今日は清水和音のオールショパンコンサートにみなとみらい大ホールに行ってきた。全曲ショパンで彼らしい高度なテクニックの演奏だったものの、我ながらひどいと思うのだけどあまりぴんと来なかった。中ではソナタ第2番の葬送行進曲の中間部とアンコールのトロイメライが光っていた。大ホールだったためピアノの響きがいまいちに思えたのかもしれない。たしかにみなとみらいホール、ピアノにとっては小ホールのほうが響きがよさそうに思えた。
しかし今の私が苦手だと思っていて手に入れたい技の一つである「leggiero(レッジェーロ)」さの面で非常に優れていたのは定評通りだった。「leggiero」は「これで納得!よくわかる音楽用語のはなし」によると「軽快に」「軽く優美に」という意味であり、マリンバの鍵盤を撥で軽くすべらせたり、乾いた豆を転がしたりしたような軽い音のことを言う。ピアノでは鍵盤に軽く触れるようでありながらも底まで弾き、なでるような感じで弾くと「leggiero」な演奏になるとのことだけど、これがなかなか曲者なのだ。もちろん軽やかにだからfではなくてpであることにも注目。清水和音氏はそういうところもさらりと「leggiero」に演奏していた。だから音符の数が多くても軽くてもたれない。右手も左手もなでるように軽やかに弾いているのに音はちゃんと出ているのだ。すごいと思う。ちなみにショパンの曲にはそういう「leggiero」の要素が多いような気がする。
せめて感覚だけは少しでも「leggiero」なものを採り入れたい。
しかし今の私が苦手だと思っていて手に入れたい技の一つである「leggiero(レッジェーロ)」さの面で非常に優れていたのは定評通りだった。「leggiero」は「これで納得!よくわかる音楽用語のはなし」によると「軽快に」「軽く優美に」という意味であり、マリンバの鍵盤を撥で軽くすべらせたり、乾いた豆を転がしたりしたような軽い音のことを言う。ピアノでは鍵盤に軽く触れるようでありながらも底まで弾き、なでるような感じで弾くと「leggiero」な演奏になるとのことだけど、これがなかなか曲者なのだ。もちろん軽やかにだからfではなくてpであることにも注目。清水和音氏はそういうところもさらりと「leggiero」に演奏していた。だから音符の数が多くても軽くてもたれない。右手も左手もなでるように軽やかに弾いているのに音はちゃんと出ているのだ。すごいと思う。ちなみにショパンの曲にはそういう「leggiero」の要素が多いような気がする。
せめて感覚だけは少しでも「leggiero」なものを採り入れたい。