以下、本編の感想になりますのでまだ読んでない方はお気を付けください。
シノハユ 第9話 「はやり②」感想
(前回の感想はこちら→シノハユ the dawn of age 第8話「はやり①」 感想)
はやりんが小学2年生だった頃のお話の続きからになります。
前回、病院で出会った憧れのおねえさんが自分が媚びてると思ったステージ上のアイドルと同一人物であることを
知ったはやりん。学校にいてもその事実で頭の中がいっぱいの様子。
下校中にも高校生らしき二人組が真深さんの昨日のステージを見に行っていたようだけど、
本当に幅広い年齢層から支持を得ているようですね。
「後半ちょいヘタってたけど」と不穏な発言が混じる二人の会話が気になってしまうはやりん。
はやりんが帰宅すると、お手伝いさんだと思われる高橋さんがおばーちゃんの忘れものを病院に取りに行こうとしていることを知って、
代わりにはやりんが取りに行くことに。
家事全般は高橋さんがこなしてるみたいだし、はやりんの家はやっぱり結構裕福な家庭なのかな。
所々ではやりんから小学生らしからぬ礼儀正しさを感じるけど、瑞原家はどういう雰囲気の家庭なんだろう。
丁寧な物腰で看護婦さんから忘れ物を受け取ると、病院内で真深さんのマネージャーの姿を発見し、
後ろからついていくと、
病室で患者としてベットで安静にしている真深さんと3度目(はやりんにとっては4度目)の出会いを果たす。
前回でも真深さんが病院にいたことから何かしらの病気を抱えているのではと思っていたけどやっぱりそういう事だったんですね。
真深さんも言っているけど偶然の出会いが3回もあればそれはきっと出会うべくして出会った運命の相手だと思う。
少なくとも何の縁もなしにこんな短期間で3回も出会う事なんてそうあることではないし。
はやりんがマドレーヌを焼いて持ってくるという申し出に差し入れ怖いと反応する真深さんが笑える。
まぁ確かにアイドルという職業をやっていれば手作りの食べ物の差し入れは危険なんだろうけど。
小学二年生でおいしいマドレーヌを作れるはやりんも凄いけど、はやりんのお母さんって洋菓子店を経営していたりするのかな。
家事を高橋さんに任せているところを見ると結構仕事は忙しそうな印象を受けるけど、はやりんの両親はどんな人なんだろう。
はやりんは育ちがよさそうだし、両親もしっかりものなのかな?
意外にそうでもなかったりするのかもしれないけど、いつか登場することもあるのかな。
はやりんの作ったマドレーヌは真深さんの強靭なセルフコントロールを打ち破るほどの恐ろしいおいしさだったらしく、
マネージャーの分も残さず食べてしまってる真深さん。真深さんが病院を抜け出してとろろ割子そばを食べに行くほどの
食いしん坊だったとは少し意外。アイドルってそういう食事について制限が厳しいのかと思ったらマネージャーさんの様子を見るとそんな感じでもなさそうですね。
とある日、真深さんがおいしいと言ってくれたマドレーヌを持って真深さんのお見舞いに来たはやりんの目の前に「面会謝絶」の文字が。
小学二年生で「謝絶」が読めないのは当たり前だけど、その文字からよくない雰囲気を感じるはやりん。
マネージャーさんとお医者さんが深刻そうに何かを話しているシーンを見て、はやりんは不安に駆られてしまう。
真深さんの病状が悪化したことを察し、以前真深さんが自分を元気にしてくれた手品を練習するところは
とても健気でいい子ですね。慕ちゃんや閑無ちゃんもそうだけど3人ともこういう健気な一面があって素敵だなぁ。
抗がん剤の副作用で数日間臥せっていたんですね。
抗がん剤を使用しているということは結構症状は重いのでしょう。
癌は早期の段階で発見されれば手術で摘出するのが一番良いそうですが、
転移が進行してしまうと抗がん剤のように全身に効果を発揮する治療が必要になると聞いたことがあります。
抗がん剤は副作用が強くて、今回の真深さんのように数日間に渡って眩暈などの様々な症状が続くこともあるようなので
これはとても辛いですね。
「元気になって!!」と手にタコを作りながら一生懸命練習してきた手品を真深さんに披露する
このシーンは感動した。真深さんも言っているけど「人を喜ばせるために頑張れる人」というのはアイドルに向いていると思う。
長くアイドルを続けることが出来る人というのはきっとそういう人であるべきだと思うし、
そう思えないならきっとどこかで壁にぶつかってしまうそういう職業なのかもしれない。
以前、はやりんがアイドルに対して「媚びてる」という印象を抱いていたけど、真深さんにとってのアイドルの姿は
「人を喜ばせようとする人」なんですね。
アイドルとしてたくさんの人を元気にし、たくさんの人の喜びを生んできたその証とも言える髪飾りが真深さんからはやりんに託される。
真深さんとはやりんが運命的な出会いをして、真深さんの志を髪飾りと共に受け継いでいく。
はやりんが研究者の道を捨ててアイドルになったと立先生が言っていたけど、
癌を治す新薬の開発とかそういった医療関係の研究をしていたのかなと想像してみるのもおもしろいですね。
それでも憧れの人が病気を抱えながらもたくさんの人を笑顔にしてきた誇り高きアイドルという仕事を
自分が受け継ぐ選択をしたのかもしれません。
面会謝絶が終わってやっとこれからも会えると思った矢先、東京の病院に移ることになり
会えなくなるというのは悲しいですね。東京の施設の整った病院ではないと治療が難しいという事であれば
抗がん剤を投与してもあまり病状はよくなっていないということなんでしょうか。
続きが気になる終わり方で次回へ。
次回は6/25に掲載予定。そろそろシノハユ2巻の告知が来ると思ったんだけど来月で来るのかな。
はやり編も重くて涙が出る話だな~。
来週読むのが少し怖かったり.....
まふふとはやりんに幸せが訪れますように。
「東京に出発するのを最後にはやりんとまふふはもう会えなくなるんかなー、やっぱり一人について深く話を描いてくれるとキャラに対しての見方も変わるね」
はやりんがこういう経緯でアイドルになったというのを知ると目頭が熱くなります。来月どうなるのか....。
「ストックも貯まってるし2巻は7月か8月くらいか」
そのくらいになりそうですね。店舗特典もどんな特典になるのか楽しみです。
「まふふ癌なんですね.....
はやり編も重くて涙が出る話だな~。
来週読むのが少し怖かったり.....
まふふとはやりんに幸せが訪れますように。」
ホント来月どうなってしまうのか...。
真深さんとはやりんには幸せになってもらいたい。
シノハユを読むと研究者設定についていろいろ考えてしまいますねぇ
「高校とはいえ偏差値70の晩成に余裕で入れるあこちゃんより頭が良いはやりん何者!
シノハユを読むと研究者設定についていろいろ考えてしまいますねぇ」
はやりんはプロ麻雀カードに神泉と書いてあったので、近くの大学だと東大の可能性もありますからね~。
二つ名(?)でもあるwhirlwindというのもリアルタイム処理を念頭に置いた世界初のコンピュータだったり、和了スピードと防御力がストロングポイントと書いてあるので、デジタル雀士としてトッププロで活躍しているのかもしれませんね。
研究者設定も熱いですよね。
「東京は癌治療で有名な国立がん研究センター中央病院が築地にあるからまふふの移転先はそこかな」
怜が運ばれた聖路加国際病院からもわりと近いので、
真深さんの移転先として国立がん研究センターはあり得ると思います。