hyakunenseis◇ry ∞

リリカルに、コミカルに、フツーに、日常いろ色。

高崎達磨譚7

2021-01-25 22:43:00 | reminisce
大石段を登り

招福の鐘を過ぎて

スロープの小道をゆきますと、

いよいよ本堂へつづく第二石段の前へ。



その距離、目と鼻の先ほどに迫る。


達磨さんたち

木の葉と空の間に

ぽっかり浮かんだようで...


遠目に赤提灯めくわ。


その石段脇にある手水舎。

(( お浄めをね ))

・・・!


しませうと

立ち寄ればご覧の通り、

つらら つららか つらさがり...使 え  ひ。



凍みついた

氷が冷えこごって...

柄杓が取れなんだよ。


(( 手だけでも浄め、))


られない、

ためらわれる、

めっちゃ躊躇しちゃう。


竹筒から

絶えまなく流れゆけど、水...

薄くうすく張りつめながら秒で...


結氷していくのですもの。



この、凍てかける真水へ、手を、

ちゃぽんぷ

浸す勇なっしんぐME。


「 ・・・。」


さ、いざ、

目前に迫った本堂へね

お浄め回避ゆるしてくださりませっ。



午前の日光が

ふりそそぐ境内へ...歩みいる、

念頭にこそ置きつづけた禅寺の地。


堂へ到る


まばゆさに眩みそう。

満ちたりて すやすやすぅ...

睡るやうに安らかだこと達磨たち。



願いも色も

とりどり豊かに

揃いも揃わり...実っています。


まるめておいた...だぁれ?

作りびと知らずさん作の

雪だるま氏もご一緒に。


溶けかけてまた固まったために、

ダブルアイスクリームっぽゅくも。。。


おいしそうな氷菓にみえるなんて、

私の食べ意地でしょうか♪


( 〃 ・艸・)


大きい少林山達磨のそばにもよ、

こちらは かすかに 笑ってるげ。°


達磨寺で雪だるま


うん。

こさえたくなる

洒落たい気持ちわかります、

どなたか知らねどユーモアをありがとう♪



乃一家の達磨さんは
受付の方にいったとき、
伴侶の手ずから風呂敷衣をほどいて
心付けと共に坊様へと渡し...さようなら。


いい、

お天気よ達磨さん。

本日はお日柄も良くってね。


凛と晴ればれ


凍みる

風の強さは、

さすが当地の名物なんだわ。


上州からっ風


御神木の葉、

さわざわ そよぐ

ざわさわ ざさざ さんざめく...


達磨さん


お役目全うです、

君のお家へ、

おかえり。