抱いて欲しくて

風に乗り　君待つ元へ　舞い落ちる

　　　　　　　　ただ居るだけで　心落ち着く

一歩

白無垢に　頬薄桃に　溶けて行き

　　　　　　　紅は真紅に　強く踏み出す

I love you

艶やかな　桃の衣を　纏い咲く

　　　　　　　葉の緑さえ　君に見惚れる

Glossily

太陽に　透けてる桜　悩ましく

　　　　　　　見に来る人を　艶やかにする

あの頃の

上り坂　歩んだ道を　振り返る

　　　　　　日向ぼっこの　ニオイのした道

開放

曼荼羅の　前に立てば　火の輪から

　　　　　　　宇宙（そら）へ飛び出し　心弾ける

Moment

見下ろせば　皆が私を　見上げては

　　　　　　　　綺麗と言って　通り過ぎ行く

百合の香り

透き通る　高い声出し　歌う百合

　　　　　　　　ピンクの香り　辺り舞い飛ぶ

I am me

純白の　花が私は　何色に

　　　　　　染まればいいのと　迷いタメイキ

青空

悲しい日　見上げる空は　涙色

　　　　　　　雨でもないのに　頬濡れて行く

Sad smile

整然と　並べられてる　花たちは

　　　　　　　みんな前見て　微笑浮かべる

yet

紅梅が　咲きたいココロ　膨らます

　　　　　　　君に逢うまで　開きはしない

迷路

様々な　色のこころが　浮かんでる

　　　　　　愛されたくて　水面漂う

傍観

枯れた葉は　生気を戻す　ことはなく

　　　　　　　　このまま散るを　ただ待っている

笑ってみてごらん

白梅の　硬い蕾が　微笑んで

　　　　　　君へ空へと　香りを運ぶ