子供は一人じゃ作れない!非協力的な夫と私の妊活奮闘記

不妊治療に非協力的な夫クマ吉とすったもんだの末に妊娠。不妊治療の様子、高齢出産、育児の様子を綴っています。

なぜ夫は不妊の話が嫌なのか。

2018-07-27 | 私と夫の妊活日記

不妊検査について話題をふった瞬間
不機嫌になった夫、クマ吉。

問題解決のためポジティブに取り込むのではなく
ネガティブ発想から問題を避けるという
やっかい極まりない性格。

こういう時、一緒に協力してくれる
夫がどれほどうらやましいことか。

余談ですが、クマ子の友人の夫は、
子供ができない原因は自分にも
あるかもしれないから一緒に不妊検査に
行こうと自ら言ってくれたらしいです。

なんて羨ましい話。

このご主人のように夫側からリードして
不妊に向き合ってくれれば、この先、
どんな検査があってもとんとん拍子に
検査が進むんだろうなあ。


それに比べて我が夫ときたら。
かーっ!!!!
ほとほと情けなくなります。


しかし残念ながら情けなくなったところで
問題は解決しないので、まずは夫の心理を
考えてみることにしました。


なぜ、夫は不妊の話が嫌なのか。



それは冒頭にも書いたように、
夫の消極的思考にあるとクマ子は思っています。

不妊検査でクマ子に異常がなかった場合、
原因は男性側、つまり夫のクマ吉にある確率が
高くなります。

そうなると、男のプライドがヒマラヤ山脈並みに
高い彼は当然、自分に不妊の原因がある、
という事実が判明することは恐怖でしょうし、
できれば判明しないことを望むはずです。

しかし、今、妻がまさにその事実を突き止め
審判を下しにかかろうとしているのです。

彼にとって今の私は事実を白日の下に
さらそうとする輩。
例えるなら、今の私は彼にとって悪魔のようなものです。

そう考えると夫にしたら不妊検査の協力なんて
たまったもんじゃないでしょうなあ。


では非協力的な彼が協力的になるには
どういう風に話をもっていけば良いか。



これについて半日、考えてみました。


結果、心理的不安をなくすことが
最善策なのかなあ、と思います。

つまり「検査で原因が自分にあったら嫌だ」
という彼の心理的不安要素を取り除いて
るあげることが必要です。


だけど彼に原因はない、とは現段階では
言い切れないので(彼の検査はしていませんからね)

フーナーテストのために〇日にセックスがしたい、
と言うのではなく、ただ単に私がむらむらして
セックスをしたい、ということで
彼の心理負担を軽減できるのではないでしょうか。

この方法で、フーナーテストに望みを
つないでみることにします。

夫は平日にむらむらした妻の願いを
受け入れてくれるかどうか。

神のみぞ知る、です。


なに、その態度。

2018-07-27 | 私と夫の妊活日記
フーナーテストに協力してもらうためにも
不妊検査を受けたことを夫のクマ吉に
さりげなく夕食の時に話してみました。

「今日さ、念のため不妊検査受けたんだ。」
「ふーん」
「待合室に女性がうじゃーっといたよ」
「ふーん」
「でもカップルで来てる人もいたよ」
「へえー」


シーン・・・・

反応がない。

でも大丈夫。想定内です。
一旦話題を変えて続きは夕食後の
くつろぎタイムに話を再開しました。


「クマ吉は子供は欲しい?」
「そりゃできればいいなって思ってるよ。」
「じゃあさ、子供ができる状態かどうか
調べるテストがあってフー・・・」


私がそこまで言いかけた時、
クマ吉の本性が顔をだしました。


「疲れてる時にそういう話はやめてくれ。
なんで今するんだよ」




そう言われたのです。



なに、その態度。
これは私だけの問題じゃなくて2人の問題だよ。
なんで私だけがもやもやしなきゃいけないの。
なんで私だけが体を不安視しなくちゃいけないの。


そもそもなんで・・・・


お前に気を遣わなきゃいけないんだよ!!!!



ああ、これをすべてそのまま言葉に
出せたらどれだけすっきりすることか。。。

ですがクマ吉が一度こうなった場合
同じ話題を続けると機嫌が悪くなって
私にとって有利な答えを得ることが
できなくなるのは結婚生活を通じて学習済。


そう、これが今後妊活の障害となる
クマ吉の「問題を避ける」性格なのです。

でたな、本性め。
やっつけてやる!!

といいたいところですが、これがなかなか厄介で。
三つ子の魂百までということわざがあるように
いきなり問題に前向きに取り組むようには
変わりません。

一旦、ここは引き下がるべし。
また別の日に攻め入ることにしましょうぞ。







なにはともあれ不妊検査

2018-07-26 | 私と夫の妊活日記
子供ができない原因は私にあるのかな
そう思ったのでまずは不妊検査を
受けてみることにしました。

訪れたのは埼玉県のSクリニック。
ちょっと遠いけど、人気があると友人にきき
初診の予約をいれました。

10時の予約だったので10分ほど前に
クリニックに到着。
入口の扉を開けてさっそく度肝を
抜かれました!!!

女性!女性!!女性!!!

60名ほどの座席がある待合室が
すべて女性で埋まっているのです!


しかも女性たちはみんな力ない目と
疲労感が漂っていて、一体ここは
何をするところなんだ・・・と
いうのが第一印象でした。


受付を済ませてなんとか
空いた席をなんとか見つけて
座ってまわりをみてみると。

看護師さんがみな超高速で
動いています。

バタバタ感が半端ない。
そりゃこんなに受診者がいたら
のんきに対応してられませんよね。

バタバタしているものの
患者さんへの対応はとても
優しくてほっとしました。

待つこと30分。待合室のモニターに
クマ子の診察番号が表示されたので
いざ問診室へ。

とても優しそうな男性の先生で
お歳は50代といったところでしょうか。

いつ結婚したのか、
過去にどういう既往歴があるのか、
出産、流産経験はあるかどうか

そういったことを一通り問診を受けて
次は内診です。

静かに時は流れ待つこと1時間。

なるほど、これはなかなかの疲労です。
ただ待っているだけがこんなに
辛抱との闘いになるとは。

このクリニックにはいった時の
女性達のあの喪失感らしき様子は
この待ち時間からくる疲労なのですね。


ようやく自分の診察券番号が
モニターに表示された時は
宝くじでもあたったような
喜びがこみあげてきます。

内診では女性の大切な部分を
超音波で見てもらってすぐに終了。

そしてまた先生とのお話のため
待つこと更に40分。
いい加減お尻が平らになってしまう。


先生とのお話は内診での超音波で見た
子宮や卵巣の具合についてでした。
初見としてとくに問題はないようで
ほっとしたのもつかの間。

「じゃあ次はフ‐ナーテストです。
〇日と〇日の夜に夫婦生活して
その翌日朝一番に来院してください」


ふーなー????


フ‐ナーテストとは
子宮頚管粘液が妊娠に適した状態に
なっているかを調べるために
夫と性交ををしたあとに
妻の頸管粘液を調べる検査だそうです。


ということは。
夫に「フーナーテストがあるから
指定日にセックスしましょう」
と、説明するということ。

なんという色気のないセックスなんだ!
そういうもんじゃないでしょ、
夫婦生活は。

しかもまるで夫婦生活を覗かれて
いるようなこのこみあげる羞恥心。

だけどそんなことを先生相手に
言えるわけもなく、力なく
「ハイ」と答えるクマ子。

そんなこんなで初日は終わり。
本日のお会計は初診料も含め2,880円でした。


気が重い。
重すぎる、フーナーテストなんて。
そうでなくてもプレッシャーに超弱い
夫にそんなこと言うと
「調べられる!」というプレッシャーで
できるわけがない!

しかも平日。
平日は多忙を極める夫と私の
夫婦生活は暗黙の了解で週末のみ。

ああ、嫌だ。
どうやって伝えよう・・・。


不妊治療の大変さがじわりじわり
クマ子に歩み寄ってきた瞬間でした。


そもそも不妊って?

2018-07-26 | 私と夫の妊活日記

子供ができなかったら不妊といいますが、
そもそも不妊とはなんでしょう?


Wikipediaには不妊についてこう説明がありました。

不妊(ふにん)とは、自然な状態で妊娠に至れないか、
妊娠を一定期間以上維持することができない状態を指す。
WHO、日本産科婦人科学会ともに、「1年以内に妊娠に
至れない状態」と定義している



結婚後1年を経過しても子供が
いない夫婦が不妊ということです。

しかも「不妊」と定義されるのは
あくまでも子供を望む夫婦が
1年間健全な夫婦生活をしても
子供が授からないことをさすのです。

1年経過しようが5年経過しようが
子供を望まない夫婦が避妊しないで
夫婦生活をして子供を授からない場合は
「不妊」には当てはまらないんです。

つまり不妊とは、本人が子供を望むか
望まないかによって変わってくる、
ということか・・・。

そう思うとなんというあいまいな言葉。
このあいまいな言葉に翻弄されていく
自分がいるなんて。


夜、BSでIPS細胞の山中教授と
タモリさんがでている赤ちゃんが生まれる
神秘についての番組があったので
夫のクマ吉を誘って一緒に観ました。


クマ吉に妊娠することがどれほどの
奇跡の積み重ねか、っていうことを
知って欲しくて。


観終わった後、
「赤ちゃんってすごいね!奇跡だね!」
そういうクマ吉の感想を
きけると思っていましたが

彼からでてきた言葉は

「赤ちゃんが生まれるシーン、
気持ち悪いなあ。苦手だよ」

でした。

もし私たちの奇跡で赤ん坊が生まれたら、
こんな大人にならないよう
しっかり生命の神秘について
教えようと決めた夜でした。


なんで私のところには赤ちゃんがこないの・・・?

2018-07-26 | 私と夫の妊活日記
結婚してもうすぐ2年。今日現在まで、週1回はラブタイムがあるにもかかわらず子供ができない・・・。そんな中、いとこのいとこ41歳が
同い年の女性とゴールイン!結婚数か月にして「妊娠しましたー!」という話がクマ子の耳にはいってきました。

41歳で、結婚してたった2,3か月でベイビーを宿すなんてすごい!と思ったのと同時に、一瞬クマ子の心はブラックホールがごとく黒くなり、そしてすさまじいつむじ風が吹き荒れたのです。


なんで??


なんで私たちのところには赤ちゃんがこないの??


私、38歳だよ、年はいってるけど彼女より若いよ?


どうして・・・・。


それからです。クマ子が「不妊」という言葉を意識し始めたのは。


クマ子は24歳の頃、排卵されずに卵巣の中に卵がぎゅうぎゅうにつまってしまう多嚢胞性卵巣症候群(POS)になりホルモン治療をしています。ルトラールというホルモン剤を処方され、毎日飲んでいたのですが、副作用がきつく、服用している時は朝から晩まで吐き気と戦い、めまいと奮闘していました。


その時のお医者さんの言葉が今になって突き刺さりました。

「クマ子さんは将来自然妊娠は望めないかもしれないね。」


あの頃はバリバリ仕事をしていたので「子供ができない」と言われてもその言葉の重みが理解できていませんでした。それが十数年たった今、数百倍の重さを増してのしかかってきたのです。



もしかして、原因は私・・・・・?


夫のクマ吉も大学卒業後からパソコン業界に携わっている人間なので、もしかしたら精子に異常があるのかもしれない。だけど、もしかしたら、もしかしたら・・・・


もしかしたら私に原因があるかもしれない。



そう思うと心が痛くて辛くて不安で胸がはりさけそうになりました。


ですが、一人で悩んでいても仕方ありません。まずは原因があるのかないのか、あるとしたらどこにあるのかを突き止めて対処するのが最善策です。
そう思ってまずは不妊検査を受けるため、クリニックの扉をたたいたのでした。