あめつちの詩

「あめつち」に響く歌声の持ち主「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

京都嵐山~ひとり慰安旅行(前編)

2023-07-17 | 

起床時から疲れていて体も気分も

重たい毎日。

唐突にエネルギー・チャージの旅を

思い立つ。

テレビ番組で見た嵯峨野の

古い街並みを歩きたい。

そのエリアに祇王寺があると知った。

「祇王」は「平家物語」に登場する白拍子。

(当時の流行歌を歌い踊る人)で

清盛の寵愛を受けたけれど別の女性が

現れたので捨てられちゃった。

「祇王の段」を作曲してCD

「安らけく平らけく」に挿入した。

作り話ではあるがお寺があるのだから

お参りしなくては。

旅のメインは広隆寺の「弥勒菩薩」拝見。

田舎から都会に出ると何もかも

凄い速さで変わっているのを実感する。

広島駅の新幹線のチケット引き換えで

早くもアタフタ。

何度カードを入れても受け付けてもらえず。

違うカードではないかと聞かれて

「そんなわけない」と思いながら

作りたてのカードを突っ込んだら

受け付けられた(爆)

自分の脳が怖い。

しかも京都までの往復をなぜか

新大阪までの往復チケットを買った

自分も怖い。

そうこうしながらも無事に京都に着いた。

広隆寺を中心に宿がある嵐山への

ルートを効率よく移動したい。

地図アプリを眺めていたら

京都駅からまっすぐの地点に

御金神社があった。

金運の神様でそのパワーは絶大だとか。

たまたま当日朝、日めくりカレンダーで

一粒万倍日と知った。

この日に金運最強の神様が

数キロ先にあるっていう幸運。

行くしかないでしょ。

小さな神社だが警備員さんが

鳥居の前にいてにぎわっていた。

「一粒万倍日」効果のようだ。

「眠れるCDをリリースしなくては」

と勝手に思っている私は

その費用を下さいとお願いしておいた。

そこから広隆寺までタクシーで

15分ほど。

観光客は多くないからゆっくり

見られると運転手さんが

教えてくれた。

弥勒菩薩像にご対面できる。

ワクワクしながらお堂に入った。

沢山の仏像に混じって中央に

置かれていた。

真正面に立ったが「え?」と

思うくらい(失礼ながら)

迫力に欠ける仏像なのだった。

思ったより小さいとしても、

感じるものが何もないって

残念過ぎた。

10分ほど正面に座ってみた。

右手で作った「輪っか」が妖艶。

じっと見ていたら「弥勒菩薩の秘密」

と思っただけ。

夜になって「弥勒菩薩の秘密」と

検索したら元々は右指が

頬についていたが身体や顔の

膠が落ちて?全体的に仏像が

やせたから今のような姿になった

と書かれていた。

私の興味関心の対象ではない情報(涙)

弥勒菩薩の真反対におられた

観音様が素晴らしく美しかったので

しばらく見とれた。

広隆寺で一番リアクションの良い

仏様は聖徳太子なのだった。

太子のお堂の前で手を合わせたら

身体全体が回転して地面から

上昇する気流の中にいる感覚。

オリジナル曲「桜咲く国」で

「人は太古の時より和を尊んで」

と歌った。

聖徳太子を意識して書いた。

そのことをお伝えして一節歌った。

その為に広隆寺に行ったのかも

しれない。

嵐山へはタクシーの運転手さんから

教わった通り目の前の嵐電に乗ったら

簡単に行けた。

まずは駅前で生ビール。

そこから徒歩で天龍寺へ。

広いお庭が素晴らしかった。

入口の大きなだるまに見おぼえがある。

もしかして前回も行った(爆)

外国人がとても多かった。

日本の観光地はどこもそのようだ。

帰り道に音楽の神様

弁財天を見つけたのでお参りする。

そうこうしていると17時。

都心部とは違いお店が早く閉店する。

夕ご飯を食べて渡月橋を渡り宿へ。

チェックインしたがやることがない。

夕暮れ時に知らない土地を散策

するのは好きだ。

JRとは別の阪急の駅があるのを

見つけた。

駅前のコンビニで今夜のビールを

調達し「日帰り入浴」で

ゆっくりお風呂に入った。

地元のお風呂に近いが韓国人親子や

インド系の黒人男性が居た。

外国人観光客も王道の観光と違って

その土地で暮らすような旅を

始めているようだ。

最新の宿はテレビがタブレット。

説明書もない。

スマホに機種を入力。

使い方を調べて見ることができた。

テレビやスマホを見て午前2時半。

寝付けないのには理由があって

民宿モドキの宿に寝巻がなかった、

なんてことがあったが

こちらの最新の宿にもないのだった(爆)

裸だとどうも寝付けない。

布団が厚すぎてかけると暑いし

はだけると何だか寒い。

布団を掛けたり外したりしたが

眠気が来ないのに困り

日中汗にまみれた服をまた着て

3時ごろにやっと寝付いた。

起床8時。

8時15分に朝食時間を決めたのは

自分なので仕方なく起きた。

バイキングだろうなと思ったら、

そうではなくて懐石風。

ヘルシーで見た目美しく

手の込んだおいしい朝ごはんだった。

エネルギーチャージ完了。

猛暑が予想されるので早めに

宿を出た。

チェックアウトは12時。

チェックアウトしないで

荷物を置いて出た。

それはのちに大正解だったと分かる。

<後編へ続く>

 

 


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