岐阜県「地域発!ふるさと学習」研究報告会でした。
関市洞戸のまちづくり委員会の中の<郷土展望講演会>は住民の中から講師を選択し、同じ住民に聞いて頂く、そして同じ未来の展望を持ってもらってまちづくりに繋げるという講演会です。
22年度に文部科学省の委託事業として県博物館と一緒にこのプロジェクトを進めてきました。
もともとそのために行っていた講演会ではありませんでしたので、委託事業となった後の様々なわずらわしいことに結構つまづいてこのブログでも訴えたことがありましたね
何もかもが終わった今、思うことは、これが委託事業でなくても、私たちは淡々と講演会を続けていったとは思います。でも、この講演会が「誰がどのように意識変革していった」かとか、「この講演会の行き着くところなどの目標意義」などは委託事業でなければ考えなかったのではないかと思います。
この報告会のために、幾度となく会議が行われ、都度現況をお伝えすることによって、ちっぽけな講演会に大きな意義を感じたのは昨年末くらいだったと思います。
文部科学省が「熟議」と称して取り組んでいますが、関洞戸・中津川やさか・大垣垂井のメンバーとその熟議をしっかりこなして研究発表会に臨んだため、「地域・学校・行政」がタッグを組んでふるさとが元気になる教育をしていくことに私自身とても必要性を感じましたし、その手法として「郷土展望講演会」は有意義のある講演会だと再認識しました。
研究発表の中でも触れましたが、郷土展望会では洞戸で仕事をされている人や勉強されている人がたくさんいらっしゃるので、その方達の話を聞くことで、今まで見えなかった“足元にある宝物”がフッと見えてきます。それを中学校や高校生の子供たちに知ってもらえたら、彼らが地元に愛着を感じ、地元を大切に、地元を発展させる動きに変わるのではないかと思います。
講師も一生懸命です。話慣れてない方ばかりなので、一つ一つが丁寧ですし、思いも熱いです。
その方の夢を一緒に共有していくことで“新しいまちづくり”が始まります。
一人よりも二人、三人・・・多くの人が一緒に夢をつないでくれたらこれもまた“強力なコミュニティ”でもあります。
人間関係が希薄な今であり、うまくコミュニケーションがとれない方でも、この場に来てもらえれば他人の夢が「新たな希望」としてあなたにも響くものがあると思います。
報告会が終了後の「交流会」では県博物館職員・今回の3地区のメンバー・パネルブースでお世話になったさまざまな団体の方、報告会に来て下さった来客の皆さん、そして今回のパネリスト講師・小山氏、とても多くの皆さんとお話しが出来、新しい出会いもありました。
研究発表をさせていただいたことで文科省の方や大学関係者などの方、多くの皆さんにお声をかけて頂いたのも嬉しいことでした。
そして、やはり地元の応援団の皆さん。洞戸小中学校の学校長さん。美濃教育・関市教育関係者の皆さん。
お忙しい中を半日・一日とこの報告会に時間を費やして下さって本当にありがとうございました。
それから応援のメールも頂きました・・キウイさん ありがとうございました。
まちづくり委員会の「郷土展望講演会」はこれで終わりではありませんよ。
まだまだ未完成ですから(^_-)
この方の話を聞いてみたい。。。という方がいらっしゃいましたら学習センターまでご連絡下さい。
あ!残念ながら「自分がやりたい」っていう方は、郷土展望講演会の講師選択方法から外れるのでご注意。
<郷土展望講演会>に興味のある方はこちらへ・・・