とろーりと

愛してる　言葉に蕩け　もぐり込む

　　　　　　花の真ん中　蜜を纏（まと）いて

次から次へ

望むだけ　光と風を　受け取って

　　　　　あなただけ見て　開く花びら

あなたへ

幸福に　一枚足らぬ　泣く君へ

　　　　　心取り出し　そっと手渡し



少し遅れた２００記念です。
覗いてくださってありがとうございます。
初めての歌の焼き直しですが
初めての気持ちを忘れないと言うつもりで詠み直してみました。

あなたとの時間

満開に　咲いた桜と　融けて行く

　　　　　　花びらの下　埋もれる私

逢いたくて

通勤の　道路横切る　花びらは

　　　　　愛しい君に　逢いに急いで

上を見て 花を見て

「良かったよ　あなたがここに　居てくれて」

　　　　　　下見たままの　君の手を取る

燃える花

足元の　小さな花に　驚いて

　　　　　　ぶつかる肩に　赤い花咲く

降り注ぐ

少しずつ　形を変える　下弦月

　　　　　愛を注いだ　桜は満開

酔う

時期外れ　齧れば青い　スイカの実

　　　　　ゆっくり染み出る　仄かな甘さに

夢

赤色の　首輪を抱いて　眠り付く

　　　　　夢に入れば　月に逢えると

なかよし

太陽が　最後にくれた　プレゼント

　　　　　夕焼け染まる　飴色の月

高体温復活

手を伸ばし　満月そっと　てのひらに

　　　　　　乗せれば溶けて　流れる蜜に

ジャマしないでぇ

春の午後　あなたの香り　漂って

　　　　　スズメも羨む　お喋りタイム

ソレわたしのなのに・・

香を求め　桜に顔を　近づける

　　　　　　春風吹いて　くちびる触れた

ベランダ特等席♪

小雀も　お喋り止めて　聞き惚れる

　　　　　　春告げ鳥の　甘いメロディ