ほがらか鍼灸院雑話

はり・灸雑話

痛みもツラいけど、〃かゆみ〃もツラい… 痒みの原因を東洋医学でご紹介。

2018-04-09 14:50:19 | 美容
体のツラさというと、痛みってすぐに浮かぶと思うんですが、〃痒み〃も大変ツラいですよね。

 

 

痒みに関係する原因として多いのは、『熱』と『燥』です。

 

例えば、痒みに熱感を伴えば、体に熱がこもっていると考えます。

また、夏など、気温が高くなると症状がひどくなる場合もそうです。

※ただ、熱が強くなると、痛みに変わります。

 

燥は乾燥の燥で、お肌がカサカサして痒い、冬になると痒みがひどくなるなどなどがこれになります。

それと、加齢に伴って痒みが出る方もいらっしゃいますが、これも燥か関係します。

 

熱も燥も、それぞれその中で細かく分類出来るのですが、大まかにはこの二つになります。

 

例えば、アトピーなんかで、冬はましで、夏になると痒みがひどくなって、滲出液、いわゆる〃汁〃が出るような場合、熱だけでなく〃湿〃が関係します。

湿とは、湿気のことです。

 

これは、体の中に余分な水分が溜まっている、もしくは、余計な水分を処理しきれないためです。

 

なので、熱をとるツボと、湿気をとるツボを使って治療していきます。

 

今度は逆に、燥が関係している場合、乾燥が原因ですから、潤す性質のあるツボを使います。

ただ、血が少ないのか、それ以外の体液が少ないのかにもよってツボが変わってきます。

 

ちなみに、ストレスが極限になると痒みの症状が出る方がいます。

これは、熱が関係します。

 

でも、熱をとるツボだけではダメで、副交感神経が優位になるようなツボも使います。

つまり、リラックス状態を作らないといけないんです。

 

どれも一筋縄では行かない症状ですので、まめな治療が必要になります。

症状がキツイ時だけではなく、その前からの治療も大切になります。

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