ふわふわな記憶

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シノハユ the dawn of age 第8話「はやり①」 感想

2014-04-25 16:00:00 | 咲-Saki- スピンオフ関連

以下、本編の感想になりますのでまだ読んでない方はお気を付けください。



本編 第8話 「はやり①」感想
(前回の感想はこちら→シノハユ the dawn of age 第7話「閑無④」 感想




自分がどんな大人になるのかなんて、まだ想像すらつかなかった――。

今回からははやりんの過去のお話。
見開きの扉絵ではやりんが立っているのは「慕①」で高校生の慕ちゃんが立っていた島根県松江市朝酌町にある多賀神社。
僕は神社を見て回ったりするのが結構好きなので機会があるときにいろんな神社を見て回ったりしてますけど、本流の大橋川に朝酌川、剣先川が合流する狭窄部に位置する松江の多賀神社は本当に見晴らしの良い場所で背景にはうってつけだし本当にすばらな場所だなぁと思います。

憧れのお姉さんが付けていた髪飾りを手に持ちながら、川のほとりで佇むはやりん。
この髪飾りは松江こども麻雀大会の時は付けていなかったけど、大人になったはやりんが付けている髪飾りに似てますね。





場面は変わって、慕ちゃんたちは「閑無④」で来週のお祭りに行く?って話していたけど、やっぱりお祭りに参加することに。
慕ちゃん浴衣とてもとてもとても似合う!
小学生という年齢を考えればみんなが浴衣を着ていたら自分も着たいと思うのはやっぱり当然ですよね。
「わぁ」って素直に喜んでるのも慕ちゃんらしくてかわいいです。
杏果ちゃんや閑無ちゃんたちも浴衣似合ってるし、お祭り最高ですね。お祭りはなくてはならないイベントですよ。


杏果ちゃんの家はお客さん用の浴衣がいっぱいあるってことは旅館を経営してるのかな。
洗うのも私がちゃっちゃとやるから」って言ってるし、めちゃくちゃ出来た子だなぁ。




お祭りを満喫していた閑無ちゃんたちの目に「瑞原はやり ミニコンサート」の看板が目に留まる。
時にはHAYARIに流されて」はいつかCD化しそうな予感...。
松江こども麻雀大会の会場でも人気者っぽかったけど、はやりんは小学生の時点でもう持ち歌とかを持ってるアイドルなのか~。
全国小学生大会出場!!」って書いてあるけどこれ麻雀の大会なのか、アイドルの大会なのかどっちなんだろう(笑)


ガキなのに媚びってんじゃねーぞ!」という閑無ちゃんの叫びを聞いて、
そういえば二年生の頃―― 私もそんなこと思ってたな」と三年前の自分を思い返すはやりん。





小学二年生のはやりんは学校の用事を早く済ませて、入院中のおばーちゃんに毎日会いに行くほどに
おばーちゃんのことが大好きな様子。
自分が居眠りをしてしまったことで、すぐにおばーちゃんの容態が悪化したことに気付けずに、自分を責めて泣いてしまうところは
今まで描かれてきたほわ~っとしてたはやりんの印象とは違って責任感の強さを感じますね。





そんなはやりんの前に現れた一人の謎の女性。
きっとこれから「瑞原はやり」という一人の女の子の生き方に大きな影響を与えることになるその女性は
何も言わずに泣いているはやりんを手品で慰め去っていく。




そんなかっこいいおねーさんの後ろ姿をまじまじと見つめるはやりん。
こういう”出来る”女の人って小学生の女の子からしたら憧れるだろうな~。




退院したおばーちゃんの強い要望でフードコート内にある牛丼家でご飯を食べることになったはやりんとおばーちゃん。
退院出来て良かったなぁと思った矢先にガツガツ牛丼を食べ始めるおばーちゃんちょー元気すぎる。
確かに病院食ではガツガツしたものは食べられないだろうけど、チェーン店の牛丼が食べたいなんてこだわりのあるおばーちゃん初めて見たよ(笑)




牌のおねーさん」の名前は「春日井真深」と言って、「まふふ――☆」が口癖のアイドルだったんですね~。

はやりんはそんなステージ上のアイドルを見つめて、
かわいいかわいいやりすぎっていうか・・・ やっぱり大人はあーいうんじゃダメだよ」とその振る舞いをおかしいと否定する。




将来あーいう人になりたいって思えるのは もっとすてきなお姉さんだよ!

小学2年生のはやりんがなりたい将来の姿は、彼女が今感じたような"媚びた"大人ではなくて、
病院で出会ったかっこいいお姉さんだと断言する。


この頃のはやりんは一見すると誰かから"媚びてる"と思われるような振る舞いに対して否定的だったんだ。
小学四年生の頃の松江こども麻雀大会ではもうアイドルのような感じだったし、この2年の間で大きな出来事があったようですね。






ピアノのレッスンに向かう途中で、咲-Saki-のストーリーではかなりレアなヤンキーがサラリーマンのおじさんに絡んでる
シーンに出くわしてしまう。恐怖を覚えながらもすてきなおねえさんになりたいならと助けることを決意する。
というかこのヤンキー小学生の女の子相手に殴りかかろうとするとか本当にダメ人間過ぎる...。




はやりんのピンチを救ったのは、牌のおねーさんこと春日井真深だった。
ヤンキーとサラリーマンの両方とも真深さんのファンだったようで、「まふふー♪」とか言いながら去っていくのが笑える。
はやりんのおばーちゃんの話だと「幼児向け番組とかに出てる」おねえさんのはずだけど、サラリーマンはだけでなく
ヤンキーにまで人気あるとかスゴイな...。おばーちゃんも知ってるくらいなのにはやりんは知らないみたいだし、はやりんはあまりテレビとか見ない子なのかな。




真深さんは再び泣いているはやりんを手品で慰め、髪飾りを取り、初めてはやりんは自分が憧れていたすてきな
おねえさんの正体が自分が"媚びてる"と思ったアイドルであることを知った。
驚きのあまりか言葉を出せずにいるはやりん。





病院で出会ったすてきなおねえさんに憧れ、病院ではその後姿を羨望の眼差しで見つめていたはやりん。
最後のページで再びお姉さんの後ろ姿を見つめるはやりんですがどんな表情でおねえさんを見つめているんでしょうか。



自分が"媚びてる"と思っていたその姿の裏には自分が憧れたかっこいいおねえさんの姿があることを知った。
きっとはやりんにとって自分が泣いている時に助けてくれたおねえさんとの出会いで今までの自分の考え方が変わっていくでしょう。冒頭ではやりんが持っていた髪飾りも真深さんとの重要な品物になってくると思います。
生きていれば価値観や考え方が変わる瞬間が必ず来る。
誰かとの出会いや別れがその人の人生に大きな影響を与えることもある。
この世に唯一絶対の正しい考え方なんてない、だからこそいろいろなことを試行錯誤して考えていく過程で人は成長していけるんだと思います。
人は人との出会いや別れ、関わりによって影響されて生きていくそんな物語になっていくのかなとシノハユを読んでいると思い知らされます。




今回のはやりん編もとても面白くなりそうなお話ですね。
今回は慕ちゃんや閑無ちゃんの時とは違って、後のはやりんが牌のおねえさんとしてプロで活躍していることを
知っているからこそ個人的にはおもしろいなぁと感じるお話でした。
一つ気になったのは真深さんとはやりんが初めて出会ったのが病院だったということですね。
扉絵のはやりんの表情も考えると少し怖い感じがしますけど...。
まぁそういうことも含めて真深さんとはやりんがこれからどう関わっていくかが楽しみです。


次回は「はやり②」ですね。次回は5月24日のビッグガンガンで掲載予定。


9 コメント

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Unknown (Unknown)
2014-04-25 22:54:52
シノハユがどんどん好きになっていく
浴衣かわいいからのはやりんの回想に繋がっていくのがいいですね

髪飾りはまふふから譲り受けたものだろうし病院にいたっていうのもかなり怖いですね。何か病気を抱えていたりする可能性はありそう
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Unknown (山の主)
2014-04-26 01:42:55
牌のおねえさんキャラは憧れの人から受け継いだものだったとは。
50P分くらいあったし今回はかなり情報量多かった気がする
一人一人の過去を掘り下げていくのはキャラに愛着が湧くしいいね
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Unknown (リーチのみ)
2014-04-26 13:30:59
小2のはやりんは責任感の強いしっかり者な性格に見えるから元はこういう性格なんだろうね。今のはやりんのルーツになっているのは真深だろうけど、考え方がどう変わるのかは楽しみですなあ。
1ヵ月後が待ち遠しい
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Unknown (Unknown)
2014-04-27 02:46:11
はやりんがアイドルになった理由が憧れの人に影響されてのことだったとは意外だった。
牌を使った手品が得意のようだし、まふふも麻雀をしてるということなのか
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Unknown (ゆー)
2014-04-27 03:10:21
小学生で着付けができる杏果さん何者!!!!
浴衣最高に激しく同意です
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Unknown (Unknown)
2014-04-27 16:26:37
まふふからはやりんに受け継がれて、次はまややが受け継ぐのか
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Unknown (ふわふわ)
2014-04-30 20:07:34
>何か病気を抱えていたりする可能性はありそう

真深さんが付けていた髪飾りをはやりんが持っているので、やはりそういうことを連想させますよね...。
前向きに考えるなら誰かのお見舞いという可能性も...。


>山の主さんへ

慕ちゃん・閑無ちゃん・はやりん、それぞれの視点で丁寧に描かれていくのは僕も嬉しいです。

>リーチのみさんへ

サラリーマンを助けようとしたことからもはやりんから責任感や正義感を感じますよね。


>牌を使った手品が得意のようだし、まふふも麻雀をしてるということなのか

牌のおねーさんと言われてるのでプロ雀士の可能性もあるんじゃないかなと思います。きっとはやりんが麻雀を始めるきっかけになるのも真深さんだと思うので。


>ゆーさんへ

気配りも出来て着付けも出来る杏果ちゃんは嫁度高いですね。そんな何でも出来る杏果ちゃんが誰かに甘えるところとかを見てみたいなぁと思ったり...。


>まふふからはやりんに受け継がれて、次はまややが受け継ぐのか

まやや~。
由暉子ちゃんの対局シーンが描かれたらはやりんが何かしらコメントしてくれるとおもしろいかもです。はやりんが有珠山と戦いたくないと思った理由についても言及されると嬉しいかなと。
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Unknown (秋の空)
2014-05-11 02:07:42
杏果はこの時点でしっかり者だね、高校生になったらどんな感じに成長するか楽しみ
慕もしっかりしてる子だけど我慢しちゃう子でもあるからリチャードソンがもっと気付いてあげられたらいいんだろうけど
やはり慕リチャについてはあれこれ考えてしまうし熱いなあ
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Unknown (ふわふわ)
2014-05-11 11:52:04
>秋の空さんへ
まだ杏果ちゃんが同じ高校に進んで慕ちゃんたちと一緒にインハイに出場するかは定かではないですけど、高校生杏果ちゃんが描かれる日が来るのは楽しみですね~。杏果(28)もいずれ見てみたいなぁ。

慕ちゃんとリチャードソンいいですよね。
男手一つで女の子を育てていく難しさが垣間見えながらも、二人の仲の良さは見ていて微笑ましいです。
一時は麻雀をやめるように言ってしまうけれど松江こども麻雀大会で笑顔で対局している慕ちゃんを見て、慕ちゃんのことをちゃんと見れていなかったことに気付いて、これからは慕ちゃんのやりたいことを応援していきたいと言っていた3話のシーンはとても印象的でした。
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