やあよのブログ

コツコツと詩を書いています。楽しく読んでいただければうれしいです。

眠り

2021-07-19 00:04:55 | ポエム
今夜は 静かな星の夜 真夏の夜空 空気は暑く
キミが眠る窓を見上げ 近所を少し 歩いてみた

キミのこと ウザイわけじゃないけど
離れてわかる 距離ができて 見つめてる

誰よりも 独りでいる時間に 自分自身を感じては
今日を眠らせる

また 明日が きっと来る
そんなことを つぶやくほど キミの眠りは深く
また 明日は きっと来る
そんなことを 涙ぐむほど キミの寝息も聞こえない
もう一度 もう一度 
独りになれたなら 天使の声が きっと聞こえてくる

少年のあの頃のように 天使の声が きっと聞こえてくる

誰よりも 独りでいる時間に 自分自身を感じては
孤独な心が 今日を眠らせる


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僕の現実観

2021-07-14 11:05:34 | ポエム
僕の部屋 僕好みのもの 彼女が選んだ
生まれつき なぜか なにも当てにしてない
頼れるものは自分自身

部屋の窓から 建ぺい率違反の家が見える
完全な世界なんて 永久にないんだ
今日は在宅勤務だけど 彼女がいれば安心

世の中 見聞きしたくない物事ばかり
見かけても 聞いちゃっても 帰れば関係ない

頭の中 雑念だらけ 自分のことで手一杯
それでも 心のどこかで 人生を楽しんでる
やみくもに仕事をこなすうちに いつの間にか成功してた
現実をシンプルにそぎ落として 僕と彼女ふたりの思い出が残る
僕の業績なんて 会社に残るだけ
過ぎていく現実は幻と瞼を伏せる 僕の現実観


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Another day

2021-07-13 11:46:13 | ポエム
週末の最後の日 午後 
彼女とアウトレットへ行った
人でにぎわう 買い物の列
僕等はまるで 蜃気楼

きっと 僕等の人生ごと 幻で終わるだろう
僕等ふたりが生きていたことは 誰も知らないだろう

夏の日の 昼下がり 口づけた
思い出の中で 僕等は 生き続ける

Another day
過去の日は 砂の壁が崩れるように 消えていっても
指のすき間から 愛のかけらたちが こぼれ落ちていっても
誰も知らない思い出の中 僕等ふたりは踊り続ける
夢の向こう側へ ふたりたどり着けた リアルが過ぎ去る時
Get  a chance!tonight

tonight…




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金曜の夜から日曜の午後まで

2021-07-12 09:00:04 | ポエム
「週末 ひとりなんでしょ?」 って
電話口で彼女がクスクス笑ってる
金曜の夜が 始まるころ
僕は 正気に返る

もしかして 彼女は リアルの中を生きてるの
忙殺されて 生まれてこのかた 正気でいられたためしがない
迎えに行った彼女が 助手席に座ると 犯罪めいた世の中を
車で突っ切る

こんな世の中を よく生きているね
情報を ある程度しか キャッチしていないね きっと
流していく 流れていく 僕の部屋が彼女の隠れ家

金曜の夜から日曜の午後まで
気のせいか 昨日より今日より 明日輝く彼女
「誰のことも 興味がないの あなたのこともよ」
そう 彼女が笑う
金曜の夜から日曜の午後まで
気のせいか 昨日より今日より 明日も愛してる 彼女を
生きてることさえ 忘れてしまいそう 彼女に夢中なまま
もう 10年以上 つき合っている

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見上げる空は高くて

2021-07-10 09:43:09 | ポエム
最後の恋と決別して 月日が去っていった
あのころのこと もう思い出せないほど
あなたも 遠く流れて

わたしなら ひとりでも生きていけるけど
あなたは ひとりでは生きていかないから
思い出せずに 瞼を伏せて

今ごろ きっと 今日の土曜の晴れ間に
あなたは 新しい女性(ひと)との約束に
車を走らせて

なにもかもが わかるような気がする
あなたと別れてから 目の前が開けて 未来が訪れたこと
もしも 次の恋が 現れたとしても
あなたには 知られることのない 新しい未来
今日も 見上げる空は高くて

今日も 見上げる空は高くて



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