どうでもいい日記

どうでもいいこと

芦屋のその後

2006-06-03 | うちの会社
芦屋が受付に行って、1ヶ月。
もうそら職場環境がすっきりして、毎日心が晴れやか。
あの変な電話口調を聞かなくて済むし、
髪なでなでも見なくて済むし、
理不尽なヒスも見なくて済む。
やったー・・と思っていたら、
奴の仕事の面倒を見ることになった。
・・でも、これはわしの勝手な勘違いということが後にわかるのだが。

わしは小口現金をやっている。
まあ、歓送迎会の会費集めなんて、傍から見たら、
下っ端のやる仕事なんだそうだ。
だから忙しそうな13号さんではなく、
芦屋にやらせたのだ、と。
しかしだな、会費集めるのはいいとしても、
それを断りもなく勝手に金庫に入れ、
わざわざわしが「このお金は私のほうで預かるんですか?」と聞きにいく始末。
「うん!まだ集まってないからちょっと金庫に入れさせてもらったの!」
だってよ。
おい。
お前もう経理でもなんでもないんだから、
金庫に触るなよ。
と、やんわりと言う。
そういうことが何日か続いて、その翌日。
その芦屋の集めていたお金がなくなっている。
胃が縮まった。
まさか、新入社員が?・・いやいやありえない。
なんなん、誰なん?とパニック。
・・・何のことはない。
いつの間にか芦屋が金庫に近づき、立替払いしていたY次長に、
勝手に支払ってたってわけだ。
かっちーんときて、
Y次長の部屋に突入し、なぜ奴に集金させていたのかを聞く。
「だって、13号さん忙しいでしょ?だからあいつ暇やから、やらせてん・・」
という言葉をさえぎり、
「忙しくありませんから、私にやらせてください。失礼します。」
と立ち去った。
ガキ。
しかし、あの時はほんまに腹が立った。

受付に新しいパートさんと芦屋が座っている。
パートさんのほうが、もちろん忙しい。
その横で、ぼーっとしているだけの芦屋を見て腹が立って、
伝票コピーと、私宛の郵便物開封をやらせることにした。
月末月初に集中して500通ほど請求書がくるからだ。
それ開封するのに毎日40分くらいかかるから、
やらせた。
んで、得意先に請求する伝票を手元に置く為に、
コピーをとらせることにした。
これも月末。

月末を支払いサイトにしているメーカーが300あまり。
その振込み作業に追い込まれてバッタバタしている最中、

「13号さーん。メール便の料金を教えて欲しいんだけどー。
 メール便って大きさで料金違うの?」


・・・おい。
この状況見てわからんか?
確かに5/31という日は、振込み手続きが2,3日前に終わってるから、
それから比べれば忙しさの度合いは、少しマシだが、
机の上はごっちゃごちゃ。
問合せの電話鳴りっぱなし。
銀行からは振込先の口座番号が違う、
取引先からは支払案内書がまだ送られてこない、
この相殺されている値引の内容は何なんだ、
営業所に問い合わせたり、なんだかんだ言ってこの日も忙しいのだ。
(結局口座番号の誤りは、取引先の記入ミスだったし。キー!!!)
それくらい経理やってたんだからわかるだろうと、
思ったわしが馬鹿。
メール便の料金を今お前に教える暇がいつあるのだ。
しかし、それ以上の会話を長引かせたくないから、
むっちゃイラついた口調で、
「300g160円、600g210円、1,000g310円ですわ」、
と吐き捨てた。
「うん、わかったー」と言い立ち去る。
そこで15時の休憩を知らせるチャイム。

15分の休憩後、休憩室から出てきたわしに、
つかつかつかっとつめより、

「13号さん、さっきの態度何なん?!
 13号さんって、私に対する口調がすごくキツイんだけど!
 そういう態度とられたら、私ものすごく辛いんだけど!」


・・なんなんだこいつ。
なんかもう、忙しいのとこんなアホ相手にしている馬鹿馬鹿しさと、
生理中の為の情緒不安定で泣きそうになる。
が、こんなことで時間食ってる場合ではないので、
「改めます」
と吐き捨てて、その場を去る。
もうハラワタ煮えくり返りそうになって、すぐに経理Pさんにペタ。
は~・・

簿記の学校終了後、めずらしく母が起きていたので、
今日の出来事、マザコン報告。
したら、ちょっと待て、と。
お前は芦屋の上司なん?芦屋の仕事の面倒を見る立場なのか?と。
・・・そうやん。わし、芦屋の上司でも何でもないやん。
ただ単に、てきぱきと仕事をしてくれるパートさんの横で、
ぼーっとしているのが許せなくて、
わしの独断で仕事与えてただけやん。
あいつが暇でどうしようもなくなろうがなんだろうが、
わしには関係ないやん。
と、初歩的なことに気がつき、
翌朝早速言った。
あいつと言い争う時間なんて作りたくないので、やんわりと。
朝礼終わってすぐ。
「芦屋さん、伝票コピーするのあと、どれくらいあります?」
と聞き、伝票すべて出させる。
そもそもわしがこの作業やったら2時間半で終わるところ、
言いつけた日には動かず、
翌日の午後からやっとコピーしだし、
んでもってその日も終わらずに、まだ大量に残っているのだった。
で、
「決算で忙しいと思って芦屋さんにお願いしていたんですけど、
 大して忙しくなくって、私も余力が全然あるので、
 今日からはしなくていいですわ。
 あと、郵便物の開封も私が今まで通りやりますので、
 机の上に置いといて下さい。」
と前の晩練習したセリフを早口で吐き捨てた。
「郵便物の開封・・」のくだりで、むちゃくちゃ顔ゆがめて、
「それくらいできる・・」
と嫌そうに言うのをさえぎり、

「いいえ。わたしがやりますから」

ときっぱり吐き捨てて、30秒くらいの会話で済んだ。
あーやれやれ。
結局自分のでしゃばりから勘違いして、
自分で自分を不愉快なストレスに縛っていたんじゃないか。
ふ~開放。
かーばかーば。

経理課配属の金太郎飴くん

2006-06-03 | うちの会社
0主任の元に、新人男がやってきた。
本社配属希望だったが、急遽大阪に来ることに。
ってことで、1人暮らしだ。
なんと、M次長、お引越しの日に食べるものとか大変だからって、
おにぎりとかペットボトルのお茶とか持ってってあげたそうだ。
普通じゃありえない。
本人ちゃんとわかってるのかしら。

なんかぼやーんとした人だ。
いつも穏やかな笑顔で、大仏みたい。
受け答えも、いまいちはっきりしない。
電話も暗い。
わしが暗いって言うんだから、ほんと相当暗い。
金太郎がわしの席の隣、んでその横が0主任。
だから教育現場のほど近くっていう席なもんで、
よく聞こえてくる。
最初の方は0主任も丁寧だったが、
最近はキレ始めた。
はい、はい、言ってる割に、わかってない。
マニュアルがあるのに、
そのマニュアル通りに手順を進めないからめちゃくちゃになる。
説明を受けてもしばらく考え込むので、返事がない。
「わかったらちゃんと返事してな」と、しょっちゅう0主任言ってる。
振り込みも忘れそうになった。

傍で聞いてて、思わず自分と重ねあわせる。
L主任に、こんなんよう言われてたなあ、って。
説明を必死に書きとめようと、理解しようとするんだけど、
その動作がトロくさいものだから、
「メモする前にやって」ってよく言われたり、
説明受けて、自分で理解しようと必死のあまり、返事を忘れて、
「返事は?!」と怒鳴られ「はいっ」「はいってほんまにわかったん?!」
(( だって返事しろって言ったじゃーん・・ ))
とグデングデンになってしまったり。
金太郎、わしに似ている・・・
0主任には悪いが、この状態この人1年ぐらい続くと思うよ。
経験から言って。


しかし最近の大学生はパソコン触らないのだろうか。
んなことないわな。
卒論だって、レポートの提出だって、今やパソコンで行ってるって、
世間でも言ってるし、皿割も言っている。
が、この大阪に来た4名が4名ともパソコンの起動から、
メールの開き方から、エクセルの開き方まで、何から何までしらない。
ひょっとして、今、採用市場ってのは買い市場なのか?
売れ残りがここへ終結したのだろうか、なんてひどいことを言う経理Pさん。
でもちょっとうなずけるかも。

金太郎くんはそれプラス、社会の一般常識も知らないらしい。
バイトとかしてないのかな。
電話の受け答えも満足に出来ない。
そりゃ、大学卒業していきなり社会人言葉ペラペラなのを要求しているわけじゃない。
そうじゃなくて、基本的に他者との会話が成り立たないというか・・
電話の取り方、受話器の置き方、メールの書き方、挨拶の仕方、
なんだかんだ言っても、0主任、雛鳥に教えるみたいに丁寧に教えている。
ここのへんがL主任と違うなあ。
出来なかったら結構、キレられてほっとかれたもんな。
まあ、わしの場合、他社でパートとは言え、社会経験あったからな。
・・・

金太郎は売掛担当だから、得意先様との電話が多い。
この請求に対して入金がないとか、
未計上になっている請求に対しての問い合わせなどをするのだが、
もちろん「得意先」なわけで、お金をもらう立場なんだから、
下手な態度を取って顧客を怒らせたら大変なことになる。
でも「はい・・・・はい・・・そうですか・・・そうですか・・」
ばっかり。
「そうですか」
って、さらっと言われると結構ムカつく単語だと思うのだが。
この前は伝票紛失したことを伝えようと、
電話かける前に0主任と一緒に練習していたのにも関わらず
「もうしわけございません。でんぴょうを粉砕しまして・・」
・・おい。
粉砕してどうすんだよ。
紛失だよ。周り、爆笑。

最近あまりの出来なささに0主任が精神的にやばいらしい。
新人教育って大変だな。
きっとわたしが金太郎の教育係だったら、
どっちもぐっちゃぐちゃになってしまってたでしょうね、
って経理Pさんに言ったら、「それはもう確実だね」だって。
・・・やっぱり、わしガキっぽいもんな。