沓掛館山のチョッキリ

 子どもの頃、母親が5月の節句には必ず柏餅をつくってくれました。
 餅を包む葉を採る木は自宅にあり、家族全員それをカシワの木と呼んでいました。
 分家するときにその実生から育てた木を庭に植え、その後その横に印刷屋の看板を立てました。
 ある時、通りがかりの人に「これはカシワの木ではない」と言われました。
 そこで調べてみますと、どうやら〝ナラガシワ〟だったようです。
 それと同じものを沓掛館山に植え、今では場内一の高木になっていますが、写真の通りその根元にドングリを付けた小枝が落ちています。
 これは、ドングリに卵を産み付けて小枝を地面に落とす西山ではお馴染みのハイイロチョッキリの仕業と思われます。
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