風の吹くままに

昨年2月半に家内が胃癌で他界し間もなく一年が過ぎようとしています。
記憶の中にある思い出を書きしるしていきます。

記憶の中に14

2009-03-14 22:59:50 | 胃癌
夏前から始めた抗ガン剤の点滴で、
遂に体中の毛が抜けだして皮膚の色も黒く成り
便通も悪く成って来ていたのだ。
だが、この頃から体力が落ちてきて
点滴の日に血液検査をするのだが
点滴が出来ない日が続いていた。

後で医師から聞いた話だが
この入院でこの後退院は望めないだろうと
思っていたのだと言っていた。
その為だったのだろうか?
殆ど何の処置もされないまま
家内は10日程で家に帰ると言って退院してきた。

だが、家に居れば嫌でも家事に手を出してしまい
安静などは難しく、また何か有った場合
誰も居ない状態では、手の施し様が無いので
説得して、11月半に再び入院をさせた。

前回の入院の時は個室(トイレ付)に入れて貰ってたが
今回は、特別室に入れる様にお願いをした。
広い部屋に、お風呂もトイレも付いていて
まだ身の回りの事は自分で出来ていたし
簡単なソファーも有り家内の好きな
テレビは見放題で当初はご満悦だった。


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