風の吹くままに

昨年2月半に家内が胃癌で他界し間もなく一年が過ぎようとしています。
記憶の中にある思い出を書きしるしていきます。

記憶の中に15

2009-03-19 22:31:14 | 胃癌
家内の入院と共に、私の病院通いの日々も復活したが
自分で身の回りの事が出来るのでそれ程手間も掛からず
顔を見に行って気晴らしに少し話相手をして来る程度だった。
しかし、自分の容姿が変わり果てているので、ナースセンターで
見舞いを断り、部屋にも面会謝絶の表示をしていたそんな12月半ば
変化も無くやれやれと思っていた矢先に、腹痛で容態が悪化し
付き添いが必要に成って、平日は家内の母親に来てもらい
週末の金曜から日曜まで私が付添をする事になった。

今にして思えば、夫婦として一番濃い時間だったのかもしれません。

薬の影響でしょうか?
味覚異常を来していて病院の食事は
断っていたので、1日3度の食べ物の買出しを
病院内の売店や近くのスーパーへ
何が食べたいかを聞いて買出しに行っていた。

そして最も厄介なのが
ガス抜きと呼んでいた1日一度の便の排出。
これをしないと、お腹が張って来て
とても苦しむ事になった。

看護師と二人掛かりでお尻からゴムのチューブを入れて
腹部をマッサージして、尿瓶に便とガスを
出すのだが、看護師にも慣れ不慣れが有り
その日に寄って、当番が違うので
上手な人なら良いのだが不慣れだと
私が全部指示を出さなければ成らずとても苦労した。


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