新規感染者が増加－熱中症に気を付けながら増加感染防止対策を続けましょう

国内の新たな感染者は2万4903人、感染者の累計は938万1222人
国内では2日、12日連続で前週同曜日を上回る2万4903人の感染が確認されました。
感染者の累計は938万510人、クルーズ船乗船者を含む感染者の累計は938万1222人になりました。
また、新たに確認された死亡者は11人で、累計は3万1326人です。
厚労省の発表によると、療養者は15万7608人、重傷患者は3人増えて55人でした。
追加接種の遅れからリスクが高い高齢者に感染が拡がりましたが、接種が進むにつれて高齢者の感染は減少傾向にあるものの接種率が低迷している30歳未満の感染者は増加しています。

都内の新たな感染者は3616人、感染者の累計160万5993人
都内で2日、15日連続で前週同曜日を上回る3616人の感染が確認されました。
これで都内の感染者の累計は160万5993人になりました。
このうち、10歳未満から30代は2264人で全体のおよそ63%、重症化リスクが高い65歳以上の高齢者の感染者は284人で全体のおよそ7.9%でした。
都の基準で確認された重症者は1人増えて5人でした。
また、新たに確認された死亡者は1人で累計は4578人です。

世界の感染者5億4869万人超え、死亡者は633万人超え
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、世界全体の新型コロナウイルスの感染者の数は日本時間3日4時21分の時点で5億4869万7022人となりました。
また、死亡者は633万8174人となりました。 

ワクチン3回目追加接種率が60%超えても新規感染者が再び増加
ワクチン3回目追加接種率が6月30日時点で61.8%となりました。
高齢者や持病のある方の追加接種が進むとともに、重傷者・死亡者とも緩やかに減少していましたが、3回目接種から4か月経過する高齢者が増加する今後の動向に注意する必要があります。

3回目に接種したワクチンの抗体値は接種から4か月経過すると下がり始めますので、重症化リスクが高い60歳以上の高齢者と基礎疾患のある人への4回目接種は、3回目追加接種から5カ月経過後に実施する方針が厚労省の専門家部会で示され5月下旬から始まりました。

ウイズコロナ時代は、感染爆発を防ぎながら社会経済活動を維持し「国民の命と暮らしを守る」ことが課題です。
このためには、ワクチンと治療薬の確保、医療体制の整備、保健所体制の整備が不可欠です。
医療体制が脆弱な地方ではとりわけこれら対策の強化が求められます。