槃特の呟き

散文(何でもござれ)、韻文(破礼句まで含む)、想い付くまま。

言葉の気品――善悪真善美(遣られ損で泣き寝入りか?)

2019-06-18 23:17:56 | 随想

No. 609  交番襲撃(『朝日』6月18日)

 強盗殺人未遂容疑者は精神障害福祉手帳保持者と判明。

 たまにこのような精神障害者による通り魔殺人事件が起こることがある。大分以前、東京池袋駅構内通路で起きた通り魔殺人事件も精神障害者によるものだったと記憶している。犯人は刑事責任を問えない人間なので、立件して有罪に問う訳にはいかぬようだ。被害者は謂わば犬死、殺され損で泣き寝入りに終わる訳だ。犯人には保護責任者がいる筈だから、公的な機関が積極的に働きかけて保護責任者に監督責任を強く求めるべきではなかろうか。あるいはもっと別な手立てを構築すべきかも知れない。

 今回は容疑者の公開映像を見て自分の息子かもしれないと父親から申告があった事がせめてもの救いかも知れない。

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言葉の気品――善悪真善美(強引連れ出し)

2019-06-17 23:05:51 | 随想

No. 608 自立支援?(『朝日』6月17日)

 引き籠りに付け込んで金儲けを企んでいるような「自立支援施設」がすでに生まれていた事に驚く。引き籠り当人を数人の男性が力づくで拉致した後、収容した施設の当人への扱いが尋常ではないことは明らか。監禁し、外部や家族との連絡も不可能の状態に置き、正常な判断力など持たない人間として扱う。相当如何わしい人間が運営している業者と見られる。

 個人的経験だが、姻戚の二十代の女性が双極性の躁鬱病に罹り、家族から相談を受け、専門病院の受け容れ内諾をあらかじめ得て、業者を雇って強引に連れ出し入院させた。力づくで連れ出すこと自体、人権侵害に当たって躊躇われると病院から説明を受けたが、緊急避難として実行し入院に及んだが、病院による適正な治療により寛解し、現在では普通に結婚生活を送っている。

 強引に連れ出し収容した施設が真っ当な病院であったから当人は社会復帰が出来たのであり、上記のような如何わしい「自立支援施設」では食い物のされて終わるのが落ちではなかろうか。

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言葉の気品――善悪真善美(引き籠り探索)

2019-06-16 22:40:47 | 随想

No. 607 外部に居場所を(『朝日』6月16日)

 現居住地に移住したら、さっそく自治会から入会の誘いを受けた。勧誘に見えた役員に、どんな自治会活動をしているのか尋ねると、「防災などの...」と中途半端な答えで言葉が止まってしまった。近くの公園に恐らく市が設置したと思われる防災グッズを収納した倉庫があることは承知していた。倉庫内の備品を自治会役員が定期的に点検したり防災訓練などを実施したりなどの活動も行われてはいなさそうであった。大手私鉄が拓いたかなり大規模な分譲地で、インフラなども殆ど出来あがっている街なので、役員も自治会として積極的に取り組む事柄を見つける気にならないのかも知れない。余り活動もして無さそうな自治会に会費を払って加入するのは意味が無さそうなので加入は断った。しかし、本気になって町内の問題を発掘しようと思えば、何も無いはずはない。

 現在、所謂引き籠りと言われる人は数十万人から百万人に及ぶと考えられている。専門の医師やコンサルタント・カウンセラーと言われる人が直接対応するとしても、家に籠っている人たちを発掘する手助けは自治会役員にも可能ではなかろうか。引き籠りの人を発掘する過程の何処かに自治会役員が関与する余地は大いにあると思う次第。

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言葉の気品――善悪真善美(日本版纏足?)

2019-06-15 22:36:10 | 随想

No. 606 ♯KuToo再び(『朝日』6月15日)

 新参のハッシュターグは「苦痛」に掛けた表現であろう。小さな足を愛でた嘗ての中国で、女性を男性の好みに束縛した(「足縛」した)のが纏足であった。日本では主としてフォーマルな場面で使用されたcourt shoeが今日でも接客業の世界で強要されているようだ。ヒールの高いものとまではいかなくとも、パンプス程度までは義務付けたいと言うのが人を雇う側の意向のようだ。男性優位にバイアスのかかった日本社会では、依然として女性は男性の愛玩の対象と言うことを顕している訳だ。

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言葉の気品――善悪真善美(機器の孕む危険)

2019-06-14 22:23:41 | 随想

No. 605 スマホが孕む危険(『朝日』6月14日)

 かつてポケットに入る小型の音響機器が流行った頃、電車の中でもイヤホンからシャカシャカと音が漏れるほどのボリュームで音楽などを聞いていた人が難聴になると言うことが頻発した。蚊の鳴くような小さな音でも鼓膜との距離が近ければジェット機のエンジン音を近間で聞くのと同じ効果を齎すと言う物理の知識が欠如していた人たちは難聴になる憂き目を見たのではなかろうか。

 今回は長時間スマホを見続けた人たちが急性の内斜視(寄り目)になることが報告された。眼球を動かさない(動眼筋を使わない)状態を長時間続けると発症するらしい。読書している時のように上下または左右に視線を動かせば眼球も動き、内斜視になることは避けられるようだ。

 新機器にはどんな危険が潜んでいるのか予想は難しい。ウオークマンが聴覚にダメージを与える危険は当初から予想できたが、スマホと寄り目の関係は眼科医でも予想外のようだった。 

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言葉の気品――善悪真善美(お客様は永遠に神様?)

2019-06-13 22:47:55 | 随想

No. 604 「カスハラ」の広がり(『朝日』6月13日)

 久しい以前から、混雑した通勤電車内でのいざこざ、喧嘩などを目撃することが増えて来ているように感じてきたが、雑談の場で話題にすると、心の余裕を無くす人が増えてきたからと感想を語る人が普通であった。心の余裕ではなく、ふところの余裕を無くす人が増えてきたせいではないのかと言うと、冗談を言っていると受け取られ、失笑を買うことが多かった。本気で言った積りだったが。

 ところが、企業にクレーム対応をする場合のコンサルタントを業とする人の言では、「最近はごく普通の人が客の立場を利用して不満を解消しているように見える。ささいなことで怒りのスイッチが入り、反論できない従業員にぶつけている」。その背景に、いつまでも低所得から抜け出せない、家族に相手にされず孤独な老後を送っている、などのやり場の無い不満の影を見ている。やはり、心の余裕ではなく、ふところの余裕が根本のようだ。

 ついでに、一瞬意味の掴めないカタカナ語が次々とメディアで製造されているが、問題の深刻さを矮小化してしまうことにもなり、外来語を安易にいじくり回すのは考えものだ。

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言葉の気品――善悪真善美(出稼ぎ留学生)

2019-06-12 21:49:08 | 随想

No. 603 留学生の管理杜撰 役所も大学も(『朝日』6月12日)

 留学先として日本を目指したいと考える若者が先進国の中に30万人もいるとは考えられない。近隣のアジア諸国なら、進んだ日本に憧れの眼差しを向ける若者が多数いることは想像に難くない。モンゴルから大相撲を目指して来日し出世した大勢の力士は各相撲部屋が弟子をかなり厳格にを管理しているので、所在不明となることはまず無い。しかし、アジア諸国からの出稼ぎ目的と思いたくなるような留学生若者は外国人力士と同じ要領で受け止める訳にはいかない。

 出稼ぎを主目的とする「留学生」と安い労働力を求める日本側の利害関係が一致していれば、受け容れの窓口となる大学側は留学生獲得に「知恵」をしぼることになってもおかしくはない。所在不明学生は出るべくして出たと言えよう。曖昧な留学資格を「抜け穴」としてなるべく多勢の学生を集めようとする大学も問題だが、曖昧な留学資格を容認し、杜撰な学生集めチェックを後手に回った役所も大いに問題と言うべきだろう。

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言葉の気品――善悪真善美(医師不在以前の問題)

2019-06-11 23:05:28 | 随想

No. 602 一人医師診療所の問題(『朝日』6月11日)

 医師も生身の人間、病気にもなる、まして高齢となれば尚更。医師急病で臨時休診中に処方箋を患者に発行が問題視された。普通の開業医でも、同一疾患で或る程度長期に通院していると、看護師に話すのみで処方箋を発行してもらえることもさほど珍しくもないので、緊急時ともなれば、ある程度やむを得ないので、診療所側の気持ちは理解できる。それよりも、お粗末な医療体制の方が問題と言うべきなのかもしれない。

 医師一人の地域で医師急病・代診不可能の場合に別の医療機関のオンライン診療を認めるようだ。この場合、オンライン診療した医療機関が患者に処方箋を届ける方法に課題があると言うが、臨時休診中でも診療所に職員は在勤しているはずだから、ここを通せば患者に処方箋は届くはずだ。

 

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言葉の気品――善悪真善美(外圧で動く?)

2019-06-10 22:54:41 | 随想

No. 601 最大の古墳群が世界遺産に(『朝日』6月10日)

 ユネスコの諮問機関からの勧告に促されて世界遺産登録の申請にエンジンがかかったような印象だ。もし世界遺産に登録されれば、国内はもとより海外からの観光客が大挙して見物詣でとなり、京都以上に住民の生活に影響が出ることが懸念される。学術的な発掘調査も殆ど不許可で儘ならなかった経緯もあり、国内からの積極的な遺産登録申請も為されず仕舞いで来たが、海外からの見物客大挙到来となると、それがある種の圧力となって各方面に及び、従来通りの対応では済まなくなって来るかも知れない。 

 昭和天皇をはじめ、学問研究に熱意を示された皇族方も数多居られたようなので、今後、古墳の扱いに関して従来通りの、墓として静穏にとどめ置くのを良しとされるのか、学問研究の対象としての扱い方に前向きな意向を示されるのか、伺ってみたい気がする。1945年8月15日の玉音放送も、翌年の天皇人間宣言も日本国民は意外と素直に受け容れたようだが、古墳の扱いに関して、「外圧」の強まりを予想される状況で、天皇の意向が奈辺にあるのか、少々気になるところだ。

 

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言葉の気品――善悪真善美(園外保育、校外授業の危険)

2019-06-09 22:46:45 | 随想

No. 600 草地の墓石で園児犠牲(『朝日』6月9日)

 日本安全教育学会役員経験者の言:「学校は外の環境を管理できなくても、知ることはできる。...大人は致命的な危険から子供を守る努力を怠ってはならない」

 ご説御尤も、しかし、これは抽象的言説で、要はそれを如何に具体化することだろう。経験豊かな年配者を配置しても、自ずと限界はあろう。外部の、組織的な野外活動の経験者、ボーイスカウトの指導者などの意見を体系的に取り入れて組織的に活用する方法もあるのではなかろうか。

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