家族が脳腫瘍になったら読むブログ!

約8年前夫が突然悪性脳腫瘍に倒れ、それからずっと脳腫瘍患者の妻をやっています。家族のためのブログです。

お返事〓

2013-02-24 22:56:18 | 日記
ちゃこさん、SKさん、まめさん、モアママさん♪

コメントありがとうございます。


私の気持ちをわかってくれる人がこんなに居てくれるだけで、少し元気が出ます。

感情が壊れているのか、なにがあっても泣けなかったのに…
みなさんのあたたかい言葉に涙が出ます。

ありがとう。
とても心強いよいです。


ほんと、いい先生と会えたことだけが救いです。

この先どうなるかわからないけど、次が来るまで今は休憩と思って毎日なるべく楽しく過ごしますね。

みなさんに一緒に考えてほしいこともあります。
また聞いてくださいね。

私の気持ち

2013-02-22 23:55:07 | 日記
夫が痙攣発作を起こして入院して、もしかしたら再発かもしれないという状況で…

私は今…
恐ろしいくらい冷静で…


怖いとか、悲しいとか、不安だとか、どうしようとか、動揺とか…
そういう感情がまったくわかない。

麻痺してしまったのかな…

以前は違った…
うろたえて不安になって怖くて、どうしたら一番いいのだろうとたくさんのパターンシミュレーションをして…
疲れ果て、ボロボロになった。

だから私の心は知っているの。

そんなことしたってなんの意味もないって…

泣いたって状況は変わらない。

次に医師から何か言われるまで考えたって無駄だって…

夫が入院して、少なからずホッとしている自分が居る。

8年以上、再発の恐怖に怯え、夫のわずかな変化に気付けるように、いつも見ていた。
絶えず観察していた。
そして管理もしていた。

今はそれをしなくていい。
24時間病院で見ていてくれると思うと、私の心は夫が家に居るより楽なのだ。


8年の月日は、私にこういう厳しい状況に耐える術を与えた。

そして心の中の柔らかく温かい大切な何かを欠落させたのだ。

悲しむことができない。

人の死に対してもひどく鈍感になった気がする。

だけどそれでも、今は何事もなかったように気楽な気分で居られることをありがたいと思う。


もう一生分苦しんで怯えて…
そういう感情…
やり尽くしてしまったんだと思う。


それを冷たいという人も居るかしら…

だとしたらきっと私はひどく冷たい人間なのでしょう。

そう。それでいい。

1週間経ちました。

2013-02-22 21:12:11 | 日記
今日で入院から1週間経ちました。

状況は良くありません。

救急で運ばれたのは、地元の救急病院です。
家から車で10分ほどのところです。
これ、実はだいぶすごいことです。


主治医の居る東京女子医大病院は東京都。
我が家は神奈川県。
救急車は県境を基本的に越えません。

そして近所の救急病院の多くは、持病がグリオーマで、女子医大にかかっていると言えば、救急車でもなかなか受けてくれません。

受けてくれたとしても、痙攣止めの点滴をして、落ち着けば、
「じゃあ帰っていいですよ。あとは女子医大になるべく早く行ってください。」
と言われるだけで、とりつくしまもない感じでした。

過去に救急車から何件も病院に連絡を入れても、どこも受けてくれなくて、(ベッドの空きがないとか理由はいろいろですけどね…)
仕方なく県境を越えて女子医大まで搬送してもらったこともありました。


その時も夜間ですから主治医は不在で、救急車で1時間以上かけて女子医大に到着したときには痙攣も治まっていて、
当直の先生は、なんの処置もせず、CTだかMRIだか撮ったお金だけ払って、
「じゃあ帰ってください。ベッド空いてないので…」
と夜中の2時に放り出されたこともありました。

それなのに、今回入院した病院は、たまたま脳腫瘍の専門医がその日の当直で、
「女子医大で手術したけど遠くて通いきれない患者さんとか、僕いっぱい診てるからうまく利用してくれていいんだよ。とりあえず入院して落ち着くまでうちで診るよ。」
なんていってくれる先生でした。

私なんだかホッとしちゃって…

いい先生と出会ったかな…
と思います。

夫は、昨日も痙攣発作をおこしていました。
とにかく痙攣のコントロールができるまで、今の病院でお世話になろうと思います。

もちろん女子医大から今までのデータも取り寄せてくれるそうなので、比べてみてからの診断になるようです。

入院しました。

2013-02-18 17:50:06 | 日記
前記事の次の日、ダルいからと会社を休んだ夫。

前日痙攣していた左手も、動いているという事でした。

それでも久しぶりの痙攣発作だったのだから、病院に行った方がいいのではと言ってみたのですが、
「ダルいだけだから」
と、聞き入れません。


夕飯の時…
やはり左手が痙攣しています。


だから病院に行けば良かったのに…
そう思いました。

私が車で救急病院に連れて行こうと病院をさがしました。
幸い車で10分程の病院が受けてくれることになりました。


用意をしているうちに、痙攣が激しくなりました。

もう救急車を呼ぶしかありません。

救急車で搬送された病院で、点滴を受けて、MRIを撮りました。

ですが、比べる対象がないのでこれが再発によるものなのか、そうでないのか、わからない状況です。

今日造影剤を入れたMRIをとるということだったので、その結果を見れば少しは詳しくわかるのかもしれないのですが…


まる2日経った昨日の夜、まだ左手の細かい動きが
できないようでした。
(ものがつまめない…)

こういう症状は初めてなのでこの先どうなることか…
という感じです。

2013年2月14日

2013-02-14 23:02:42 | 日記
今日夫が帰って来たとき、私は夕飯を作っていたので、高校生の息子が玄関に出た。


キッチンに戻ってきた息子が告げる。
「パパの様子が変だよ…左手がずっと震えてる。」


慌てて見に行くと、左手が痙攣していた。

夫は、
「大丈夫」
と言うが、
大丈夫な訳がない。

これが一番困るんだ。


彼は自分の状態を認識できない。

左手が動かない事が異常だということを認識できないのだ。


薬を飲ませ待つこと1時間…
落ち着いたようだけど…

こういうことがある度に、不安になり困惑する。


ここから一気に悪くなるのか…
それとも、真綿で首を絞めるように少しずつわるくなっていくのか…


そんな風にいやでも考える。

その感じが一番つらいんだよね…