やっぱジャニスは特別な存在。存在自体がロックでありブルー
スであるっていうか。映画化されるんだって?下手なキャスティングしてブチ壊しにしない方が良いと思うなー。だってジャニスの魅力ってそこらの女優さんに
は醸し出せないよ。脆さ、強さ、危うさ、しなやかさ、剛直さ、壊れやすさ。うーん。無理だ。映画化は断念した方がいいよ、それも今すぐにだ。あたいにも、
あー27になる(つーことはover27ね、今)、ジャニス、もう、死んじゃったりしてんじゃん、とか思ったこともありましたよ。ま、だからどーっつーこ
とはないわけで。ジャニスはジャニス、極東のあたいはあたい。えー何が言いたいんだw ジャニスはレジェンドだよ。これはこれからも、ずっとそう。
監督は『ワンダフルライフ』、『DISTANCE/ディスタンス』の是枝裕和。
この監督、前作では「犯罪・社会・家族・生死」をモチーフに撮っている。『誰も知らない』が、前作からどこまでそのテーマを昇華させてるかってところ。結
果は、大成功!すんばらしく洗練度の高い作品になっている。各シーンでアドリブ演出を採用。でも、全体の造作がしっかりしているところが構成力。さすがで
す。夜のモノレール。かなり印象的なショットを要所で使っている。モノトーンのストーリー展開に鋭利な接戦を入れている感じだ。ネタバレはこれ以上避ける
と、一人の少年が悲劇から一人の大人へと成長していくビルディングス・ロマン。柳楽くんの存在感は秀逸。五つ星だね。