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●C. Derna‘Anderson’

2020年03月01日 00時41分46秒 | ■黄色・セミイエロー系
※2020年03月01日内容更新

栽培・画像提供=高知のセミイエローさん(2010年9月開花分、2輪咲き、花径105mm)
■C. Derna‘Anderson’
カトレヤ ダーナ‘アンダーソン’
(C. Nugget x C. dowiana (01/01/1941))

※情報提供=高知のセミイエローさん
■花色=セミイエロー系(リップは血赤色で深みがある)
■花径=中輪系(画像の花は105mm)
■弁質=厚弁
■花着き=良い(バックバルブステム切りの痕有り)
■着花輪数=通常、1花径に2輪咲き
■花期=初秋~秋咲き
■株姿=比較的コンパクト(画像の花は株高35㎝、株は弱そうで栽培難易度は高そう)
■香り=良い(フルーツ系)

・旧属名表記 Lc. Derna、Sc. Derna
・往年の銘花。(それにしても、この株が現存して栽培されている方がおられることに驚きました。)
・現在の多くの黄花及び濃色系花の祖先にあたる重要な品種。
・C. Derna における原種 C. dowiana の構成比率は 82.813% にも及びます。
・C. Derna の個体‘Anderson(アンダーソン)’は親の C. Nugget(ナゲット)がもつ、C. bicolor(ビカラー)のバチ弁を生じさせる非常に強い影響力を克服した銘個体として、交配親に重用されてきたそうです。

<C. Derna の交配親としての実績(一例)>
・C. Amber Glow = C. Derna x C. Anne Walker (01/01/1952)
・C. Dorset Gold = C. Derna x C. Mrs. Medo (01/01/1952)
・C. Lorraine Shirai = C. Derna x C. Luminosa (01/01/1952)

◎C. Derna の親品種の交配
・C. Nugget = C. Canberra x C. Mrs. Medo (01/01/1935)
・C. dowiana = 原種



※C. Derna の親にあたる原種(於:神戸蘭友会月例会)
■C. dowiana var. aurea‘Blumen Insel’
カトレア ドウイアナ var. オーレア‘ブルーメン・インセル’
●C. dowiana についての記事は、こちらをクリック!



※C. Derna の優秀な子供(栽培・画像提供=サンセットさん)
■C. Amber Glow‘Magnificent’CCM/AOS, AM/AOS-AJOS, PC/JOS
カトレヤ アンバー・グロー‘マグニフィセント’
(C. Derna x C. Anne Walker (01/01/1952))
●C. Amber Glow についての記事は、こちらをクリック!



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