疲れに体の疲れが勝っちゃったみたいで、忙しくて心配したり悩んだりする暇もなくなって、ご飯の時間にはお腹がすいておいしく食べられるし、夜になったら眠くて起きてられません〓

結果私健康を取り戻しちゃいました〓〓〓

本当に疲れ果てるんだけど、よく食べてよく眠れるってすごく大事なことですね
起きていられないほどの肉体労働と食事と睡眠は溜まっていた疲れを一気に押し流してくれました。
よどんでいた体の中の流れを再開させるのに充分な刺激になったみたいです

浮腫もすっかり取れて、体も締まってきて、たるんできていたお腹もスッキリとしてきました。


いいことばかりです

私の場合は、頭や心ばかり疲れて体が疲れていない時が一番キツいみたいです

肉体労働万歳〓〓〓


悩みが尽きないときは、体を動かすのがいいんですね~

目からウロコの出来事でした