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シノハユ the dawn of age 第30話 「市大会」 感想

2016-02-28 22:30:00 | 咲-Saki- スピンオフ関連
シノハユ 第30話


 以下、シノハユ最新話の感想になりますので未読の方はネタバレにお気をつけください。

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『シノハユ』カテゴリー

 最近、やっと時間を作れるようになったので『シノハユ』の感想記事を再開してきます。(書けていない部分に関しては単行本の感想で補足していければいいなぁ....。)


慕リチャの夕食 (新婚生活)



慕リチャ

 さて、今月の『シノハユ』は慕リチャの夕食作りのシーンからスタート。もう本当に今更なんだけど、完全に新婚生活真っ只中の夫婦じゃん!ってツッコミたくなるくらい仲良すぎるんですよこの2人。慕ちゃん帰宅⇒何か手伝うことある?⇒リチャードソンの料理している姿を眺める慕ちゃん。この一連の流れがどうしようもなく、新婚生活の夫婦のそれだっていうね。

 まぁ、その時の会話の内容は中学に入学して麻雀部に入った慕ちゃんがいじめられてないか心配するというものなんだけど、これが「職場に怖い先輩いる?」とかだったらもう完全に新婚さんの会話だよね。この2人の仲睦まじい様子は『シノハユ』の良心ですなぁ...。

 料理を作りながら慕ちゃんの帰りを待つリチャードソンと叔父さんの好意....もとい厚意を素直に喜ぶ慕ちゃん。慕ちゃんはいつもどこか気を張って、思い詰めてるところがありますからね。そんな慕ちゃんのことをそれとなく気遣うリチャードソン。2人の距離感が素晴らしいじゃないですか。ただただ眺めてるだけで心がキレイになっていくじぇ...。


市大会

 松江こども麻雀大会の時とは違い、中学の大会で全国に進むためには県大会の前に「市大会」を勝ち進む必要があるっていうんだから大変だよね...。実際、どれくらいの中学校が市大会に出てくるのかわからないけど、運の要素が強く絡んでくる「麻雀」という競技ではなおのこと対局数が増えれば増えるほど、全国までの道のりは当然険しくなる。まぁ、市大会で躓くようでは全国で活躍することなんか出来ないと言ってしまえばそれまでではあるんだけどさ。




両利き慕ちゃん

 慕ちゃんすげぇ...!めちゃくちゃ器用だなぁ。両利きって設定がここで活きてくるとは思わなかった...wいや、たとえ両利きでも僕には真似できそうにないんだけども。

 李緒先輩が「何?経験者?」とか言ってるのが笑える。そこまでしてポップコーン食べたい状況なんてまずないよ!それにポップコーンメーカーがある麻雀部なんて、日本広しといえど湯町中だけだろうね。うん、ポプ麻なら全国優勝待ったなし!じゃん。


市大会のルール


 6月に控える「市大会」。どうやら、個人戦には人数的に部の全員がエントリー可能なようだが、団体戦のレギュラー枠は5人。団体戦のレギュラー決めは、部活内での成績を元に決める事になった。


 なお、結果は以下のとおり。
先鋒 石飛 閑無
次鋒 瑞原 はやり
中堅 白築 慕
副将 野津 雫
大将 稲村 杏果
補員 多久和 李緒
補員 勝部 美凛 
補員 本常 玲奈

※補員は1日1試合のみレギュラーと変更可能であり、1戦ごとに1箇所のみオーダーの順番も変更可能


 まぁ、概ね順当な結果だね。松江こども麻雀大会の決勝戦に進出している4人は当初から即戦力と言われていたわけだし。


変則ルール

 少なくとも「市大会」では、1位を3回取った学校が勝ち抜け、大将戦終了時に1位を3回取った学校がなければ総合獲得点数の高い高校が勝ち抜けというルールなのね。今までの団体戦ルールに慣れているせいか本当に変わったルールだなぁ...。

 まぁ、たとえば『咲-Saki-』本編でいうところの照や衣のような規格外の選手を擁している学校でも総合力がなければ勝ち上がりは難しいというルールなのはおもしろいね。3回トップを取った学校が勝ち抜けてしまうなら、3回目のトップにリーチがかかった学校に対しては、トップ阻止のために他校の協調関係が起こる可能性が高いというのも思惑が絡み合っておもしろくなりそうだ。

 このルールなら普通に考えて強い選手を順に揃えていくのがセオリーかな。とはいえ、どういう試合展開になっても中堅戦でトップを取れるかどうかはかなり重要だから中堅にエースを置くのがベストかもしれない。ストレート勝ちを狙うにしても中堅は最もマークが厳しくなるポジションだし、反対にストレート負けしそうな状態なら中堅戦を取りこぼすことは許されない。そういう意味でも小学生大会とはいえ全国3位を経験している慕ちゃんを中堅に据えるのはベストなオーダーだと僕も思う。

 まぁ、1戦ごとに1箇所だけオーダー順を変更できるからそこらへんは柔軟に対応できそうだけれど。


市大会当日



応援

 市大会当日、杏果ちゃんのお母さんとリチャードソンが応援に駆け付けてくれた模様。うーん、この反応の違い...。まぁ、杏果ちゃんの気持ちはわかる。家族が応援に来るのって普通は気恥ずかしいよね。


 さて、ついに「市大会」が開戦。初戦の組み合わせを見ると、そこには悠彗ちゃんと曖奈さんのいる「万原中」の文字があった。いきなり知り合いのいる学校との激突が決まり、閑無ちゃんのやる気ゲージは更に高まった模様。「相手のエースを全員ボコってくるわ」と自信と気合いを身に纏い、いざ石飛閑無の出陣!





先鋒戦終了──!!

 って........。マジか!何これ、めっちゃ熱いな!この展開はさすがに予想してなかったのでド肝を抜かれたなぁ...。まさか悠彗ちゃんがこんな形で再登場するとはね。こんなん燃えない方が無理ってもんでしょ...。

 昨年の松江こども麻雀大会で彼女は憧れた。それぞれの想いを胸に一途に麻雀と向き合う少女たちの姿に。ファイナリストとして卓に座る少女たちを見て、自分もあの卓に座りたいと。自分も彼女たちのように麻雀と共に本気の青春を歩んでいこうと。いつか彼女たちに追いつくために。

 そんな少女が再会したら、閑無ちゃんのはるか先を歩んでいるくらいに成長してるってんだから、激アツだよね。それに閑無ちゃんって小学校時代、悠彗ちゃんの名前をすぐ忘れてたじゃないですか。悠彗ちゃんのこと、アウトオブ眼中だったんじゃないの?って思うくらいに。そんな間柄だった2人が今こうして闘って、閑無ちゃんが悠彗ちゃんに惨敗を喫する。小学生編の段階でここまでのシナリオを考えてたとしたら本当に凄い話だなぁ。

 曖奈さんの言葉を信じるなら万原中もそこまで強い学校ではないようだけど、慕ちゃんたちと同卓してトータルでトップを取った曖奈さんがいる。閑無ちゃんが湯町中でいつも通り麻雀を打っている時に、悠彗ちゃんは敗北の悔しさと湧きあがる憧れをバネに曖奈さんという格上と対局を重ねていたんだろうね。きっと人一倍「勝ちたい」という想いを胸に秘めて。敗北を経験して強くなるというのは王道だけど、やっぱり最高に燃える。



 さて、先鋒戦からトビ終了という最悪のスタートを切ってしまった湯町中だけど、ここから先巻き返すことは出来るのかなぁ。3万点持ちであることを考えると総合獲得点数で曖奈さんを擁する万原中を巻き返すのはなかなかに難しいだろうね。去年、万原中と湯町中はどちらも県予選に出場できているわけだから、県予選出場枠は1校のみというわけではないんだろうけど、仮に1回戦が敗退だとどうなるんだろうね。そのまま終わってしまうのだろうか...?来月の展開がめちゃくちゃ気になる。


 次回は3/25で掲載予定。『咲-Saki-』関連シリーズ4作品同時発売も楽しみ!


3 コメント

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Unknown (Unknown)
2016-02-28 23:28:23
まだ1年だから今回は負けそう。雫先輩も2年生で次あるからな~
Unknown (Unknown)
2016-02-29 01:22:06
3年生の先輩たちが登場した意味がかなり薄くなるけど1回戦敗退しそうな流れだよね~
Unknown (Unknown)
2016-02-29 09:51:02
ゆえ「トんだら土下座しなさいよ」

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