「5類」への引き下げではなくワクチン接種や治療費を公費負担とする新たな類型を

国内の新たな感染者は23万8654人、感染者の累計は3028万3031人
国内では7日、23万8654人の感染が確認されました。
過去最多を更新したのは
　静岡県　　9475人
　岡山県　　5332人
の2県です。
感染者の累計は3028万3031人になりました。
また、新たに確認された死亡者は2日連続で過去最多を更新する463人で累計は5万9415人です。
重傷患者は9人増えて668人でした。

都内の新たな感染者は1万9630人、感染者の累計は408万5912人
都内では7日、1万9630人の感染が確認されました。
都内の感染者の累計は408万5912人になりました。
このうち、重症化リスクが高い65歳以上の高齢者の感染者は2481人で全体のおよそ12.6%でした。
また、新たに確認された死亡者は30人で累計は6969人です。
都の基準で確認された重症者は1人減って54人でした。

世界の感染者6億6390万人超え、死亡者は670万人超え
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、世界全体の新型コロナウイルスの感染者数は日本時間8日5時20分の時点で6億6390万9075人となりました。
また、死亡者は670万6021人になりました。

「5類」引き下げで、ワクチン接種や診療控えによって感染者が激増する恐れ
新型コロナウイルス感染症は現在の2類相当から5類への引き下げが検討されています。
引き下げられた場合には全額公費負担が自己負担になります。
自己負担となるのは
　ワクチン接種　無料⇒　9600円程度（全額）
　抗体検査　　　無料⇒　1800円（3割負担で）
　PCR検査　　　無料⇒　2500円（3割負担で）
　治療薬（ラゲブリオ）5日分　 無料⇒　28000円（3割負担で）
　入院費用　　　 無料⇒　数万～10数万円（3割負担で）
などです。
物価や電気ガス料金などの値上がりが続く中で、治療費が全額公費から自己負担となれば、ワクチンを接種せず発熱など新型コロナ感染症の症状があっても診療を控える方が増えることになり、その結果感染者が急増する恐れがあります。
2類相当から5類引き下げではなくワクチン接種や治療費は全額公費で負担するような新たな類型とするか5類に引き下げてもワクチン接種や治療費は全額公費で負担する特別措置を講ずるべきかと思います。