大石段を登り
招福の鐘を過ぎて
スロープの小道をゆきますと、
いよいよ本堂へつづく第二石段の前へ。
その距離、目と鼻の先ほどに迫る。
達磨さんたち
木の葉と空の間に
ぽっかり浮かんだようで...
遠目に赤提灯めくわ。
その石段脇にある手水舎。
(( お浄めをね ))
・・・!
しませうと
立ち寄ればご覧の通り、
つらら つららか つらさがり...使 え な ひ。
凍みついた
氷が冷えこごって...
柄杓が取れなんだよ。
(( 手だけでも浄め、))
られない、
ためらわれる、
めっちゃ躊躇しちゃう。
竹筒から
絶えまなく流れゆけど、水...
薄くうすく張りつめながら秒で...
結氷していくのですもの。
この、凍てかける真水へ、手を、
ちゃぽんぷ
浸す勇なっしんぐME。
「 ・・・。」
さ、いざ、
目前に迫った本堂へね、
お浄め回避ゆるしてくださりませっ。
午前の日光が
ふりそそぐ境内へ...歩みいる、
念頭にこそ置きつづけた禅寺の地。
霊符堂へ到る
まばゆさに眩みそう。
満ちたりて すやすやすぅ...
睡るやうに安らかだこと達磨たち。
願いも色も
とりどり豊かに
揃いも揃わり...実っています。
まるめておいたの...だぁれ?
作りびと知らずさん作の
雪だるま氏もご一緒に。
溶けかけてまた固まったために、
ダブルアイスクリームっぽゅくも。。。
おいしそうな氷菓にみえるなんて、
私の食べ意地でしょうか♪
( 〃 ・艸・)
大きい少林山達磨のそばにもよ、
こちらは かすかに 笑ってるげ。°
達磨寺で雪だるま
うん。
こさえたくなる
洒落たい気持ちわかります、
どなたか知らねどユーモアをありがとう♪
乃一家の達磨さんは
受付の方にいったとき、
伴侶の手ずから風呂敷衣をほどいて
心付けと共に坊様へと渡し...さようなら。
いい、
お天気よ達磨さん。
本日はお日柄も良くってね。
凛と晴ればれ
凍みる
風の強さは、
さすが当地の名物なんだわ。
上州からっ風
御神木の葉、
さわざわ そよぐ
ざわさわ ざさざ さんざめく...
達磨さん
お役目全うです、
君のお家へ、
おかえり。