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◆Rlc. George King‘Southern Closs’

2018年03月05日 00時00分01秒 | ■黄色・セミイエロー系

栽培・画像提供:清水柾孝さん(オリジナル分け株、花径14cm、1花茎2輪咲、開花初期)
■Rlc. George King‘Southern Closs’AM/AOS
リンコレリオカトレヤ ジョージ・キング‘サザン・クロス’
(Rlc. Buttercup x C. Bob Betts (01/01/1970))
旧属名表記 Blc. George King、 Rsc. George King
※以下、箇条書きにて
・親の Rlc. Buttercup(バター・カップ)は黄色とオレンジ系花の交配に重用されてきた品種で現在までに100種以上の品種を生み出している優秀な交配親品種。
・親の C. Bob Betts(ボブ・ベッツ)は言わずと知れた、白とパステルピンク系花の非常に有名優秀な銘交配親品種。
・本種 Rlc. George King は、その交配親品種同士の花色と花容が大きく異なるため、交配親として使用した場合に花色の安定性に問題があるという見解も一部ではあるようですが、やや淡い色のイエローコンカラー系や薄いオレンジ系などのバラエティーに富んだ斬新な色彩の花を生み出す可能性を秘めている素晴らしい花だと思います。
・未だに本種を使用した新品種の登録があることは本種の人気を証明していると思います。
<個体‘Southern Closs’について>
・有名個体‘Serendipity’のメリクロン変異個体といわれています。
・親の Rlc. Buttercup は黄花系品種のため、その影響を花色に強く発現した個体のようです。
・2000年代初頭に、関東の蘭園さんが輸入したメリクロン苗が出回ったこともありましたが、現在ではほとんど見かける機会の無い、希少な個体になりつつあると思います。
・優しい雰囲気の淡い色調の花色と、展開の良い整型の花容が印象的な極美花だと思います。
<入賞データ>
・AM/AOS = 80P, NS135mm, 2002年

●Rlc. George King についての記事は、こちらをクリック!


<Rlc. George King‘Southern Closs’画像集>


栽培・画像提供:清水柾孝さん(オリジナル分け株、花径14cm、1花茎2輪咲、開花約3週間後)
■Rlc. George King‘Southern Closs’AM/AOS
リンコレリオカトレヤ ジョージ・キング‘サザン・クロス’


<お知らせ>

 Rlc. George King‘Southern Closs’画像提供者の清水柾孝さんは、上の画像の本「ときめくラン図鑑(山と渓谷社)」の著者です!
 近所の本屋さんに蘭の本が無くなって悲しんでいた私にとっても朗報です!

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