私の実家では毎年夏に開催される隣の市の花火がよく見えます。
出かけずとも居ながらにして 花火見物 ができるのです。
今から30年近く前のこと。
祖母が前栽畑のところでシルバーカートに座って花火を見ていました。
私が 「 ひとりで見みてるの? 」 と母に言うと
「 ひとりでいいんだよ 」 と言うので
もしかして喧嘩でもしたのかな? と思っていました。
それから数年、毎年同じようにひとりで見ていました。
花火が上がると祖母のシルエットがはっきりと見えました。
「 ひとりでいいんだよ 」 の意味に気がついたのは祖母が亡くなった後でした。
母が70歳を過ぎた頃、ふと冗談半分(と私思っています)で
「 あと何回見られるかな 」 と言いました。
花火大会が毎年あっても、それを見ている自分は毎年違います。
若かった自分、家族、今の自分、そして未来の自分...。
そんなことを思いながら見る花火は
絶対に ひとり でなければならない...と思うのです。
出かけずとも居ながらにして 花火見物 ができるのです。
今から30年近く前のこと。
祖母が前栽畑のところでシルバーカートに座って花火を見ていました。
私が 「 ひとりで見みてるの? 」 と母に言うと
「 ひとりでいいんだよ 」 と言うので
もしかして喧嘩でもしたのかな? と思っていました。
それから数年、毎年同じようにひとりで見ていました。
花火が上がると祖母のシルエットがはっきりと見えました。
「 ひとりでいいんだよ 」 の意味に気がついたのは祖母が亡くなった後でした。
母が70歳を過ぎた頃、ふと冗談半分(と私思っています)で
「 あと何回見られるかな 」 と言いました。
花火大会が毎年あっても、それを見ている自分は毎年違います。
若かった自分、家族、今の自分、そして未来の自分...。
そんなことを思いながら見る花火は
絶対に ひとり でなければならない...と思うのです。