槃特の呟き

散文(何でもござれ)、韻文(破礼句まで含む)、想い付くまま。

言葉の気品――善悪真善美(旧姓維持と同性婚への一歩?)

2024-05-10 21:25:56 | Weblog
No. 2061 地裁が認める(『朝日』5月10日)
 同性婚を認めない国は今や日本だけの様だ。結婚すれば必ず同じ姓を名乗ることも法が定めているのも日本だけの様だ。今回、同性パートナーが戸籍上同じ苗字を名乗ることを認める家裁が出た。結婚契約の公正証書を作成し、里子を養育する関係から、別姓のままでの不都合・不便さを解消するにも同姓が求められる訳だ。
 そもそも夫婦が同姓でなければならない必然性は無いと言えよう。別姓だからと言って夫婦や家族関係が崩壊する訳ではない。同性を求めるのは人為的な制度に過ぎない。封建時代の家父長(戸主)中心の家族制度の名残りと言えよう。日本社会に残る画一主義も関係していようか。
 近年、‛多様性’が叫ばれることが多いが、存外、画一主義に安住している面もあるのではなかろうか。多様性は突き詰めれば個人主義に通じ、日本人一般の心情とは未だかなりの距離が有るのではなかろうか。

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