ひとりごと

素直に喜べないけど、スリムになってお尻の毛づくろいが楽々になったレオ





１月３０日

レオが唯一喜んで食べてくれていたチクワのパワーがなくなってきた

いくら好きなチクワでも、トッピングに使うと食べない

ならばと、チクワだけでも・・・と差し出してみるも

細かくちぎったものを二口ほどしか食べない

おとといまでは、あげたものを残すどころかおかわりの要求さえしてたのに・・・


鶏肉も、刺身も・・・　一度でも食べてくれたものを試してみたけど

次々と、食べるものがなくなっていった。

昨日はダメでも、今日はどうかな？　夜中だったら食べるかな？

これはどう？こっちは？と手を変え、品を変え、いろいろ試してみたけど

１度成功しても、次ぎは断固拒否される始末

とにかく食べてくれれば、なんでもいいと思って買いあさったウエットのフード

仔猫用から高齢猫用まで・・・

片っ端から開けてみたけど、全滅

水が飲めるならと、猫ミルクにも挑戦したけど、おちょこに１杯も飲んでくれなかった

何を口元に持っていっても、鼻にしわを寄せて顔を背ける

嘔吐こそしないけど、やっぱりムカムカして食べられないのかなぁ


旦那はレオが食べたいと言ったら、なんでもやればいいと言うが

もう、レオくんに差し出すものがなくなってしまったような・・・

言いようのないショックだった。

レオくん、何が食べたいの？　何だったら食べれるの？





とうとうレオが口にするのはお水だけになってしまった





やっぱり強制給餌しかないなと覚悟を決めて、粉ミルクをシリンジに。

病院では、嫌々ながらシリンジ１本分なら飲んでくれたのに

私だと、抱いただけで激しく唸って抵抗

なんで？　あんなに抱っこが好きだったのに・・・

どこにそんな力が残っているのかと思うほど、突っ張って爪を立てて・・・

レオくん、実は声がもうあんまり出ないのに、すごい剣幕で怒る

シリンジを口元に持っていくと、わめきながら頭を振る

「レオくん、このままじゃ餓死しちゃうじゃないか、頑張ろうよぉ」

しばらくなだめすかし様子をうかがうも、いっこうに治まらない





こんなに嫌がるレオを見て、なんだか無性に悲しくなった

私は何をしてるんだろう・・・

シリンジを置き、レオをぎゅっと抱きしめてから出窓に下ろす



こんなに辛い目に合わせて、寿命がわずかに延びたからといって、レオは嬉しい？

これを飲んだら、治る！　っていう薬なら心を鬼にして飲ませられるけど

楽しみな食事が終わりのない戦いとなって、レオには嫌な思い出だけが残りそうで悲しくなった

レオになるべくストレスを与えず、いつもの生活ができるようにと願ってきたけど

現実には無理なのかな・・・　だんだん自信がなくなってきた







もともと旦那は強制給餌には反対だった

嫌がってるのに、無理矢理ねじ込まれる苦痛を想像したことあるか？と・・・

今まで好きなようにさせといて、今になってあれやこれや強制しても

猫にも尊厳があるんじゃないか？と・・・




う～ん、レオはそっとしておいてほしいのかなぁ

普段の姿はとても穏やかだ

寝顔もお水を飲んでる時も、病気だなんて信じられないくらい安らかな顔なのに

ご飯を差し出した時と、私が抱き上げた時にとっても嫌な顔と態度になる

このままそっと見守るべきなのか・・・




でも・・・、でも・・・

もう１人の私の心の声が「それでいいのか？嫌なことから逃げてるだけじゃないの？」

「本当にこのまま餓死させるつもり？」

「なにか手があるはずなのに、諦めてるんじゃないの？　これじゃぁ、ダメ飼い主じゃん」

「今ならまだ、できることをやるべきじゃないのか？」


きっと誰しも心の葛藤と戦って、一生懸命看病してあげてるんだろう

私が弱いだけなんじゃないかと、小さくなったレオを撫でながら涙する毎日だ



仕事で家を空けるのと、夜自分が眠ってしまってる間が不安で不安でたまらない






悩んでも、悩んでも答えを出すのは自分しかいないんだよなぁ













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