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rrj・祈念坂へ/坂の主

2021-08-31 22:37:00 | rrj
ここが祈念坂. .・

レストハウスを出てすぐ、
大浦展望台と天守堂をつなぐ
坂道へワープしたかのように抜けられるの。

祈りの坂...是非にも歩きたかったところ。


そこには・・・


この一帯をテリトリーにしている
猫ちゃんたちがたくさん
いたのです。

歩けば猫に当たるというくらい

古くから
長きにわたり住みなして
いるのかもしれませんね...それはもう、

坂の主と呼べますほどに. .。+ °

その主の・・・

ふと立ち止まり
こちらを振り返って、
しばらく見つめつづけてくるのです。

・・・まさか待ってる?
そうと
思わせられるほど、
視線を外してからも立ち尽くす...

長い間があった。

だから
私たちも、
動かない動けない...きっと...

cat's-eyeに射止められたのでしょう. .。+ °
この坂の主たる猫ちゃんが、
石畳の彼方どこへとなく
立ち去るまで...
お見送り。
通りすぎたあとには、
小ホールに刻まれた星印が
日光に照らされ ほゎんと 燦めいて。

「長」...崎市章五芒星の...「字」

猫に具わる神秘性に
あらためて触れられた、
僅かの不思議時間でありました・°
坂名標...英名だと a prayer slope. .・

昔むかし、
修道女や宣教師たちが
往き来していたことから名付いたのだとか。

なるほど思索しながら歩くにもぴったり. .・
そして・・・

大浦天主堂を
間近に控えた行方に
待ちかまえていましたは、

かわいい門番さん. .・
ムードのある仏頂お面な猫ちゃんです・°
「 こんにちは。 」

門番さんへ
しずかに右手の甲を
差しだしましたの...通るの許してくれるかな?

匂いの通行証提示. .・

すると鼻先を
ちょっとだけ指先に近寄せて、
軽くキスするみたいにチュチュチュ...

匂いチェックする. .・

門番さん、
あとは微動だにしないのだに...
さようでござますか然らばokayね☆°
√  ¨ ¨ぐる ぐる ぐるぐる ぐうぅうぅー

お礼に
ちょこっとアゴを撫でたら、
喉を鳴らしてごきげん麗しう...

ここでは私たちが見送られて先を進んだ。
ちらり振り返りみると...もういない。
年季の入った階段でしょう

明治初期に
整備されて以来だそうよ、
すっかり角が取れ滑らかで丸いわ。

道幅は細くてほぼ一本道
葉の香り
さらさらさら、
風に乗って流れていきます。

暑気の払われて爽やかな...いい心地. .・

木洩れ日がくれた光りと影は、
涼しげなレエスを編んで
石畳に掛かる。

天守堂は、もうすぐ、そこ。

〜 LL p.p.s 〜

祈念坂に残る
居留地時代の遺構の一つに、
"石造りの溝"というのがありまして...
こちらがその溝なのですが 、、、
・・・あれっ、君?!

さっき
坂名標のある辺りで、
見送ってくれたはずの門番猫ちゃん☆°

・・・ちら(ω・=)
。 ・  .  (・艸・ ( ⌒ ロ ⌒  )

どうやら
溝伝いに追跡されたらしげ、
気配を悟らせないとは...さすが☆°

「 にゃーん 」・  .   。 ・
先回り出現して
2度目のこんにちはね、
石造りの溝in門番猫ちゃん. .・


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