愛だけど、愛するほど

あまりの孤独を抱えて　あなたに憧れていた

人にどう思われているかなんて　関係ない

かなりの妄想を掲げて　あなたに打ち明けられずにいた

近くて遠い間柄　あなたはどんなオトコも信じられずに

純愛なんて夢見てるあなたに　現実に失望した僕は

何度　自分の気持ちを打ち明けようとしたか　わからない

愛　だけど　愛するほど　街を歩いても孤独で

あなたのポーカーフェイス　あなたのさみしさが痛いほど

愛　だけど　愛するほど　ふたりで歩いても孤独で

あなたへの慕情だけが　僕を引き止めてくれるけど

ひとりで泣き濡れる夜を　ツラすぎる孤独を

最後まで　あなたに　打ち明けられなかった

愛　だけど　愛するほど　夜になるほど孤独で

あなたのひとり旅　あなたのさみしさが痛いほど

愛　だけど　愛するほど　ふたりで歩いても悲しくて

あなたは僕を純真だと　僕を引き止めてくれるけど

僕のこと　信じてるって　言ってくれたね

僕が死んだら　あなたの守護霊になって　守ってあげる

そのためなら　僕は　なんだってするさ

そのときまで　さよなら…

時の海

月の見えない　梅雨空の　真夜中の浜辺

ひとりきり　砂浜を歩く　足跡が波に消えて

誰も知らない　密やかな　誰かへの想い

胸の中で　届かなくていい　髪が潮風に揺れて

時の海

溢れ出す　この想いは　涙に変えて

どこかへと　果てしなく大きい　

溺れるように　願いを飲み込むの

星の欠片も　届かない

もう　愛さないと　泣いてしまいそう

夜が明けたら　また明日も　雨になるわ

アゲイン

出会ったとき　あなたに純粋だと言われた

なにも知らない女だと　思っているのね

知り合うほど　あなたは女を知ってるつもりね

すれ違う心と身体　あなたの違う愛が痛い

わたしを　他のオンナと間違えてでもいるよう

知った気でいるあなたが　大人のオトコと言えなくて

アゲイン

あなたの古傷が　わたしを悩ませる

癒し合うことなら　できるはずなのに

心の傷を癒し合ったあと　ふたりの間になにが残るの

わかり合えない　わたしの孤独が　愛に変われば

あなたの孤独が　愛に変われば…

あなたに嘘をついて

もう　行っていいの　追わないことを　許してほしい

わたしの自由は　あなたには言わない　迷わず行って

もう　友だちでいいの　わたしには　すきな人がいると

あなたに　ふざけて言ったこと　本気にしてもいいのよ

大きすぎる時の流れは　街並みまで飲み込んで変えていく

男のあなたの泣き顔が　わたしの前で　最後の決断に変えた

もう　愛せないの　出会ったころから　諦めていた

やさしいあなたは　オンナならきっと　誰でも愛せるから

よみがえる思い出たちが　美しすぎて　泣きたくなる

別の男性（ひと）と　出会ったこと　あなただけに　言えないまま

もう　許し合えないの　別れの気配に　冷めすぎていた

傷つくあなたを　見たくないから　次の恋は　言わずにいる

ひとり　置き去りにされた　あなたのこと　振り切って

明日へと歩いてく　わたしもひとりだと　あなたに嘘をついて

あなたに嘘をついて…

７月の雨

今夜もひとりきり　雨の降る真夜中

目覚ましも鳴ってないのに　ふいに目が覚める

孤独が明けない　涙が溢れてくる

せめて愛するあなたが　そばにいれば

あのころは　あなたがいることが　当たり前だった

離れてわかった　誰よりも　やさしさが必要なあなたを

やわらかな愛情を　僕だけに注いでくれた

あのころの恋心　７月の雨が思い出させる

やわらかな愛情を　僕だけに傾けてくれた

あのころのあなたを　７月の雨が思い出させる

最後まで　やさしくしてあげたかった

あなたの孤独を　今になって感じてる

離れても　愛してる　自由な愛でいいから

身勝手な僕のこと　あなただけは許してくれた

信じていてほしい　自由な愛でいいなら