槃特の呟き

散文(何でもござれ)、韻文(破礼句まで含む)、想い付くまま。

言葉の気品――善悪真善美(大阪、そして東京も明日は我が身?)

2021-04-20 23:40:40 | Weblog
No. 1297 緊急事態3度目(『朝日』4月20日)
 新型コロナウイルス感染拡大阻止の初動段階で官邸の「後手後手」がメディアで指摘されたが、同様の指摘はコロナ感染第4波に向かう現在の大阪、東京にも当て嵌まりそうだ。緊急事態宣言発令と解除を繰り返し、第4波に向かう気配の現在、過去の施策の手ぬるさがはっきりしたと言えるようだ。
 宣言発令・解除の繰り返しだけでは、人々は「またか」と思って、馴れっこになり、新しい予防策は採らない。「重点措置 効果不十分」「人流止まらず」で感染者は増える一方だ。大阪ミナミ、東京歌舞伎町の夜の有り様を見れば、何をなすべきかは自ずと明らかになり、はっきりとした結果が出るような強い力に裏打ちされた施策が求められている事が分かると言うものだ。優柔不断は禁物と言うべき。政府のコロナ対策分科会の尾身会長も遂に黙っては居られなくなり発言「政治家はリスクと責任を」。この発言は重い。
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言葉の気品――善悪真善美(耳慣れぬ「減胎手術」)

2021-04-19 21:56:27 | Weblog
No. 1296 多胎妊娠の悩み(『朝日』4月19日)
 凡そ四半世紀前に既に行われていた外科手術だが、知り人ぞ知るの世界なのであろう、実態ははっきりしない様だ。水子と同じで、世の表面には出ず、ひっそりと時を経て過去へと呑み込まれて行くようだ。母体保護法の対象にもならず、薬物の作用で胎児は母体内に吸収されて終わると言うもののようだ。然し明らか生命と言える存在を薬物で消し去るのだから、堕胎罪の恐れは消えないだろう。
 「脳死」の問題と同じで、「生命」とは何か、その始まりはどの時点からか、医学会をはじめ、関係する専門家の間で未だに議論を煮詰める段階に到って居ない。其のため被施術者の女性や連れ合いは出産後何時までも十字架を背負った状態で悩み続けることとなる訳だ。哲学的議論は一先ず置くとして、手術の扱いやその位置づけなどに関するルール、ガイドラインの整備が急務と言えようか。
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言葉の気品――善悪真善美(高齢者へ福音?)

2021-04-18 22:14:27 | Weblog
No. 1295 65歳“未満”お断り不動産屋(『朝日』4月18日)
 高齢者に賃貸住宅が冷たいのが一般であろうが、敢えて高齢者向けに賃貸住宅の仲介を専門的に行なう変わり種が生まれている。「65歳以上専門」の理念を掲げる異色の業者だ。高齢でも元気で独り住まいをする人から賃貸住宅への需要は新たなビジネスモデルを産む。
 駅から近くて築年数の若い物件を望む若い人とは違って、高齢者は築年数が古くても、また2階以上でなくても希望する。学生とは違って高齢者は入居期間が長くなる傾向もあり、賃貸人にとっては空室率も下がり、改修費用も抑えられると言うメリットもある。
 然し、高齢賃借人の孤独死などの事故を賃貸人は嫌うので、介護や高齢者見回りなどを業務とする民間企業や、地方の行政機関との連携が欠かせない。高齢者の扱いに関して想定される問題点を克服すれば、高齢者専用の賃貸仲介も新たなビジネスチャンスとなるやも知れない。 
 
 
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言葉の気品――善悪真善美(マタゾロ旧聞記事)

2021-04-17 23:11:01 | Weblog
No. 1294 愛知リコール不正(『朝日』4月17日)
 先月末、3週間以上前に署名簿偽造事件につき県警の家宅捜査がリコール運動元事務所に入った事が報じられたが、本日ニュースヴァリュウのある新しいことが掲載されていると思いきや、事務局長が署名簿に指印を押すように運動関係者に指示した、否していない、と言った水掛け論が綴られている。こんな水掛け論は読むに値しない。
 事務局幹部の一人が事務局長の指示があったことを認めている旨の新聞報道の内容について、事務局長のコメントは全くの明確さを欠き、「早く説明の機会を設ける」と言ったその場しのぎの対応であった。読者には凡その見当は付くが、記事としてはもっと確実な内容のあるものを期待していたのではなかろうか。

 
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言葉の気品――善悪真善美(内閣支持率上げる秘策は)

2021-04-16 23:52:17 | Weblog
No. 1293 東京 中年者コロナ感染増加(『朝日』4月16日)
 20代から40代の感染者増の一番多いのが20代であることが何を物語っているのか、指摘するまでも無いだろう。夜の街でコロナを仕入れるからだ。それが家庭内感染の元になり、延いては全体の感染拡大に繋がっている事になる。しかも感染力の強いと言われているイギリス型が大阪の後追いをしている東京でも確実に増加するだろう。まん延防止措置の重点をどこに絞れば良いのか、言わずもがなだ。
 政権維持、支持率上昇を五輪開催に頼ろうとしてきたが、皮肉にもと言うべきか、然もありなんと言うべきか、首相不在中に与党幹事長の五輪発言「無理ならスパッとやめなきゃ」を実行したら、政権への支持率が間違いなく上がりそうに思えるのだが。 
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言葉の気品(愈々切羽詰まる?)

2021-04-15 23:02:33 | Weblog
No. 1292 確実な五輪観客数判断(『朝日』4月15日)
 コロナ感染拡大第4波始まると専門家は警鐘を鳴らす。感染が急激に拡大傾向とならないうちに総理はアメリカ詣でか。日々感染者が増え続けて年初1月の頃の状況に向かっていやしまいかと懸念される。大阪は重症者数が受け入れベッド数を超えて医療崩壊寸前とも言える。東京も大阪の後追いの形で推移している模様だ。東京、大阪に限らず地方の主要都市も過去最多の感染者数を超える所が出始めている。
 内閣支持率は不支持と相拮抗して低迷状態だ。政府は政権浮揚をかけて五輪開催へと突き進むが、緊急事態宣言を全面解除した途端、コロナ再拡大の様相を呈し、大阪はまん延防止等重点措置へ、他の都市もそれに続くことは免れ得ない状況に近づきつつあるようだ。間近に迫ったゴールデンウィークが拡大急上昇となるか、転換点だろう。以後どうするか、決断するのはこの時だ。
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言葉の気品――善悪真善美(けちのついた東京五輪)

2021-04-14 23:09:52 | Weblog
No. 1291 あと100日で(『朝日』4月14日)
 そもそも1年延期になった事がけちの付き始めだ。国民のアンケート調査でも中止または延期を支持する人が過半数に及んでいる。開催によってメンツを保とうとるもの、金銭的利益が当込める人、などが開催を熱心に支持するだろうが、利害関係の無い大多数の人が開催によって不利益を被る可能性は否定できないだろう。その最たるものがコロナ感染の広がりだ。海外からの観戦者も選手ともども被害者となりかねない。
 準備段階の行動を見ても、本番の際に起こり得る事故、不都合が予見できるようだ。無観客聖火リレーを厳戒下で行なうことから予想される事態、医療機関の人手不足状態の本番時に遭遇するであろう事態、この二つのことだけからでも予想される事態が最悪となった場合の謂わば惨状とその後遺症は想像するに余りあるものと言えよう。
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言葉の気品――善悪真善美(死を一枚の紙のように軽んじてはならない――モンテーニュ)

2021-04-13 17:36:41 | Weblog
No. 1290 自殺者3万人超―生きるのやめたい国(『朝日』4月13日)
 警戒警報が発令されるとサイレンが鳴り、授業は即刻取りやめて銘々帰宅し防空壕へ避難。深夜就寝中でも警報が鳴ると飛び起きて防空壕へ急ぐ。上空を飛ぶ飛行機の爆音と撃ち出す高射砲らしき轟音に怯えながら、真っ暗な壕の中ひたすら声をひそめて警報解除を待つ。1945年8月15日を生き延びた後は欠乏した食糧確保に懸命となり、欠食児童期を経て少しはまともな学校教育を受けられるようになった頃、本屋の書棚には今とは比べものにならないほど哲学、倫理学などの関連図書のスペースがあった。生きる事の意味を少しは落ち着いて考える様な状況が若者の周りにも生れてきたのか。
 「ヤングケアラー」―今まで目にした事の無い言葉だ。中高生の20人に1人が該当する。アンケートに寄せられた彼らの声を聞くと、真剣に生きようとしている様子が良く分かる。「相談できぬまま・・・孤立」の状態のようだが、恐らくもっと状況が悪化しても自裁などは考えもしないだろう、生きる事に一生懸命だから。
 翻って大人の社会では、殊にコロナ禍が引き金となって、長引く社会的、経済的危機に加えて女性の場合は非正規雇用(雇用の調整弁)の多さ、家庭内暴力の被害、育児や介護の負担増が加わり、女性の自殺者が増加しているようだ。
 いま一つ、若者が命の瀬戸際にあるという指摘。生への動機づけが薄れている事が窺えるようだ。ヤングケアラーのような境遇にいなければ、経済成長を経た日本ではどうにか生きる事は出来る。或る意味ではぬるま湯的な環境に漬かって、惰性で暮らして行ける。「生きるのをやめたい」とは聊か理解しにくい言葉だが、恐らく Elderly person には「ぬるま湯依存症」にでも罹っているのではないかと思われてしまう。様ざまな依存症を治療する専門病院(場所は久里浜?)がある様に、こんな若者に、様ざまな生き方を示して、生の意義を理解させる様な機関の存在が望まれるところだ。
 
 
 

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言葉の気品――善悪真善美(米中対立のとばっちり)

2021-04-12 21:40:54 | Weblog
No. 1289 五輪空手米代表(日系人)被害(『朝日』4月12日)
 米中の対立がこの所エスカレートしている模様だが、発端の一つが新型コロナの感染拡大の震源が中国の武漢であったことだ。中国の感染初期対応に数々の誤りがあり、初期対応を「失敗」と米国務長官が断じた。コロナ感染の桁違いの感染が米国内にも有り、コロナ対策をめぐっては米中の非難応酬がなされている。
 エスカレートした米中対立のとばっちりを日系人が受ける羽目になるとは、誠に遣る瀬無い話だ。恐らくアメリカ人には日本人と中国人との見分けはつかないであろう。公園内で見知らぬ男から「国に帰れ、チャイニーズ」と差別発言を浴びせられた模様。明らかに日本人と中国人との違いが分からない事を示している憎悪むき出しの罵声だ。アジア系へのヘイトクライム増加の下地が露出した訳だ。
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言葉の気品――善悪真善美(近視眼が根底に)

2021-04-11 22:11:13 | Weblog
No. 1288 国産ワクチン なぜ遅い(『朝日』4月11日)
 出遅れたワクチン開発の根っこにあるのは、日本では目先の利益が見込まれるものには挙って金を出すという特有の体質がある。海の物とも山の物ともつかない将来の見通せないものには冷ややかだ。教育関係の予算が少ないのも根は同じだ。拾年、二十年かけて人材を育成するのが教育なのだ。
 研究費も単年度内に結果が出るものには予算が出やすいようだ。それで直ぐに役に立ちそうなものと予想されるものに研究が集まる。これでは立派な研究が生まれることは望めまい。直ぐに役に立つものは直ぐ役に立たなくなるのだが、長年月かかる基礎研究には金が出ないとなれば、長年月を要する研究は敬遠される。
 コロナウイルスが日本の入ってきてから半年後に日本の最初のワクチンの治験が始まったようだが、最終段階の数万人に及ぶ治験は何時のことになるのか不明だそうだ。日本では SARS や MERS、エボラ出血熱などに海外ほどには影響されなかったこともあって、感染症のワクチン開発が進まないことが今日まで尾を引いているようだ。日本のワクチン開発は中小のメーカーが担っている部分が大きいようだが、政府が多額の金を援助しない限り、日本は遅れ続けること必定と言えそうだ。内閣の命脈もコロナ終息にかかっている事を肝に銘ずべきだろう。
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