GESCHICHTE on THE BLOG

ダンスカンパニーノマド~sのブログ。創作・公演情報をさまざまな角度からお届けします。

ワークインプログレスとは?

2004-11-07 | 周辺の言葉から
舞台作品は上演まで非公開というのが主流。
しかし、今回はあえて「途上公開」を繰り返します。
これがワークインプログレス。本番までに6回行われます。

「創り続けていくよりヴィヴィットな応答と呼応」を求め、
表現、発表、公開、上演を機能させたいともくろんだわけです。
それは、観る側の力が必然空間として存在していくこと。
ちなみにノマド~sは、95~96年の作品『ZAI EXISTENCE』でも
試演・途中公開を行いました。
10年ぶりの観る人と踊る人で創る作品となります。

ゲズィヒト ウント ゲシヒテ とは?

2004-11-07 | 周辺の言葉から
Gesicht Und Geschichte(ゲズィヒト ウント ゲシヒテ)とは、
ノマド~sの2005年新作タイトルです。すなわち「顔と歴史」です。
そのココロは??作品テキストを読んでみると…

時として私たちは人生や人類の物語に、手帳や日記で対面する。
その1ページをめくった時、その人の顔が想起され、現実にヴィヴィットに応答してくる。
歴史という新しい顔、流れゆく旅の顔がのぞいている。
歴史感覚の平面化、歴史意識の欠如、身体感覚の希薄さを、浮かび上がらせる。
新しい歴史がおろかな歴史で隠蔽され、
いわば顔が顔によって隠されている現代社会の切実な危機があるからだ。
その渦中で生きる人間模様。そこにおびただしい顔が現れてくる。