12月も20日を過ぎたある日の事
何時もの様に病院へ行くと
家内の母が困り顔で家内は泣いていた。
訳を聞くと、正月に家へ帰りたいと言っているとの事で
担当の医師に帰りたいから状態を教えて欲しいと
お願いして有り、そろそろ連絡があるから
聞いて来て欲しいと言われた。
そんな事を言い出した訳が有って
その日に、親戚の叔母さんが見舞に来て
安易な慰めで、きっと正月には家へ帰れるよ
と言って行ったのが原因だそうだ。
既に一人では満足に歩けなくなっており
自分でも状態の変調には気が付いている。
そこへ変な慰めで、里ごころに火がついた様なのだ。
間も無く看護師が外来の診察室へ来て欲しいと
呼びに来たので私が一人で聞きに行った。
先生の話では、今の状態では正月は迎えられるが
桜の花は見れません。
前回の入院の際、退院は無理だと思ってましたが
一旦退院された事事態が驚異でした。
と言われた途端に、ある程度は覚悟は出来ていた心算だったが
そんなに早いのか!とショックで、ただ有難うございました、と
言って部屋を出て、暗い待合室で泣いてしまった。
どんな風にどう言って慰めれば良いのか
長い間、悲しくて愛おしくて声を殺して泣いていた。
それでも話さない訳には行かないので
気持ちを奮い立たせて病室までの暗く長い
廊下を歩いたがひとりでに涙は溢れてきた。
何時もの様に病院へ行くと
家内の母が困り顔で家内は泣いていた。
訳を聞くと、正月に家へ帰りたいと言っているとの事で
担当の医師に帰りたいから状態を教えて欲しいと
お願いして有り、そろそろ連絡があるから
聞いて来て欲しいと言われた。
そんな事を言い出した訳が有って
その日に、親戚の叔母さんが見舞に来て
安易な慰めで、きっと正月には家へ帰れるよ
と言って行ったのが原因だそうだ。
既に一人では満足に歩けなくなっており
自分でも状態の変調には気が付いている。
そこへ変な慰めで、里ごころに火がついた様なのだ。
間も無く看護師が外来の診察室へ来て欲しいと
呼びに来たので私が一人で聞きに行った。
先生の話では、今の状態では正月は迎えられるが
桜の花は見れません。
前回の入院の際、退院は無理だと思ってましたが
一旦退院された事事態が驚異でした。
と言われた途端に、ある程度は覚悟は出来ていた心算だったが
そんなに早いのか!とショックで、ただ有難うございました、と
言って部屋を出て、暗い待合室で泣いてしまった。
どんな風にどう言って慰めれば良いのか
長い間、悲しくて愛おしくて声を殺して泣いていた。
それでも話さない訳には行かないので
気持ちを奮い立たせて病室までの暗く長い
廊下を歩いたがひとりでに涙は溢れてきた。
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