日曜日のお昼前、テレビを点けると水原弘が、譜面を片手に持って唄う姿が映った。のど自慢のようだが、違う。その舞台に腰掛けてじっと水原を見守る人もいる。どうやら、その人のために水原が唄っているようにも見えた。1971(S46)年の暮れか、1972(S47)年の新春ごろのこと。
初めて聴く曲だが、いい歌だなぁ。唄い終わると審査員の批評が始まる。背景にはNHK「あなたのメロディ」と番組名が掲げられていた。
アマチュアが作詞・作曲して、その音楽をプロの歌手に唄ってもらう。そんな番組だとやっと解かった。何回かのコンテストを経て、アンコールの多い曲を放送していたのだ。
番組を見て何日経っただろうか。同年4月にレコード店の棚に陳列されていたので買って帰った。
↑ お嫁に行くんだね 唄:水原弘 1972(S47)年3月5日発売
この曲が出る前年、年長の従兄弟がお嫁さんをもらい、つづけて別の従姉妹がお嫁さんに行った。いずれも、父の名代で結婚式に出席したが、うらやましかった。
そしてその年、会社のバンド仲間が4月に結婚するとの案内状が届いた。楽器を持ち込んでの宴席演奏になりそうなので、何曲かを練習始めた。「ハワイアン・ウェディング・ソング」、「ここに幸あり」や、新しいところでは前年に流行った「瀬戸の花嫁」など。
初めて聴く曲だが、いい歌だなぁ。唄い終わると審査員の批評が始まる。背景にはNHK「あなたのメロディ」と番組名が掲げられていた。
アマチュアが作詞・作曲して、その音楽をプロの歌手に唄ってもらう。そんな番組だとやっと解かった。何回かのコンテストを経て、アンコールの多い曲を放送していたのだ。
番組を見て何日経っただろうか。同年4月にレコード店の棚に陳列されていたので買って帰った。
↑ お嫁に行くんだね 唄:水原弘 1972(S47)年3月5日発売
この曲が出る前年、年長の従兄弟がお嫁さんをもらい、つづけて別の従姉妹がお嫁さんに行った。いずれも、父の名代で結婚式に出席したが、うらやましかった。
そしてその年、会社のバンド仲間が4月に結婚するとの案内状が届いた。楽器を持ち込んでの宴席演奏になりそうなので、何曲かを練習始めた。「ハワイアン・ウェディング・ソング」、「ここに幸あり」や、新しいところでは前年に流行った「瀬戸の花嫁」など。