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nokko log

灯りともる街角に

『マラソン』

2005-07-10 14:19:17 | Movie
もーこれは泣けとゆーことですね、という前評判だったのだ『マラソン』。 いかにもお涙頂戴な設定にもかかわらず抑え目な演出で、とにかくいい!って話。韓国映画と言えば、 『八月のクリスマス』がそうだったので、何となく期待は もっていった。でも、根性捻じ曲がっているので、簡単には泣くかとか思いつつ。ネタバレは止めとくけど、すんばらしい作品だ。映画全体としてもグレイトだ し、主演のチョ・スンウ のイノセントな(と書くとあー陳腐になってしまう。とにかく映画館へレッツラゴー!)笑顔。いい映画には共通して言えることではあ るが、何気ないシーンでも感動へ誘う。ちょっとしたペーソスとかね。押し付けがましくない笑いと涙。簡単には泣くかと思いつつ泣いてしまったことを告白し ておこう。

『お父さんのバックドロップ』

2004-12-09 20:41:21 | Movie
原作は中島らもさん(涙…)の「頑張るお父さん物語」。小屋は新世界の興行の空気感。脚本の原作アレンジはグッジョブ!李闘士男監督も初作品としては充分っすよ。cobaの音楽、スネオヘアーの主題歌もグッ。子役二人は絶品。芸達者揃いが集まった逸品。らもさんも出てるんだよー。泣かせるなよー(また涙)。まあ、ベタっちゃぁベタですよ。でも「仕込み」がしっかりしてるから感じさせない。神木隆之介くんに星四つ!

『誰も知らない』

2004-10-04 22:43:32 | Movie
監督は『ワンダフルライフ』『DISTANCE/ディスタンス』是枝裕和。 この監督、前作では「犯罪・社会・家族・生死」をモチーフに撮っている。『誰も知らない』が、前作からどこまでそのテーマを昇華させてるかってところ。結 果は、大成功!すんばらしく洗練度の高い作品になっている。各シーンでアドリブ演出を採用。でも、全体の造作がしっかりしているところが構成力。さすがで す。夜のモノレール。かなり印象的なショットを要所で使っている。モノトーンのストーリー展開に鋭利な接戦を入れている感じだ。ネタバレはこれ以上避ける と、一人の少年が悲劇から一人の大人へと成長していくビルディングス・ロマン。柳楽くんの存在感は秀逸。五つ星だね。

『華氏911』

2004-09-11 23:31:46 | Movie
マイケル・ムーア、前作の『ボウリング・フォー・コロンバイン』はドキュメンタリーとしては出色だったよ。それがアメリカの銃社会の見立てとして当たっているかどうかとは別にね。んが、『華氏911』は、 アンチ・ブッシュのネガティブ・キャンペーンにするために作られた映画って感じがして、あまり映像作品としては感心しなかったんだわ。何でもかんでも詰め 込みすぎやんって。ただ、映像ってみせられると重いよなーとは思う。柄にもなく、プロパガンダについて考えたりする。

『69sixtynine』

2004-07-01 23:51:11 | Movie
『69sixtynine』原作は読んだんだ、村上龍のね、かなり昔にだけど。一気に読んでしまった。「楽しく生きることが、最高の復讐だ」って今でもそう思ってる。で、脚本は 九藤官九郎、主演・妻夫木聡ってことで李相日監督はどう料理してくれるのかなって、期待半分不安半分。タイトルバックで「いけるじゃん、これ!」が第一印象。まあ、よくできた映画じゃないかな。あたい的にはちょっと不満も残るけどね…。

『スキャンダル』

2004-05-24 22:47:25 | Movie
ヨン様ね。何かこの人のことを悪く言ったら世間的には大変じゃないすか 今。でもあたいの好みじゃないんだよペ様は。映画自体は満足ですよ。スリリングだしね。韓国の奥深さに触れた感じもするしさ。全体としてもなかなかにおも しろいですわ。ヨン様じゃなければもっと良かったのにと言ったら、やっぱ問題なんでしょうな。