hyakunenseis◇ry ∞

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rrj・祈念坂へ/旧ウォーカー邸と天守堂の背

2021-09-02 19:54:00 | rrj
空気が涼しくなりました。

8月31日を境に、
すっぱりめっきり季節が
秋へ移ろったかのようです。

夏の旅は夏のうちに
遂げたくはありましたが、
これは記憶を遡る時空の旅路...

当時へ心を馳せながら、
日常の些事のスキマ時間に
のんびり更新してゆくとします. .・

*-*-*-*-*

大浦天守堂へ
ほど近い坂沿いの
この場所にあったようです、


旧ロバートウォーカー邸...その跡地。


門構えと、


表札。


表札付きの門だけは
グラバー園へ移築もされず
祈念坂から取り払われもせず、
遺構の一つとして現存しつづけている...貴重。


この邸宅がかつては此処に。
(※以下グラバー園にて撮影)

窓やお庭からは
長崎湾が絵のように
広がる素晴らしい風光を眺められ、


朝な夕なには天守堂の鐘の音色が、

(※応接室)

家中へも大きく鳴り響いたことでしょう。

(※食事室)

もしかしたら讃美歌だって・・・

(※居室)

聴こえてきたかも。

(※居室からテラスへ)

恵まれた環境に暮らしていたのですね、

(※テラスに置かれたベンチ)

羨ましい限り. .。+ °


木柱建築...継ぎ目の技巧. .・


このような邸宅が、
かつては天守堂にほど近い
祈念坂沿いにあったなんて...

夢々しいわ. .。+ °

旧ウォーカー邸跡地の夢から覚めて、
現実の祈念坂を進みませば...
大浦天主堂の背が目前。


逆行してくるのも乙なもの. .・


西洋建築と日本建築...融けあいの妙。


尖塔もよく見える. .・


天守堂の高窓。

漆喰が剥がれ色落ちした壁の風合いも、
これはこれで趣きのありよろしくて...
お色直し後の今はさぞや美しい
白壁であることでしょう。

高窓の内側は鮮やかなステンドグラス. .。+ °


葡萄の香りは感じとれませんでしたけれど、
清しい青葉の匂いと凛とした猫たちに
ふれあえて...

不思議な情緒にこころ弾んだ祈念坂. .。+ °

異国というより、
異次元日本にスライドした感すら
漂わせる坂通りの出入り口が...見えてきたわ。

*-*-*-*-*

 LL p.p.s 


旧ロバートウォーカー邸宅のおまけ. .・

(グラバー園にて撮影)



玄関スロープの市松模様がモダン. .


明治・大正から昭和33年までは

実際に住人があり日々の生活が

営まれていたのです、


家主は商人のロバートウォーカーJr.




こうしてみると、

暮らしが消え展示されるために残った

移築洋館というのは...お家の剥製みたい・°


*-*-*-*-*





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