ほがらか鍼灸院雑話

はり・灸雑話

鍼灸と筋力トレーニングを組み合わせた膝痛の治療

2015-02-10 14:55:53 | 治療

ほがらか鍼灸院では『体の不調は臓腑の不調から起こる』という東洋医学に基づいた鍼灸治療と、運動学を組み合わせた『ひざ痛』の治療をしています。

東洋医学でみてみると、膝の周りは「胃」「脾」「腎」「肝」「胆」「膀胱」といった臓腑と関係のある経絡が流れています。

特にひざ痛と関係が深いのは「胃」「脾」「腎」「膀胱」と関係のある経絡の異常が考えられます。
大まかですが、ひざの前~ひざの内側は「胃」「脾」が、ひざの内側~ひざの裏側は「腎」「膀胱」に関係のある経絡が流れています。

これらの臓腑は体重や老化と関係があり、当然体重が増えると痛みや変形がひどくなったり、腰や脚の筋力の低下などがさらに症状をひどくします。

また、「おへそ」の下辺りの状態が大事で、ここに力がないと歩行がスムーズにいかない事もあります。

お腹、背中、膝周りの状態をみて、弱っている臓腑や、異常のある経絡が改善するように鍼灸治療をします。

ちなみに、以前歩行困難だった患者さんに先程のおへその下と足にあるツボに治療してスムーズに歩けるようになった方もいらっしゃいます。

運動学に基づいて見てみると、膝痛や変形がある方は筋肉の緊張と短縮、関節の可動域に制限があります。
マッサージやストレッチ、関節調整を行い、筋緊張の緩和や、可動域の維持、改善をします。また、筋力の低下も著しくあるため、筋力トレーニングのサポートを行います。特に筋力トレーニングが大事で、いくら筋肉の緊張を和らげても、支える筋力がなくては良い状態にはなりません。

鍼灸治療で膝周りの経絡や臓腑の不調を整え、マッサージやストレッチで筋緊張や短縮を和らげ、関節の可動を関節調整でスムーズにし、一人ではなかなか出来ない筋力トレーニングをサポートする治療です。

様々な治療を行うため、治療時間が一時間ほどかかる事もあり、予約制にしています。

いくつかの治療法をお一人お一人の症状に合わせてご提案しますが、料金は一律です。
症状を改善するための『1つの治療法』という考えのもと治療しています。

歩く度に膝が痛む、階段の昇降が辛い、これ以上変形を進めたくない、治療に行っているがなかなか改善しないという方は是非ご相談下さい。

東大阪 ほがらか鍼灸院

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