レオままの気まぐれ猫日記

花とにゃんこが大好きなレオままのつぶやき、ぼやき・・・ 「我が家の猫事情」

続 あんちゃん ~旅立ち~

2010-01-16 21:29:06 | 思い出


小柄でずんぐりむっくりのあんちゃん
妊娠してるの?ってよく言われたね




1番の思い出のにゃん、あんちゃんのことを綴ろうと思って写真を探したけど、

いい写真がないというか、写真自体あまり撮ってなくて。。。なんだか悲しくなった。

昔はカメラも写真も興味なくて、必要に迫られて買ったバカチョンカメラのフィルムが残ったら

猫の写真を適当に撮ってプリントしてただけ。。。。今になってすごく後悔してます。

だから、レオくんとクロくんはありのままの姿をいっぱい残してあげられるように

日々カメラを向けるようになりました。




以前の記事であんちゃんは賢いと、親ばか丸出しでしたが、晩年のあんちゃんもやっぱり賢い(まだ、言うかっ)



初代ちゃーくんとクロくんの”お嫁さん”として我が家にきたものの、すぐに”後家さん”となってしまい

その後は、次々と転がり込んできた子猫たちの乳母として、りっぱに育て上げてくれました。

自分が甘えたいのを我慢して、健気に新入りさんに譲っていたのがいじらしかったなぁ。

思えば、あんちゃんがいた頃は猫のいたずらや粗相に悩まされた記憶はほとんど無い。

あんちゃん様々でありました。

そんなあんちゃんも、ゴンタくんが姿を消してからは、晴れて愛情独り占めのひとりっこ。

レオまま家に来てから、苦節13年。やっと平穏な日々を送れるようになりました。



出会った時はただの子猫のイメージだった彼女も長く一緒に暮らすうち、

レオままにとっては、とても大切な存在になりました。

子供→同性の友達→お母さん→おばあちゃん・・・猫だけどこんなイメージを重ねてあんちゃんを見てました。

いつも、人間の歳に換算してあんちゃんと接してましたねー。

時に、愚痴や悩みを打ち明けると黙って聞いてくれた。あんちゃんはレオままのいろんな秘密をぜーんぶ知ってるよね。

夜遅く家に帰っても、ご飯も食べず、玄関で待っててくれた。

休みの日は、起こさないで朝寝坊させてくれた。

夫婦喧嘩の仲裁もしてくれた。

旦那がお酒ばっかり飲んでた頃は、あんちゃんが肝臓が悪くなって病院に行ったことも・・・

身代わりになって教えてくれたのかなぁ。。。(おかげで、旦那は元気で少しお酒を減らしてくれた)

酔っ払った旦那には、あんちゃん冷たかったもんね~。

だけど、旦那のフェロモンには弱かった。汗臭いシャツに包まってはメロメロになってたっけ。

私とあんちゃんの女同士の結束は固かったけど、旦那にも気を使ってくれて助かったよ。

晩御飯の時は必ず旦那の膝に上がって晩酌に付き合い、夜旦那が寝る時は寝室まで見送ってくれた。

冬、ヒーターの切れた寒いリビングで、晩御飯の洗い物や台所の片付けが終わるまで

いつも待ってくれてたね。

寒いから、先にベッドで寝てていいよって言うのに、律儀にレオままのお風呂上りを待って

一緒にベッドに入るのが日課だった。

なんだかね~お母さんかばあちゃんが、私は手伝えないけどここで待っててあげるからって

言ってくれてるみたいで、うれしかった。

仕事から帰って、すぐご飯食べて、風呂に入ってさっさと寝る旦那はいいよな~と

うらめしく思ってたレオままの気持ちをあんちゃんは察してくれてた気がする。


今まで飼った猫の中で、唯一人間大好きのあんちゃんは、お客さんも大好き。

お客さんにも愛想を振りまき、みんなにかわいがってもらったね~

レオまま家に来て16年、あんちゃんは85歳くらいかなぁ。。。

うちに来た時は何歳だったんだろう?少なくても2歳くらいにはなってたよなぁ

毛づやはいいし、しわはないし、おばあちゃんになってもきれいでかわいいよなぁ~と言っていた矢先



2003年1月

突然、あんちゃんに異変が。。。

突然元気がなくなって、食欲もなくなってきた。

あわてて病院へ連れて行くと、検査の数値では腎臓がもうボロボロになってるらしい。

猫はおしっこを濃縮して出す動物だから、高齢になると腎臓を傷めてる猫が多いんだとか。

とにかく食欲がないので点滴で水分と栄養を取りながら投薬で治療することになりました。

この頃もレオままは仕事が遅かったので、遅出の日の午前中とか時間外の夜10時とか

例のごとく黒ひげ先生に無理を言ってなんとか通院を続けてました。

が、またしてもとんでもない出来事が起きてしまいました。

実家のばあちゃん(父の母)が危篤との連絡が入ってきたのです。

レオままは、ばあちゃん子です。ずっと同居で育ててくれたばあちゃんが危篤。。。

すぐに駆けつけ、病院に通う日が続きましたが、家にはあんちゃんが寒い中一人で留守番。

苦しくて心細い時、そばについててやれない。あんちゃんも気になるし、ばあちゃんも。。。

分身がほしいくらい辛かった。この場合、どちらを取るかといえば、ばあちゃんをとるしかなかった。

あんちゃんにごめんね、ごめんねと謝りながら通院を毎日から1日置きにしました。

そして1月31日、入院して10日目 ばあちゃんは93歳で亡くなりました。

お通夜、お葬式と家を空けることが多くなりましたが、どうにもなりません。

あんちゃん、がんばって!心の中で祈るしかできませんでした。

お葬式後、すぐにあんちゃんを病院に連れて行きましたが、治療の経過はやはり思わしくなく

回復はむずかしいと言われてしまいました。

毎日仕事から帰ると、あんちゃんの様子を見るのが怖くて、怖くて。。。

もし、留守中にあんちゃんがひとりぼっちでお空に旅立ったら。。。と思うと仕事も

上の空でした。

日に日に弱っていくのを見るのが辛かった。そばにいてやれないもどかしさ。

ばあちゃんを取るしかなかった苛立ち。申し訳なくて夜はずっとあんちゃんのそばに居た。


そして、ばあちゃんの死から1週間後の2月7日。12時37分、会社に旦那から電話がありました。

事務的に、「12時37分、あんちゃんが息を引き取りました」「そう、ありがとう」

会話はそれだけ。お互いにそれが精一杯だった。

泣くよりも、夢中で仕事をして1分1秒でも早く家に帰りたかった。

早くあんちゃんに会いたい一心で会社で泣いた記憶は無い、

家に帰って、旦那とひっそりあんちゃんのお通夜をした。

その日、たまたま旦那は仕事を休んでいたのだ。

昼ごはんを食べていた旦那のそばで、一声「にゃぁ」と啼いて旅立って行ったと教えてくれた。

苦しんだ様子はなかったと聞いて少しだけ慰められた。

悲しかったけど、せめてもの救いは旦那が最後を看取ってくれたこと。

あんちゃんがひとりぼっちじゃなかったこと。



毛並みのきれいだったあんちゃんなのに闘病で毛も汚れてバサバサだった。

16年もの長い間、レオまま家を支えてくれたあんちゃんに感謝をこめて

お風呂は無理だけど、からだをきれいに拭いてあげた。

今までの16年を振り返ってあんちゃんといっぱい話しながら拭いた。


きれいになったら寝てるみたいだった。


あんちゃん、クロくんとちゃーくんが待ってるから淋しくないね。

お嫁さんに来た時のまんま、きれいだよ。今度はずーっといっしょにいられるね。




次の日の朝、旦那とあんちゃんの亡骸を家の裏に埋めてあげました。

いつもあんちゃんの気配を感じていたいから、お墓は遠くにしたくなかったのです。

デッキから見えるところに眠ってるあんちゃんにレオくんとクロくんを見守ってもらってます。






だらだらと、文字ばかりの長文を最後まで読んでくださってありがとうございました。

私にとって、1番思い入れのあるあんちゃんのことをどうしても記録に残したかったので

こんな駄文になってしまったことをお許しくださいませ。






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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 (にゃんたま)
2010-01-19 00:40:06
パティーの思い出とオーバーラップしてしまい涙でPCの画面が見えませんでした。
私はあの子を一人で逝かせてしまったから・・・
病院の診察台の上で逝ってしまた彼女を思うと、今でも自責の念でいっぱいで辛いです。
あんちゃんは、幸せだったと思います。
私も、旦那に電話で「パティーが亡くなりました」というのが精いっぱいだった。
5.6キロもあった体は3.2キロに小さくなり、それでもまだぬくもりの残った彼女は眠ってるだけのようで、さすっていると、目さますのではないか?と・・・
一晩中彼女を抱いて寝ましたが、眠れなかった。あんなに泣いた日はないです。
過去ログにも書いていますが、あの時私の家族は崩壊寸前・・・バラバラだったから。
彼女の小さな命が身をもって私たち家族のきずなを繋ぎとめてくれたような気がします。
だから、駆け足で逝ってしまったのかな?
そう思うとますます申し訳なくてすまなくて涙が出ます。
あれから3年・・・1度も夢にでも会いに来てはくれません。涙
あんちゃんとパティー似てるけど違う。
ご主人に看取られて・・・
きっと、レオママさん夫婦に感謝してると思います。
そしていまでも、レオくんやクロくんを天国から見守ってくれてると思います。
パティーも・・・❤

支離滅裂・・・わけのわからない文章になってしまって、ごめんね。
返信する
Unknown (mhm)
2010-01-19 01:41:42
よいお話をありがとうございます。
私も実家の猫を2匹見送りました。
やはりつらいですね。
しかもおばあ様と重なるとは!
分身が欲しい気持ち、痛いほどわかります。
私もじじを見送るまで、がんばるぞ~
返信する
にゃんたま様 (レオまま)
2010-01-19 11:25:56
そぅ・・・パティーちゃんは病院でなくなったの・・・
にゃんたまさんの気持ち、すごくわかります。
死を避けることはできなかったとしても、せめて
自分の腕の中で、看取ってあげたい。私も同じ思いです。

にゃんたまさんの家族の繋がりが取り戻せて、
パティーちゃんは、心安らかに旅立ったと思います。
家族が楽しく幸せに暮らしてくれることが、パティーちゃんの
何よりの供養になると信じています。
自責の念、悲しみの気持ちはなかなか消えないと思いますが
感謝の気持ち、恩返しの気持ちをふくらませて
にゃんたまさん家族が幸せを感じて、今を生きていったらいいのではないかと。。。
なんだか、偉そうな言葉になりましたね、ごめんなさい。
あんちゃんのこと、いろんな想いは頭の中に
溢れてるんだけど、文才がないもので9:30に
始めて、これだけの記事に3時間以上かかってしまいました。
なかなか綴りきれませんね。尊い思い出です。

ps  メールありがとうございました。
   心置きなくコメらせていただきます。笑
返信する
Unknown (たーにゃママ)
2010-01-19 15:08:13
アップした日にコメント出来なくて
遅れちゃったけどいいよね?m(_ _;)m
レオママさんのブログで
きちんとコメントしたかったから

いつもお利口な、あんちゃんの大切な
思い出のお話ありがとう(涙)
あんちゃんだからレオママさんの気持ちも
理解してくれていたと思う
私は頑張ってるよ、大丈夫だよ
大切なおばあちゃんの所に行ってあげてねって

私と一緒に暮らしていた猫は
いつも私と居たかった子でした
一時も離れたくない子でした
あんちゃんほどお利口さんではないけれど
私が帰る30分前にいつもドアの前で
待っていてくれたり
多感な年頃だったものでよく涙を流していると
にゃーと言いながらそっと膝の上に乗ってきて泣きやむまでずっと居てくれたものでした
1年足らずしか一緒に暮らせなかったけれど
それでも忘れられません
今でも悔やむ日が沢山あります

長く暮らした分 沢山の思い出があって
レオママさん大好きのあんちゃんが
この世界から居なくなった時の
レオママさんのお気持ちを考えると
涙が止まりませんでした

でもね出会いが逢ったからこその別れですよね
もしかしたら他のお家の子になってたかも
知れないのに自分のお家に来たことは
偶然だとは思えないです
私も去年猫と暮らし始めるとは
思いもしませんでしたから
猫がいたからレオママさんとも
お知り合いに慣れたし(⌒∇⌒)

また思い出話聞かせてくださいね



返信する
mhm様 (レオまま)
2010-01-19 20:45:12
おばあちゃんと重ならなかったら。。。という想いはありましたが、
どうすることもできないですよね。
最後を看取るのは辛いけど、飼い主を失った動物を見るのは
もっと辛いので、これで良かったのだと思っています。
そうね、にゃんの為にも飼い主は元気でないとね~
返信する
たーにゃママ様 (レオまま)
2010-01-19 21:24:23
コメントありがとう。
ずっと、ずっと私の中にあった思い。。。
忘れたくない大切な思い出を何とか綴ることができました。
思い出しながら、書いては消し、消しては書いて、これだけのことに
3時間以上費やしてしまったけど、ちょっぴり心はほっとしてます。
悲しみを忘れちゃいけないと思ってた自分から解き放たれたような気持ち。。。
私が悲しむことをあんちゃんが望んでるわけじゃない、
私が笑ってないと、あんちゃんが喜んでくれない。
思い出を綴りながら、その思いが心の中で強くなりました。

姿は猫だけど、心の内を感じとって慰めてくれたり、励ましてくれたり。。。
本当に、動物って人間以上かもしれないと思ってます。

そして、こんな気持ちをわかって下さり、共有できるお友達と
知り合えたことがとってもうれしいです。
これも猫たちのおかげですね。
うんうん、確かに見守られてますね。
「本当にありがとう」ってお礼をいわなきゃね。

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