県警ヘリ＆消防防災ヘリ

◆石川県警ヘリ「いぬわし」
川崎重工業/MBB製BK117C-1

BK117シリーズは日本の川崎重工業と旧西ドイツのメッサーシュミット・ベルコウ・ブロウム(MBB)社(現ユーロコプター/ドイツ)が共同で開発・製造した民間用ヘリコプターで、レスキューホイスト・ドクターヘリ用救急医療(EMS)装置・消火タンク装置・サーチライト等の消防や救急用の充実した装備が用意されていて、消防・防災・警察・EMS(救急医療サービス)用に多くの自治体が採用しています。

BK117C-1型はエンジンをライカミング LTS101-650B-1からチュルボメカ「アリエル」1E2に換装し、高温・高空性能を向上したタイプで1995年形式証明を取得しています。

BK117は、エンジンを2基搭載し各々独立した燃料系統になっているため片エンジン停止時でも安全性が高く、多用途ヘリコプターとして日本では140機以上、世界では500機以上が販売されています。

◆石川県消防防災ヘリ「はくさん」(画像は「はくさん」)
Bell412EP(Bell Helicopter Textron社)

Bell412 はベル・エアクラフト社の生産機数が1万機を越えるといわれている汎用ヘリコプターUH-1を元に、ベル・ヘリコプター・テキストロン社(カナダ)が開発したヘリコプター。
Bell412はBell212の改良型でそれまでの2枚ローターから複含材4枚ローターとしたもので、今までより振動が少なくなり安定しているそうです。EP型は最新の性能向上型です。日本には各型48機が輸人されているとのことです。

中日本航空株式会社のHPによれば、エンジンはP&Wエアクラフト・オブ・カナダPT6T×2、巡航速度243km/h、航続距離783km、乗員乗客1名/14名。

☆2007.3.23訂正及び加筆、Unknownさんに感謝