金木犀

秋薫る午後　金木犀の匂い

黄色い花に振り返る　懐かしい香り

あのころはあなたがいた

いまでも変わらずに

あなたはどこかで誰に　

可愛い微笑みを向けてる

別れの理由を聞かなかったのは

あなたのやさしさだった

僕は恋を振り切って　町を出たの

泣かないで　恋心

やさしさが恋しくて

あなたを想い出す

あのころのやさしさに

もう触れることはないけど

あのころよりもやさしい

秋の訪れ