やあよのブログ

コツコツと詩を書いています。楽しく読んでいただければうれしいです。

あのころ

2021-08-06 12:39:10 | ポエム
キミのこと 笑わせようと
冗談を交えて 噓をついた
本当のことを言えば 孤独がバレるから

笑いあっていたふたりが 本当だったとしたら
嘘をついたことも きっと 帳尻が合うはずさ

どこからが僕で どこからがキミなのか
わからなくなるほど 抱きしめあった

離れ離れになったら なにもかもが終わること
あのころの日々は 多分 知っていた
あどけない笑顔のキミに 嘘はあったの
一緒に過ごした日々に 翳りだした青春の日々

いつも 本当のことを言えたなら
すべて 本当のことを言ったなら

離れ離れになったら なにもかもが終わること
あのころの日々は 多分 気づいていた
あどけない横顔のキミに 噓はなかったの
一緒に過ごした日々に 翳りだした青春のあのころ

あのころ…


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ボイド

2021-08-06 03:27:17 | ポエム
腐りきった世の中 キミは 白い服を汚さずに
生きてきた

犯罪めいた世の中 僕は いま再びの情熱を
キミに捧げる

これまで 振り返っても 闇しか見えない
前も後ろも 闇を切り開くだけ

ボイド
風よ 吹き抜けろ なにもかもを 吹き飛ばせ
熱風の竜巻のように 込み上げる 熱があるから
ボイド
炎よ 燃え上がれ なにもかもを 燃やし尽くせ
熱風の竜巻のように 湧き上がる 熱があるから

何のために生きるの 自分自身に問いただして 
生きてきた

あのころと変わらない僕を あのころの思い出を無効にして
生きていく

生きていく


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