家族が脳腫瘍になったら読むブログ!

約8年前夫が突然悪性脳腫瘍に倒れ、それからずっと脳腫瘍患者の妻をやっています。家族のためのブログです。

クレスカさんへ

2015-06-30 07:52:48 | 日記
クレスカさんこんにちは!
こんなほったらかしブログにコメントありがとうございます。
そうですね。
患者を生きるのは大変だけど、患者の妻は全く別の大変さがあるのに誰もたすけてくれません。
辛いですよね。
私も
「この苦しみから逃れるには死ぬしかない。」
と、思っていた日々がありました。
でもね、今幸せに、結構元気に生きてます。

ご主人はお仕事はどうしていますか?
休職中ですか?

うちもね、おとうさん倒れたの下の子小学校3年生の時だから、不安だらけだったし、経済的にも大丈夫なのか?っていつも思っていました。
子供たちを育て上げるまではなんとか頑張らなきゃって思ってました。

今年その下の子が二十歳になったんですよ!
なんとか頑張り通すことができました。

クレスカさん、
私が自分を救うためにしたことを書いておきますね。
「夫が元気だったとしたらしていたと思われることを全部やること。」
「罪悪感を捨てること。」
「まだ起きていない未来の心配をしないこと。」
です。
飲み会も海外旅行も行きました。
今は自分の体のメンテナンスのために、整体に通っています。
お金はかかるけど、こんなに頑張っている私には、それだけのお金をかける価値があります。

病人を抱えていると、なにかやりたいことがあっても、
「こんなに大変な時に遊んでいる場合じゃない。今は頑張る時だから。この状況が落ち着いたらやろう。」
なんてあきらめてしまいがちです。
その「やりたいこと」を今やりましょう。
私はやりたいことを我慢して、患者の妻ばかり頑張っているうちに、夫の死を待っているような気分になりました。
この人が死んだら解放されるって思うようになりました。

それで
「やりたいことを我慢しない!」
そう決めたんです。

私が自分の楽しみを大切にするようになってから我が家の状況は一気に好転したような気がします。

私が働きながら面倒をみるのは無理だから、夫は施設に預かってもらってます。
週2日だけ帰ってきます。
施設にお願いするときすごい罪悪感がありましたが、実際施設では夫もプロにお世話してもらって居心地が良いらしい。

私も大分気楽になりました。
施設に入れるなんてひどい嫁って思われる。
実行する前はそう思って辛かったけど、
実際そんなことを正面切って言う人は一人もいません。
施設に入れるなんてひどい嫁

そう思っていたのは、私自身だったんですよね。
そして大変な時に助けてもくれない親戚なんか知ったこっちゃない。
何て言われても関係ないんです。

そこまで開き直れば、案外すぐ幸せになれますよ。

自分を大切にすることが、一番大事。

いい奥さんなんか今すぐやめましょう!

でないと共倒れしかねませんからね。

ではではまた吐き出しに来てください!

この先このブログには脳腫瘍と言うよりも要介護者の家族の気持ちについて書いていこうかと思っています。