さよなら

夢も　なにも　掴めないまま
キミへの　歌を　歌っているよ
ふとした　笑顔が　まぶしくて
目をそらせるしか　なかったのさ

キミが　誰かと　一緒に
愛を　知る日まで

さよなら　初恋の人　無邪気なキミを
抱きしめることは　僕には　できないから
さよなら　可愛い人　なにも知らないキミを
壊してしまうことは　僕には　できないから

さよなら…

アンチ・ヒロイン

どうしても　あなたって　人から　嫌われるか　わからない？
その　乙女チック　その　ナルシズム　その　ヒロイズム

「わたしは　嘘を　つけないから」って　味方にも　なってくれない
その　綺麗ごと　その　罪深さ　その　綺麗な生き方

ヒーローを　信じて　生きていて　いい人なんて　いないって言って
もう　誰も　現れないことを　知りながら　美しき　野望　
あなたって　結局

立ち上がったはいいものの　自分を　いい人だと思ってる
変わってないじゃない　まだ　ヒロインのつもり？
部屋中の　鍵をかけて　まだ　夢を見てる　その　ロマンティック
まだ　信じてるの？　まだ　希望なんて感じてる？
飛んだ　シンデレラだね　アンチ・ヒロイン

オバサンどころじゃないってば

この１年で　突然　急激に　年を取って
面やつれに　フェイスラインの　崩れ

定年後からの　お金や
これから先の　老いや
人生に　幻滅してもね　
前向きに

若い子には　オバサンって　言われるようになって
そうじゃないよ　オバサンどころじゃないってば
これからが　正念場　足腰が立つうちは　ずっと　家事を　続けるんだから

人から　久しぶりに　「美人ね」って　言われたけれど
そうじゃないよ　美人ねどころじゃないってば
これからが　正念場　足腰が立つうちは　ずっと　身内の　世話をするんだから
いい加減にしてよね

満月

蒼い月夜が　わたしを照らす
真夜中の公園　誰もいない

なにもかもを　掴んだわけじゃない
それどころか　年を取っていくだけじゃ

「欲求不満」なんて口にしたら　誤解されるだけ
確かに　なにかを　探していたはずなのに

満月よ　真実を照らし出せ
白昼にさらされて　白々とするより
過ぎ去った日々の　若い日々の
真実が　ロマンなら　甦れ　
永遠の日々になるように

満月よ　わたしを照らし出せ
誰が　わたしを　見つけられると思う？
忘れ去られた日々の　過去の日々の
事実が　ロマンスなら　甦れ
永遠の自由になるように

悪魔に抱かれて

忘れかけてた　恋に落ちてく
別の誰かと　はじまった恋
あなたは　わたしを　女だと　思ってるけど

何度目かの　恋の呪縛
どこの誰かは　想像がつく
あなたは　わたしを　女だと　わかってるつもりだけど

恋されて　愛されて　わたしと　堕ちていく
罪と罰なんて　関係ないの　ただ　わたしを　眠らせて

悪魔に抱かれて　あなたより　わたしを　知っている
作り物の　リアルは　イミテーションのように　美しい
悪魔に抱かれて　あなたより　わたしのことを　知っている
壊れそうな　夜に　イミテーションのように　美しい　イルミネーション
あなたにも　見せてあげたい　この世界の　すべてを

あなたにも　見せてあげたい　この世界の　すべてを

悪魔に抱かれて