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交配番号「SSG-4」 経過報告

2024年08月25日 12時51分36秒 | ■「実生」関連
※2024年08月25日内容更新
交配番号「SSG-4」
※SSG=Shin's Second Generation
暫定品種名=Rlc. Shining ~(未定)
交配=Rlc. Chia Lin‘Shin Shyn(新市)’× Rlc. Shining Mirage‘Keiko’
受粉=2022年12月28日
播種=2023年7月23日
発芽=2023年8月26日
失敗=2024年8月25日


・私のオリジナル交配第二世代の交配番号「SSG-4」です。
・赤花最高峰 Rlc. Chia Lin‘Shin Shyn(新市)’と大輪オレンジ系花狙いの私のオリジナル交配登録品種 Rlc. Shining Mirage の中でも最もオレンジ色に近い花色の個体‘Keiko’ との交配。
・濃色オレンジ巨大輪花狙いの交配です。
<2024年8月25日記>
 残念ながら、発芽していた芽が全滅しました。
 今回の失敗の要因としましては下記と考えています。
①移植の時期が早すぎた(芽の成長が遅く感じて、待ちきれず4ヵ月で移植)
②移植時の殺菌処理が不充分だった(特に殺菌液への芽の漬け込みをしなかったこと)
③春先の温度管理の失敗(昼夜の気温差が大きく、フラスコ内の気圧の関係でコンタミを誘発してしまった可能性大)
<対策>
・①への対策=可能な限り苗が大きくなるまで移植はしない。
・②への対策=殺菌液への芽の漬け込みは必ず行う。
・③への対策=高性能の加温機器を購入して使用する。
 以上です。
 「後悔先に立たず」。これで10年近い時間を無駄にしたことになりますので、今後はこの悔しさを忘れないように取り組みたいと思います。
<2024年6月29日記>
 やはり、素人無菌播種は難しいことを痛感。それでも懲りずに今後もチャレンジし続けます!
 次回はマヨ瓶水ゴケ播種も試験的にやってみます。もし、コレが出来たら、革命的です!
<2023年8月26日記>
 播種から約1ヵ月が経過。今朝、ふと見ると明らかに緑色の小さな粒がある…『発芽』!!!
 コレは、私にとっては大きな進化の一歩!こ、これで、今後は自宅で無菌播種が出来る!!!これからは、播種費用のことは(あんまり)気にせずに、交配できる!!!
 と言いつつ、コンタミさせないよう、引き続き厳重注意で育成・観察に努めます。
<2023年7月23日記>
 性懲りも無く、自分で無菌播種。気軽に無菌播種を依頼できるところが無くなってしまい、どうにかして自分でできないかと試行錯誤中。



※2024年06月29日の様子
コンタミのため、寒天培地から水ゴケに変更。非常にゆっくりなペースですが、一応、成長していますので、このまま育ててみます。この成長が遅い原因には実の熟し具合にも原因があると推察しています。今回、約7ヵ月での播種でしたが、今後は9~10ヵ月くらいまで待ってみます。
ちなみに、液肥や活力剤を与えつつ、コケが濃くなったら、新しい水ゴケに植え替えています。



※2024年03月03日の様子
移植後、コンタミして苦肉の策で水ゴケに、(^_^;


※2024年02月12日の様子



※2023年10月22日の様子
順調のようです!
今日から電照しています。



※2023年10月22日の様子
マヨネーズ瓶に播いた方が壁面に付着した種が発芽していたので移植してみました。コンタミしませんように!


※2023年10月22日の様子
マヨネーズ瓶に播いた方です。壁面に付着していた種を落としました。
 実の中心に近い部分の種だったからか、発芽数が多い気がします。




※2023年09月09日の様子
何かぴょこんと出てきてます!順調です!


※2023年09月09日の様子
緑色の小さな粒の数が増えてます!



※2023年08月26日の様子
緑色の小さな粒が!!祝発芽!!!


※2023年08月26日の様子


※2023年08月26日の様子



※2023年07月23日の様子


※2023年07月23日の様子


※2023年07月23日の様子



於:我が家(2018年12月下旬、1花茎1輪咲、花径約16cm)※「SSG-4」の創出のために実際に交配に使用した親株の花画像です。
■Rlc. Chia Lin‘Shin Shyn(新市)’SM/JGP'96, SM/JOGA, AM/AOS, OSROC, OIOS
リンコレリオカトレヤ チア・リン‘シン・シ’
(Rlc. Oconee x Rlc. Maitland (01/01/1989))
●Rlc. Chia Lin についての記事は、こちらをクリック!



於:我が家(2022年02月26日、1花茎2輪咲き、花径約15cm)※「SSG-4」の創出のために実際に交配に使用した親株の花画像です。
■Rlc. Shining Mirage‘Keiko’
リンコレリオカトレヤ シャイニング・ミラージュ‘ケイコ’
(Rlc. King of Taiwan‘ORCHIS’x Rlc. Rie's Bay‘Oranges’(21/12/2015))
●Rlc. Shining Mirage についての記事は、こちらをクリック!


◆「カトレヤ師(大輪系交配種)西口のカトレヤ交配記録」についての記事は、こちらをクリック!


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