卒業してどれくらい経ったろう
街中はクリスマスのにぎわい
ひとりきり灰色の空 真冬までの短い季節
あの子と逢えるのは いつの日のことだろう
長い一日が忙しくて 疲れた白い吐息
笑顔が凍らないよう 次に逢えるまで
都会にもすっかり慣れて 僕の遅い初恋のあの子は
今日も僕のことなんて きっとなにも思い出しやしない
あれは別れなんかじゃなくて 出会いだったはず
やっと出会えた僕等に また逢える奇跡をください
そんな僕の哀愁ソング
笑顔からはぐれないよう 次の偶然まで
そっと口づけたあの日 また逢える運命をください
こんな僕の哀愁ソング
北風に背を押されて…