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ロシアで旅客機が2機同時に墜落 テロ?

2004-08-26 00:59:33 | 国際
日本時間で8月25日未明に3分間の時間差でモスクワを発った旅客機2機がほぼ同時刻に墜落、乗員乗客計89名が死亡した。
この事故がチェチェン独立を求めるイスラム武装勢力のテロである可能性があるらしい。私が見聞した新聞、TVでテロを示唆する報道内容をまとめると、
・2機のうち1機は空中爆発したとの目撃情報がある。
・2機のうち1機では離陸直前に6名が搭乗を取りやめている。
・2機のうち1機は墜落前にハイジャック信号を発信している。
・2機のうち1機は黒海沿岸のソチという保養地に墜落したが、当時ソチにはプーチン大統領
 が休暇で滞在中だった。

今のところチェチェン共和国のイスラム武装勢力から犯行声明は出されていないが、8月29日に行われる同共和国の大統領選挙に対する妨害工作である可能性が濃厚ではないか。

さて、テロに対しては帝国主義の権化、米ブッシュ大統領が911同時多発テロ以来、絶対に許さないという国際世論を作り上げることに成功している。しかし日本のキチガイ宗教団体と、イスラム勢力等のテロは本質的に目的が違う。911テロにしても、モスクワの劇場占拠や地下鉄爆破にしても、少数民族の独立を力で押さえつけようとする帝国主義的な大国に対して行われているのだ。強大な軍事力を持たない少数民族やイスラム勢力が、大国のエゴに立ち向かう方法としてはテロも止む無しではないか。

異議があるなら とっととイラクから核兵器を見つけて来い。

****追加報道 8月26日****
英国亡命中のチェチェン独立派幹部は旅客機墜落への関与を否定した。
墜落した2機には遺族からの安否確認が一件もない女性がそれぞれ一名ずつ搭乗しており、その名前はチェチェン共和国が位置するカフカス地方に特有のものである。

****追加報道 8月27日****
ロシア連邦保安局は墜落機の残骸から爆薬を検出したとして、少なくとも1機の墜落原因はテロに
よるものだと断定した。また、遺族からの安否確認がない女性の乗客2名はカフカス地方に住民
登録されており、事故機の出発直前に搭乗券を購入したと発表した。