レオままの気まぐれ猫日記

花とにゃんこが大好きなレオままのつぶやき、ぼやき・・・ 「我が家の猫事情」

ママへ ~初代クロからの手紙~

2010-06-22 22:34:27 | 思い出
ママ、久しぶりだね。みんな元気かなぁ?

僕がお空に旅立ってから、もう21年もたっちゃったよ。

今だからうち明けるけどさ、僕の本当のお母さんは随分歳を取ってから、僕たちを

産んだもんだから、僕とちゃぁの2匹しか生まれなかったんだよ。

よそのおうちにもらわれるって聞いた時、ちゃぁと離ればなれになるのかと思って

すっごくドキドキして、不安だった。

だけど、新しいママは僕たちを一緒に引き取ってくれた。

それが、どんなに嬉しかったか・・・

これからもずっと、ちゃぁと一緒に居られる。ちゃぁと2人ならがんばって行けるって・・・

だから、新しいママに2人でいっぱい幸せを届けてあげようって思ったんだ。



僕たちがママの子になってから、毎週土曜日の休みには車に乗って、ママの実家に行ったよね。

トイレとごはんとお皿と・・・ぜ~んぶ持ち込み。

初めて行ったときは緊張したけど、おかげで、トイレも失敗しなかったし、安心して遊べた。

最初は、車に乗るのが嫌だったけど、しばらくして僕は気が付いたんだ。

僕たちがそこに行くのは、とっても大事な役目だったってことにね。


ママの弟が亡くなってしまって、お父さんもお母さんも深い悲しみに沈んでた。

どんな言葉をかけても、心は癒されなかったんだね。

でも、僕たちが遊びに行くことで、笑い顔が見えるようになって、とってもうれしかったよ。

気の利いた言葉も話せない、小さな僕たちでも力になれるんだって思ったら、

ますます、行くのが楽しくなった。

車に乗るのも大好きになったんだよ。




アパートに居たとき、窓の隙間に板をはめて、おっちゃんが出入り口を作ってくれた。

お陰で、昼間お留守番の時も、遊びに行けて楽しかった。怖い思いもしたことあるけど

何より、友達や彼女ができたもんね(ウシシ)

だけど、一つ注文をつけると、窓の下に置いてくれた階段代わりのスチールのロッカー・・・

あれの上が熱くてさぁ~、夏になったら足の裏をやけどしちゃうよねってちゃぁと話してたら

ママが人工芝をひいてくれた。さすがママ!って感心したんだよ。



僕たちに友達ができた時は、首輪に付けてくれた手紙のやりとりでママもお友達ができたし

田んぼや公園の散歩や追いかけごっこも・・・ちゃぁと2人で、ママの背中に乗って傷だらけにしたことも・・・

楽しい思い出がいっぱいあるんだ。



だけど、最後の3ヶ月くらいは、僕とちゃぁの悪い病気のせいで、ママにたくさん迷惑をかけてごめんなさい。

おうちに帰らない日もあったけど、具合が悪くなったらママと黒ひげ先生が助けてくれるって思ってたから

いつも、がんばっておうちに帰ったんだよ。


ベッドの布団やこたつ布団、いろんな所で粗相をしてしまった僕をママは叱らなかった。

病院に行く車の中で、シートにおしっこしちゃった時も、怒らなかったね。

助手席のシートをはずして洗って、何日も干してたっけ・・・

あれを見ると、さすがに僕も申し訳なかった。

安楽死の話が出たときも、僕 頑張って、何度も復活したでしょ?

自分でも不思議だったけど、なぜだか頑張れたんだよ。



だけどね、ママとママの家族がだんだん元気に明るくなってくれて、

僕はほっとして、気が抜けちゃったのかな?

僕の命の灯りが消えちゃった・・・ ママ、ごめんね。

でも、僕は本当に幸せだったんだ。

ずっと一緒にちゃぁと過ごせた、僕の2年8ヶ月

生まれてきた意味を感じる事ができたしね・・・


ちゃぁも2週間後にはお空にきてくれた。

やっぱり、僕のそばがいいんだ・・・

今じゃぁ、みんなこっちで元気に楽しくやってるよ~

そして、今ママのそばにいるレオやクロくんのことも、ちゃ~んと見守ってるからね。


ママ、何があってもファイトだぞー!

僕たちが付いてるぜ!




                                  ~星になったクロより~




6月23日は初代クロくんの命日であり、レオを育てたみーちゃんがいなくなった日でもあります。

私たち夫婦にとってはいろいろと思い出深い日。ちょっとしんみりしてしまいましたが、

もう、涙を流すことはありません。いつも心の中に元気でいます。

ちょっと長旅に出てるだけって感じかなぁ。。。







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6 コメント

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おもいで (おっちゃん家族)
2010-06-22 23:33:06
「この世を去ってしまった者たちにとって、
一番の供養は、生前を思い出してあげること」
誰が言ったのか思い出せませんが、私もいつも心に留めています。
レオままさんちの歴代猫ちゃんたちは、みんな幸せだったみたいですし、これからもそうですね。
私も、前に飼ってた「うさぎとかめ」(ん?。昔話ではありません)を、思い出してしまいました。
生前を思い出すだけで、自分自身も癒されたことを思い出して、心が落ち着くような気がします。
すみません。変なコメントになってしまいました。

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 (にゃんたま)
2010-06-23 01:01:08
なんでこんなに優しい記事が書けるんだろう?
レオままさんはホントに優しい人だ。
初代クロ君も、ちゃぁちゃんも、短い猫生だったけれど、きっと幸せだったよ。
その子の一生が長かろうと、短かろうと、看取るって辛く悲しいこともたくさん。
あ~してやればよかった、こ~してやればよかったって、何かしら悔いが残る。
だけど、看取ってやれるのは私たちだけだしね。
私はまだまだ、パティーのことを涙なしでは思い出せません。
あの子の最期を看取ってあげられなかった自責の念でいっぱいで・・・
ダメだねぇ~人間ができてない!
しかし、悲しみを思い出に変えれる日が、いつの日か来るのでしょう。
思い出せば、辛く悲しいことばかりじゃないもんね。どれだけ日々、癒し和ましてくれてたことか・・・小さな命に感謝だねぇ。
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おっちゃん家族様 (レオまま)
2010-06-23 08:03:07
そうですね。
どんなに昔のことでも忘れられないし、忘れたくないって思いますね。
それに、思い出すことで自分が癒されるっていうのも分かる気がします。
時の経過とともに、悲しいとか、淋しいとか辛いではなく、
感謝の気持ち・・・ ありがとうの気持ちでいっぱいになる。
そんな気持ちになれるってことが癒されてることなのかもしれませんね。
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にゃんたま様 (レオまま)
2010-06-23 08:34:04
他の人にはわからない、自責の念ってきっと誰しもあると思います。
死を前にして、悔いのないことなんてあり得ない。
私だって、いっぱいあったよ。
でも、いつか思い出は感謝の気持ちで一杯になるはず!
そう思うことにしたんよ。
たとえ涙することがあっても、悲しみのなみだから
ありがとうの気持ちの涙に変わる。
私も、今だから自然にそう思えるようになった。
にゃんたまさんは、もう少し時間が必要なんだね。
そっと、その時を待ちましょう。

パティーちゃんにしてあげたかったことを
ジジレオ福ちゃんにしてあげられたら、よろこんでくれるんじゃないかな・・・
返信する
いいお手紙でした (たーにゃママ)
2010-06-24 16:19:46
先週から瞼の腫れがひかなくて
画面見るのオヤスミしてたのよ
もっと腫れちゃったわよ~

恨み言いうのは人間だけかも知れないねぇ
一緒にいた時間じゃない
どれだけ濃い生活したかだね

レオままみたいな考え方が出来たらいいな
30年前突然失った猫のこと
病気で死んでしまった犬のこと
あんなにいるのに 笑
まだペットロスに陥るんだよ

やっぱり兄弟は一緒がいいかな
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たーにゃママ様 (レオまま)
2010-06-24 22:29:59
ペットロス・・・
確かに、寂しさがないと言えば嘘になるけど、
自分に当てはめた時、私が死んでしまったら
周りの人に悲しんでほしくないって思ってしまうんです。
私が空からみたいのは、あなたが悲しんでる姿じゃなく
幸せに笑ってるところを見たいなって思うだけ・・・。

銀ちゃん一家がみんなたーにゃ家の子供になれたのを見たら
なんだか兄弟いっしょで良かったなと思ったの。
だって、1匹を選べないんだもの。
優柔不断なだけかもしれんけど 汗。

ところで、目?瞼?は大丈夫なの?
疲れが溜まったのかしら。
目は大切だよ、無理しないで、大事にしてね。
まだまだ、レオ&クロを見てもらいたいんだからね~
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