2,3年前よく聞いてた曲には、私の考えてたことが詰まっていて、久しぶりに聞いたらそれを思いだした。
そのころは毎日嫌なことばっかり考えてたなあと思う。ちょっと言い方が違うかもしれない、別に毎日わざわざ嫌なこと考えてたわけじゃないんだけど、四六時中、無意識に、ひとと接するときの恐怖感にずっと付きまとわれていて、誰かと話すたびに釈然としないきもち、怖がる気持ちに囲まれて過ごしていたと思う。
今も無きにしも非ず、ただだいぶ減った。今は無闇に怖いとは思わない。
でもそういう負の感情が私の思い出で、変な話なのだけど、きっとつらくない今だから思うのだけど、そういうのが少し恋しい、と思う。つらい思いをしたいわけじゃないけど、マイナスの感情は強い思い出で叙情的で物語的だなあ、と思う。そういうときに理解できるものっていっぱいある。
でも今が元気だからそう思うんだ、とも思う。昔学校を休みたくて、風邪ひきたい、って思ったのと同じ。実際にひくと本当勘弁してくれ、っておもう。ただ元気になるとつらかったこと、忘れてもういちどおんなじようなこと思ってたりする。
いま、こうしてぼんやりしている時間ものちのちに思い出になるのか、とちょっと疑問、私は基本物覚えが悪いから、インパクトがないことはすぐに忘れそうだ、と思う。だからってやっぱり辛い目に遭いたいわけでもないけど、あの頃に考えてたことは失いたくないなあ、と思った。