
空気が涼しくなりました。




















8月31日を境に、
すっぱりめっきり季節が
秋へ移ろったかのようです。
夏の旅は夏のうちに
遂げたくはありましたが、
これは記憶を遡る時空の旅路...
当時へ心を馳せながら、
日常の些事のスキマ時間に
のんびり更新してゆくとします. .・
*-*-*-*-*
大浦天守堂へ
ほど近い坂沿いの
この場所にあったようです、

旧ロバートウォーカー邸...その跡地。

門構えと、

表札。

表札付きの門だけは
グラバー園へ移築もされず
祈念坂から取り払われもせず、
遺構の一つとして現存しつづけている...貴重。

この邸宅がかつては此処に。
(※以下グラバー園にて撮影)
窓やお庭からは
長崎湾が絵のように
広がる素晴らしい風光を眺められ、

朝な夕なには天守堂の鐘の音色が、

(※応接室)
家中へも大きく鳴り響いたことでしょう。

(※食事室)
もしかしたら讃美歌だって・・・

(※居室)
聴こえてきたかも。

(※居室からテラスへ)
恵まれた環境に暮らしていたのですね、

(※テラスに置かれたベンチ)
羨ましい限り. .。+ °

木柱建築...継ぎ目の技巧. .・

このような邸宅が、
かつては天守堂にほど近い
祈念坂沿いにあったなんて...
夢々しいわ. .。+ °
旧ウォーカー邸跡地の夢から覚めて、
現実の祈念坂を進みませば...
大浦天主堂の背が目前。

逆行してくるのも乙なもの. .・

西洋建築と日本建築...融けあいの妙。

尖塔もよく見える. .・

天守堂の高窓。
漆喰が剥がれ色落ちした壁の風合いも、
これはこれで趣きのありよろしくて...
お色直し後の今はさぞや美しい
白壁であることでしょう。
高窓の内側は鮮やかなステンドグラス. .。+ °

葡萄の香りは感じとれませんでしたけれど、
清しい青葉の匂いと凛とした猫たちに
ふれあえて...
不思議な情緒にこころ弾んだ祈念坂. .。+ °
異国というより、
異次元日本にスライドした感すら
漂わせる坂通りの出入り口が...見えてきたわ。
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〜 LL p.p.s 〜
旧ロバートウォーカー邸宅のおまけ. .・
(※グラバー園にて撮影)

玄関スロープの市松模様がモダン. .・
明治・大正から昭和33年までは
実際に住人があり日々の生活が
営まれていたのです、
家主は商人のロバートウォーカーJr.

こうしてみると、
暮らしが消え展示されるために残った
移築洋館というのは...お家の剥製みたい・°
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